皆さんこんにちは。
京都市北区にあります「もり鍼灸整骨院」院長の森です。
今回は「外反母趾はマッサージで治るのか」というテーマについてお話ししていきたいと思います。
このようなご質問はたくさんいただいており、「外反母趾の施術でマッサージを受けているが効果はあるのか」「外反母趾を改善するためのマッサージ方法を教えてほしい」といった声を多くいただいています。
少しでも効率的に、無駄なく外反母趾を改善していくための知識を身に付けていただきたいので、今回は私の経験をもとに、実際のところどうなのかをお伝えしていきます。
マッサージだけでは外反母趾は治る?

いきなり結論から申し上げますと、マッサージで外反母趾が治る・良くなるということはありません。
ただし、マッサージ自体が悪いわけではありません。
マッサージを受けるメリットは確かに存在します。
しかし外反母趾は構造的に、マッサージで柔らかくしたからといって良くなるものではありません。
~なぜマッサージで外反母趾が改善しないのか~
外反母趾の改善に必要なのは、開帳足を改善していくことが大切だからです。
開帳足とは、足の横幅が広がり、前足部のアーチが低下した状態を指します。
骨の模型で見ると、中足骨と骨の間がぐっと広がった状態が開帳足です。
前から見たとき、通常の足はアーチ・ドーム状の形をしていますが、これがべたっと扁平につぶれてしまったものを開帳足と言います。
この開帳足は、足の筋肉をマッサージしても改善できません。
開帳足を改善するためには?

開帳足を改善するためには、大きく2つのアプローチが必要です。
① 足のアーチを作る骨のバランスを整えること
アーチを作っている骨のバランスを正しく整えていくことが基本となります。
② 足の指と指の間の筋肉を鍛えること
足の指と指の間についている筋肉を刺激して、筋力をつけていくことが重要です。
骨のバランスが改善され、指間の筋肉(内在筋)がしっかりとついてくることで、べたっとつぶれた開帳足はある程度アーチのある状態へと回復していきます。
つまり、外反母趾を改善するには、この内在筋がしっかりと働く状況を作ることが不可欠なのです。
~マッサージで得られる効果~
とはいえ、マッサージにも有効な効果はあります。
・骨が動きやすくなる
足の関節周りが硬い方は、崩れた骨のバランスがなかなか改善しません。
骨を動かそうにも、その骨自体が硬くなっていては治療の効果が出にくいからです。
マッサージで足をほぐしてあげることで骨が動きやすくなり、その上で骨のバランスを整えていくことはとても有効です。
・筋肉の血流が改善する
マッサージをすることで筋肉の血流が改善します。
血流が良くなると筋肉自体も働きやすくなるため、「指の動きが良くなった」「足の動きが良くなった」といった効果は期待できます。
ただし、マッサージだけで骨格・足のゆがみが整うわけではありません。
またマッサージで筋肉がつくことも基本的にはありません。
筋肉をつけたいのであればマッサージではなく、筋トレが必要なのと同じ理屈です。
今回の動画はこちら⇩
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)



