間違うと逆効果。足首の正しいストレッチとは?

こんにちは!

京都市北区のもり鍼灸整骨院、院長の森です。

今日も皆さんの健康に役立つ情報をお届けします。

 

今回のテーマは「足首の柔軟性」です。

足首の柔軟性は日常生活において、とても重要です。

しかし、足首が硬くなってしまうと、さまざまなトラブルの原因となることをご存知でしょうか?

足首が硬くなることで起こる問題点と、足首の柔軟性を高めるための効果的なストレッチを詳しく解説していきます。

 

~足首の柔軟性が大切な理由~

足首が硬くなることで、私たちの身体にはさまざまな悪影響が出ます。

具体的には、以下の問題が考えられます。

・足のトラブル

外反母趾足底筋膜炎モートン病といった足の疾患発生しやすくなります。

・全身の負担

足首の柔軟性が低下すると、歩行時に足首が十分に衝撃を吸収できず、その分股関節負担がかかります。

・転倒リスクの増加

特に高齢になると、足首が硬くなりやすく、歩行時に足をうまく上げられずにつまずきやすくなります

これにより、転倒や骨折のリスクが高まるのです。

 

~足首の柔軟性を高めるポイント~

では、足首の柔軟性を高めるためには、どのようなストレッチが効果的なのでしょうか?

重要なのは、「足首を上に上げる」、つまり背屈の柔軟性を高めることです。

 

よくある誤解:足首をぐるぐる回すストレッチ

足首のストレッチといえば、ぐるぐる回す方法が一般的に知られていますが、実はこのストレッチは

それほど効果的ではありません

なぜなら、足首を下に向ける(低屈させる)ことで靭帯が伸び、捻挫のリスクが高まるからです。

足首を安定させ、柔軟性を高めるには背屈の可動域をしっかり確保することが最も重要です。

 

~足首の背屈ストレッチのやり方~

それでは、具体的なストレッチ方法を解説します。

このストレッチは、足首の柔軟性を高めるだけでなく、ふくらはぎの筋肉効果的に伸ばすことができます。

 

ストレッチの準備

まずは、少し高さのある台(約5cm)を準備します。

辞書や分厚い本でも代用可能です。

これに足を乗せてストレッチを行います。

 

ストレッチの手順

1.台の上に足の前半分を乗せる

片足のつま先部分を台の上に乗せ、足の前半分を支点にします。

かかとは床にしっかりつけてください。

 

2.膝をまっすぐ伸ばす

ストレッチ中は、膝を必ず伸ばした状態を保ちます。

膝を曲げてしまうと、ふくらはぎの筋肉が十分に伸びません。

 

3.前足に体重をかける

体重を前足にしっかりとかけていきます。

後ろ足に体重が残っていると効果が半減してしまうので注意しましょう。

ふくらはぎがしっかり伸びている感覚があれば、それでOKです。

 

4.身体全体を正面に保つ

正面から見たときに、つま先、そして体全体の向き一直線になるように意識しましょう。

足や体がねじれると、効果が薄れてしまいます。

 

ストレッチの時間と回数

この状態を15秒〜20秒キープします。

左右の足で同じようにストレッチを行い、3セット〜5セットほど繰り返してください。

これを毎日続けることで、足首の柔軟性が向上し、足や膝、腰への負担を減らすことができます

 

注意点

このストレッチを行う際、もし腰が引けるような感覚があれば、台の高さを少し低くしてください

特に硬い足首を持つ方は、5cm程度の台がちょうど良いでしょう。

高すぎる台を使うと、腰が引けてしまい、正しい姿勢が保てません。

 

動画では実際に行っておりますので、是非動画をご覧になって行ってみてください!

ストレッチは3分52秒からご紹介しております。

~まとめ~

足首の柔軟性は、私たちの健康と動作に大きな影響を与えます。

特に、足首が硬くなることで全身に負担がかかりやすくなり、転倒リスクも高まります。

背屈を重視したストレッチを取り入れて、足首の柔軟性を高め、日常生活を快適に過ごせるようにしましょう。

 

ご予約はこちらから

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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