野球肩の治療

野球肩とは投げる動作で肩に痛みが出るものを言います。野球だけではなくオーバーヘッドスポーツといわれるバレーボールやテニス、バトミントン、投擲種目などでも同じように痛めます。

  • 普段の生活では痛くないけど投げると痛い
  • キャッチボールならできるけど全力で投げると痛い
  • 練習中は痛くないけど練習後にうずくような痛みがある
  • 病院で骨に異常がないといわれたけど痛い
  • 関節唇損傷していて手術が必要かもといわれた
  • しばらく投球を休むと投げられるけどまた痛くなる

このように野球肩と一言にいっても症状や悩みは人それぞれです。ただ肩を冷やしたり、マッサージをしたり、投球を禁止したところで野球肩は治りません。
さまざまな症状やお悩みに対応するためには野球肩の専門的な知識が必要です。

実は私も高校時代、野球肩に悩む選手生活を送っていました。「自分のような選手を救いたい」という想いから治療家になり、これまで野球肩の治療に取り組んできました。
ありがたいことに当院の野球肩に対する取り組みは全国版の野球専門誌でも取り上げていただけるようになりました。

輝け甲子園の星
(輝け甲子園の星 2016年9月号に掲載されました)

野球肩の痛みを我慢しながら投げ続けると…

「そのうち治るだろう」とか「多少の痛みは仕方ないだろう」と思っていませんか?
実は私自身も高校時代に野球肩で苦しみました。「痛いそぶりを見せると選手から外される」と思い我慢しているうちに痛みだけでなく、投げ方までおかしくなりました。
痛みを我慢して投げ続けていると治りが遅くなるだけではなく、痛みをかばう為に悪い投げ方の癖がつきフォームを崩してしまうのです。
一度悪い癖がついてしまうとなかなか元のフォームには戻せないので「痛みが治ってもコントロールや球速が戻らない」ということになります。

間違った指導や治療

こんな指導を受けていませんか?

「肘を上げろ」「腕を振れ」「開くな」このような指導を受けたことはりませんか?ハッキリいうとこのような指導を実践しているようでは野球肩はなかなか治らないでしょう。それどころか逆に野球肩が悪化する恐れだってあります。
肘が上っていなかったり、腕が振れていなかったり、体が早く開くのには原因があります。その原因を改善せずに「腕を振ろう!」「開きを抑えよう!」と頑張っても肩に負担をかけてしまうだけです。
原因が改善できれば肘は勝手に上がりますし、腕も勝手に振れるようになります。体の開きだって自然に抑えることができます。

こんな治療を受けていませんか?

治療方法というのはいろんな考えがあるので「これが良い悪い」ということはあまり言いたくありません。しかし実際に野球肩が良くならず当院に治療に来られた選手に今までどのような治療をしてきたのか?と質問すると、治りが悪い治療の傾向がわかります。

  • とにかくインナーマッスルを鍛える
  • とにかく肩をもみほぐす
  • 電気や超音波を当てる
  • 痛いところに注射をする
  • 安静にしてアイシングをする

このような治療をおこなっている選手は治りが悪く、逆に悪化していることもあります。
間違った治療をしている選手でも正しい治療をおこなうと数回の治療で回復するということもよくあります。

野球肩になりやすい人

今まで野球肩を治療してきた知識、経験から野球肩になりやすい特徴を持つ選手がわかるようになってきました。私がみてきた選手はだいたいこの2つのどちらか、もしくはどちらともに原因がります。

  1. 体の機能に問題がある場合(筋力や柔軟性など)
  2. 投球フォームに問題がある場合

1.体の機能に問題がある(筋力や柔軟性など)

野球肩になりやすい選手は肩甲骨と股関節に問題があります。以下のチェックポイントに当てはまる人は要注意です。

肩甲骨のチェックポイント

肩の内旋(ないせん)

肩の内旋(ないせん)といって肩を内側にねじる硬さをみる検査です。野球肩になる選手の多くがこの内旋の動きが硬くなります。硬い人は手の平が床に付きません。
(写真右手)
肩の内旋

股関節のチェックポイント

1.股関節の内旋(ないせん)

股関節の内旋(ないせん)が硬くなると不良な投球フォームになり野球肩の原因になります。上の足でひざを床に向かって倒していきます。この時にひざが床まで倒れない、倒した方のお尻が床から浮くようなら「硬い」と判断できます。
股関節の内旋

2.スクワット(股関節の使い方)

股関節をうまく使えなくても不良なフォームになり野球肩を引き起こす恐れがあります。スクワットがうまくできない選手は股関節の使い方に問題があります。
股関節と膝関節が同じくらいに曲がっていない場合は「うまく使えていない」と判断できます。
股関節の使い方

2.投球フォームに問題がある

悪い投球フォームの例はたくさんあります。よく起こる悪い投球フォームをみていきましょう。

体の早い開き

前の足が地面に着いた時点で骨盤もしくは上半身がバッターの方向を向いています。
体の早い開き

手投げ(内旋投げ)

ボールをリリースするときに肘が曲がり手をこねるような投げ方になります。
手投げ

上体の突っ込み

上半身が前のめりになるような投げ方です。
上体の突っ込み

ひざ割れ

前の足が地面に着いた時にひざが外を向くようなフォームです。
ひざ割れ

肘下がり

ボールが一番高い位置に来るとき(トップポジション)に両肩の高さよりも肘が下がりすぎるフォームです。
肘下がり
このように投球フォームには様々な問題があります。実はこれらの不良なフォームにもまた原因があります。例えばワインドアップで足を上げた際に体が後ろに倒れすぎる場合、その後の投球動作も崩れてしまいます。そのことが原因で肘が下がっているような選手に「肘を上げろ」と指導するのは間違いで「ワインドアップの姿勢を改善」するが肘下がりの根本的な改善策になります。

ワインドアップの姿勢を改善

野球肩になる仕組み

野球肩になる仕組みは難しくはありません。簡単に言うと肩に過剰な負担がかかってしまうからです。
例えはフォームが悪く下半身がうまく使えていないと上半身の力ばかりで投げて肩に負担がかかりますし、肩甲骨や股関節などの動きが悪くなると肩の関節に負担が集中します。それが積み重なることで次第に肩は負担に耐えられなくなり野球肩になってしまうのです。
野球肩の治療は痛めている肩だけにアプローチしてもあまり効果がなく、投球フォームを含めた全身の動きを改善しなければなりません。

当院の野球肩に対する治療

当院では「肩甲骨」と「股関節」「投球フォーム」に重点を置いて治療していきます。

肩甲骨の整体

肩を動かすときは肩甲骨と上腕骨が一緒に動くのですが、例えば肩を180°上げたとき肩甲骨は60°も動いているのです。(上方回旋)
肩甲骨の整体
もしも肩甲骨の動きが悪くなれば上腕骨ばかりが動いてしまいインナーマッスルや肩関節の靭帯や軟骨に負担がかかりやすくなってしまいます。
肩甲骨の動きを良くする整体をおこなうことで肩の動きがスムーズになり痛みを改善することができます。
肩甲骨の整体

股関節の整体

股関節が硬くなると体の早い開きや、ひざ割れなど悪いフォームの原因にもなります。下半身の力をうまく上半身に伝えられず強いボールを投げることもできません。
股関節の動きを良くするためには骨盤の動きも重要です。なぜなら腕の土台になっているのが肩甲骨ならば、足の土台になっているのは骨盤だからです。肩甲骨の動きが悪くなると肩の動きが悪くなるのとおなじで、骨盤の動きが悪くなれば股関節の動きも悪くなってしまいます。
股関節や骨盤の整体をおこなうだけでも投球フォームが改善し、肩の痛みがよくなることもあります。股関節の整体は野球肩治療においてとても重要です。
股関節の整体

投球フォームの改善

当院では投球フォームを動画で撮影し問題点を探し出します。悪い投球フォームを意識ひとつで改善することはできません。
例えば「肘を上げろ」といわれて肘を上げるように意識したら球速が落ちたりコントロールが悪くなったり、「腕を振れ」といわれ腕を思いっきり振っていたら肩を故障したり。
投球フォームの改善

正しい体の使い方や投球フォームを身につけると肘は自然に上がりますし、腕も自然に振れます。
今まで常識のように教えられたことが本当は「非常識だった」ということはたくさんあります。投球はちょっとしたコツや、少しの意識の変化で大きく変わる可能性があります。例えば「肘を上げる」ためには意識を変えるのではなく「ワインドアップの姿勢」を変えることで肘は自然と上がるようになります。「腕を振る」ためには「股関節の使い方」を覚えれば自然と腕は振れます。
当院では「なぜそのようなフォームになったのか?」という点を考えることを大切にしています。

野球肩はどれくらいで改善するのか?

「野球肩は治るのに時間がかかる」「痛みとうまく付き合っていかなければならない」そう思われている方もいらっしゃるでしょう。でも本当にそうでしょうか?
当院での「肩甲骨」「股関節」「投球フォーム」に重点をおいた治療により1ヶ月以内に大半の選手がしっかりと投げられるようになっています。数回の治療で全く投げられなかった選手が投げられるようになる例もあります。

実際に当院の治療を受けられた選手の声をご覧下さい

京都市上京区 T・M君 高校生

症状:野球肩

「1ヶ月ほどで痛みが完全にとれました!野球に直結するトレーニングやストレッチを教えていただけてプレーも向上しました。」

患者さんの声

京都市右京区 K・I君 大学生

症状:野球肩
「4回の治療で痛みが無くなりました。もっと早く先生にみてもらっていればよかった」
患者さんの声

京都府宇治市 伴君 高校生

症状:野球肩

「受診してみるみる痛みがとれていっています!なぜそこが痛くなるのかもよく理解できました

baseball_voice03

1日でも早く全力で投げたくありませんか?

「病院で安静にと言われて1ヶ月間投げなかったけど治らなかった」
「近くの治療院にずっと通っているけど治らない」

先生の言うとおりにしても、毎日のように治療しても野球肩が改善しなくて困っている選手もいることでしょう。選手生活はとても短く一日一日が本当に大切です。

だらだらと治らない治療を続けて大切な時間を無駄にし続けるのか、それとも野球肩の専門的な治療で一日でも早く全力で投げられるようになるのか、あなたはどの道を選択しますか?

当院の治療は「少ない治療回数」「短期間」で治すことを目標としています。週に1~2回1ヶ月間の治療で改善するのと、週に何回も通って何か月もかけて治療するのとでは金銭的にも時間的にもどちらが得策でしょうか。

ご両親のみなさまへ

「病院や近くの整骨院では良くならないのでもっと専門的にみてもらいたい、だけど自費治療は金銭的に続けさせられるか心配…」

このような心配はみなさんお持ちだと思います。子供にスポーツをさせているといろんな出費が重なってご両親は本当に大変ですよね。
当院では「治療が受けたいが自費治療は料金が高くて続けられない…」
というお悩みを解消すべく学割を設け、野球肩に対する専門の治療を大幅な割引価格でご提供しております。
なぜ学割をもうけているかといいますと、わたし自身も野球に励み、野球肩に悩む学生時代を過ごしていたからです。病院や治療院へ行く機会も多かったのですが「両親に負担をかけたくない」と遠慮して自費治療に行く回数を減らしていました。もっとちゃんと治療したかったというのが本心です。

このようにご両親のご負担を減らすことで、自分と同じ悩みを持っている選手に少しでも安心して最高の治療を受けていただきたいと思っています。

「あの時こうしていればよかった」と後悔しないためにも野球肩でお悩みの際はぜひ当院にご相談ください。
選手のみなさんが毎日安心して全力でプレーできるよう私が全力でサポートさせていただきます。