みなさんこんにちは。
京都市北区 北野白梅町 円町近くにあります もり鍼灸整骨院 院長の森です。
今回は、「30代40代に多いデスクワーク・テレワークでの腰痛の原因と、その場ですぐに楽にする腰痛改善の方法とストレッチ」を紹介します。
デスクワーク、テレワークが増えて、腰の痛みでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
一言で「腰痛」とまとめても、その痛みの原因は年代やお仕事内容によって異なります。
今回はその中でも、「30~40代」の方で「デスクワーク」をされている方に焦点を絞ってお話します。
目次
なぜ「30~40代」に腰痛が多いのか?
当院には、腰痛でお悩みの30~40代の方もよく来院されます。
なぜこの年代に多いのでしょうか?
その理由の一つとして、「責任世代」であることが考えられます。
職場では責任のある仕事を任されたり、家庭では子育てなども大変になってくることも多いですよね?
知らず知らずのうちに多くのストレスが積み重なってくる年代でもあります。
ストレスを感じ続けると、血流が悪くなります。
血流が悪くなることが腰痛を引き起こす大きな要因になります。
なぜ「デスクワーク」に腰痛が多いのか?
続いて、「デスクワーク」に腰痛が多い理由を考えていきましょう。
①長時間の同じ姿勢
デスクワークではずっと座って作業していることが多いです。
長時間同じ姿勢を取り続けることで、腰の筋肉がかたまってしまい、血流が悪くなります。
②偏った座り方
無意識のうちに、偏った座り方のクセがついてしまっていることがあります。
足を組んだり、片足を投げだしたり、正面とは別に左右どちらかに作業スペースがあったりと理由は様々です。
このような偏った姿勢を続けていると、左右の筋肉の緊張度合いに差が生まれて体のゆがみが出てしまいます。
特定の筋肉に負担が掛かることになるので、筋肉がかたまりやすく血流も悪くなります。
このように、結果的に引き起こされる血流の悪さが腰痛の原因として大きく考えられます。
腰痛の原因となる血流の悪さを改善するには?
それでは、血流を良くするための方法をいくつか紹介します。
①10~15分、肩まで湯船につかる
最近はシャワーで済ませるという方も多いですが、湯船に浸かって温まることはとても大切です。
肩まで浸かることによって、心臓に圧がかかります。
そうすると心臓は全身に血液を送り出そうとする働きをしてくれるので、血流改善につながります。
②1時間に1回、深呼吸をする
ストレスがかかると「交感神経」が優位になるとよく言われています。
交感神経が働くと、血管をギュッと縮めてしまうため送り出される血液が少なくなってしまいます。
一方、リラックスすると「副交感神経」がよく働きます。
副交感神経は、血管を広げる働きをするので、多くの血液が体全体にいき渡ります。
リラックスさせるために、「深呼吸」をすることがおススメです。
どこに居ても簡単にできますので、気づいたときにフーッと一呼吸してみて下さい。
③1時間に1回、2~3分歩くこと
国際腰痛医学会という有名な団体が発表しているのが、
「1時間に1回、2~3分歩くことが腰痛の改善に最も有効だ」ということです。
たった数分歩くだけです。その程度の運動でもいいということは、やはり同じ姿勢を長時間取らないことが大事だということになります。
このように、腰が痛いから腰だけに注目するのではなく、全身の血流を良くすることが大切です。
ぜひ取り組んでいただくことをおススメします。
最後に、腰回りの筋肉を緩めるストレッチを紹介します。
腸腰筋を緩めるストレッチ
腰痛に深いかかわりがある「腸腰筋」という筋肉があります。
この筋肉は股関節の前あたりを上下に走っていて、座る動作が増えると硬くなりやすいです。
この「腸腰筋」を緩めるストレッチです。
まず、写真のように腰骨の内側に指4本を当て、内側に絞るように圧を加えていきます。
そのまま椅子に座り、指を挟み込むように体を前に倒していきます。
可能な方は、胸が太ももの前に着くくらいまで倒しましょう。
このとき、加えている圧が緩まないように注意しましょう。
その姿勢のまま、10秒キープします。
10秒たったらゆっくり戻します。
このストレッチを1日2~3回行ってみて下さい。
いかがでしたか?
今回は、30~40代のデスクワーカーの腰痛を改善する方法をお伝えしました。
責任が多く、ストレスがたまりやすい世代です。
日頃から血流を良くする習慣をつけて、つらい腰痛にならないようにしていきましょう。
動画でも詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)