産後の腰痛がなかなか治らず子育てに不安を感じられていませんか?

こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(^^)

産後の腰痛にお悩みの女性に治療のご感想をいただきました!

産後は慣れない子育てで体の負担も大きいですし、ストレスや疲れもあり腰の痛みで悩まれている方もいらっしゃるでしょう。

この患者さんはドイツの出身でお身体にとても気を使われている女性です。
京都で仕事をしていると海外の方が来られることも多いのですが、欧米の方、特にドイツの方はお身体に対する意識がとても高いように感じられます。

ただお身体に気を使われているだけに不安に思うことも多かったようで、

「出産したら身体がボロボロになっていくのではないか…」

そう思われていたようです。
実際に妊娠を機会にそう悩まれる人は少なくありません。産後に自然に痛みがましになることもありますが、そのまま慢性的に腰の痛みが残る人もいます。
以前来られていた患者さんに、出産してから20年間ずっと腰痛に悩まされているという方もいました。
その方は当院で治療をして、しっかりと治ったのですが「20年前にこんな治療を受けていればよかったです」というお言葉が印象的でした。

今回ご来院くださった患者さんの腰の痛みも順調に回復し、今は毎日不安なく生活されています。
産後の腰痛でお悩みの方のご参考になると思いますのでぜひお声を見てください。
この患者さんの痛みの原因、治療の治療のポイントもまとめさせていただくので、産後の不調にお悩みの方はぜひ最後までお読みくださいね。


イザベル様 30代 女性 京都市右京区在住 職業:大学院生

症状:腰痛、肩こり、頭痛


何が決め手で当院を受診されましたか?
インターネットでいろいろ探して森先生のホームページでの、
とても丁寧なご説明でここにすることにしました。
お電話での対応もとても親切でした。
どのような症状でお悩みでしたか?
出産後、腰がとても痛くてなかなか治りませんでした。
その影響で肩こり、頭痛もありました。
実際に受診されてみてどうでしたか?
初めて治療していただいた時からだんだん体の調子が良くなってきました。
今はほとんど支障がないです。とても楽になりました。
森先生、本当にありがとうございました!!


治療の方法や、治療の効果に大変喜んでくださっています。
今は当初の不安そうなお顔がうそだったかのように安心した表情をなされていて、私としても本当によかったと感じています。

産後腰痛の原因は?

まず出産後の骨盤というのは普通の状態ではありません。
産後の骨盤は産道を開くための「ゆるみ」が出てグラグラしています。これはリラキシンというホルモンによる正常な反応です。
つまり産後の骨盤はグラグラ不安定な状態になっているということです。
この不安定な骨盤は時間とともに安定して締まってきます。普通なら自然に安定するので腰痛をきたすことはありません。
ところが、何らかの原因により骨盤がグラグラした状態が長く続くと、腰の痛みを発症する恐れが出てきます。

産後の骨盤が不安的になるどうなるの?

骨盤が不安定になるとそれを補うために骨盤周りの筋肉が過剰に緊張します。この緊張こそが痛みの原因です。
産後リラキシンの分泌は減少するのですが、それまでに筋肉にダメージが蓄積したり、骨盤の歪みが出ていればリラキシンの分泌がなくなった後も骨盤は不安定になり腰の痛みを引き起こす恐れがあります。
さらに赤ちゃんを抱っこする姿勢や、子育てで偏った体の使い方などにより筋肉や骨盤のバランスが崩れることもまた痛みの要因になってしまいます。

こんな治療は気をつけましょう

「産後骨盤矯正」や「産後治療専門」など産後の方をターゲットとした治療院はたくさんあります。
もちろん専門的な知識を持ってきちんとされている治療院もたくさんありますが、なかには気を付けて欲しい治療というものがあります。
先ほども申しました通り産後の骨盤はグラグラした状態です。不安定になってしまった骨盤をさらに不安定にしてしまっては元も子もありません。
産後の治療で大切なのは不安定になってしまった骨盤を安定させることです。

注意してほしいのが過剰なマッサージやストレッチです。
過剰なマッサージやストレッチ(時間が長すぎる、強さがきつすぎる)は、骨盤の靭帯のゆるみを出して骨盤が不安定になることがあります。
いたずらにマッサージやストレッチを受けることはあまりお勧めできません。

関節には「緩む動かし方」と「締まる動かし方」というものがあります。
治療家の意見としてはマッサージやストレッチでも「締まる動かし方」ができる熟練した施術家の治療であればマッサージやストレッチでも問題ないでしょう。
実際にはその治療院に行って産後の施術を受けてみないとわかりません。
施術が良いか悪いか不安な方は「骨盤を安定させることを考えているのか」その辺りを治療院の先生に確認しても良いかもしれませんね。

産後の正しい治療

産後では「骨盤を安定させること」これが何より大切です。
骨盤を安定させるにはまずは骨盤の歪みを整えます。「脚長差」や「足のねじれ」をみると骨盤の歪みがわかります。
ご自身で確認するには、まず上向きに寝てもらって体の力を抜いて両足をそろえてください。
その状態で足を上から見ると足の長さや傾きの違いというのが分かります(ご家族の方に写真をとってもらいましょう)。
(写真は左足が長くて外に開いている)

(整体で整えた状態)

骨盤の高さの違い、骨盤の開き具合によりに足のねじれや足の長さにアンバランスが出ます。この骨盤のアンバランスがあると腰の痛みが起きやすいですし、治りにくいです。

骨盤を安定させるエクササイズ

骨盤を安定させるには運動をおこなうことで、骨盤の靭帯に刺激を入れる必要があります。刺激を受けるほど靭帯は締まろうとする機能が働きます。
ただ、産後にたくさん歩くというのは大変なので、痛みにお困りの方は簡単なエクササイズをしましょう。

1つ目は「腹式呼吸」です。
写真の図のように椅子に腰かけ腹式呼吸の場合は息を吐きながらお腹をへこませて、息を吸う時にお腹を膨らませます。
できれば10秒ほどお腹をへこました状態をキープしてください。息はとめないように口をすぼめてゆっくりと息を吐き出しましょう。
これを10回ほど繰り返すと少しお腹まわりが疲れてくるのがわかります。このエクササイズをおこなうことで腹横筋や多裂筋といった骨盤を安定させる筋肉が働き腰痛改善に役立ちます。

2つ目は「骨盤底筋群」のトレーニングです。
骨盤底筋群とは骨盤を安定させるためには欠かせない筋肉です。この筋肉は写真の手のようにハンモック状になって骨盤を下から支えています。


まず写真のように椅子に座っていただき、肛門をしめるようにお尻に力を入れます(おならを止める感じで)
今度は(おしっこを止める感じで)膣をしめます。
イメージとしては肛門と膣の間を骨盤の中にキュ~と引き込むように軽く力を入れます。
骨盤底筋を骨盤の中に引き込む感じがつかめてきたら、キュパキュパとしめるゆるめるを5回ほど繰り返し、そのあとキュ~と10秒ほどしめます。
これを3セットほど繰り返すと良いでしょう。まずは1日3回を目安に行いましょう。
写真のようにタオルを丸めてお尻の下に引くとさらに骨盤底筋群が刺激されるので効果的ます。

いかがでしょうか。
今回ご紹介した運動はとても簡単なので、腰の痛みに悩まれている方も、痛みはないけど骨盤の歪みが気になるという方でもお試しいただければと思います。
産後の腰の痛みに悩まれている方は少なくありませんが、あまり過剰な心配はしないでください。
身体はきちんと自分で治ろうとする機能が働いているので、簡単な運動やエクササイズで良くなることもありますし、正しい治療を受ければ痛みは治ります。

今回の患者さんもこのような治療をおこなうことで腰痛は順調に回復し、今では腰の痛みだけでなく肩こりや頭痛などの症状もスッキリと良くなっています(^^)
現在は月に1回治療に来られることで毎日を安心して過ごされています。

産後の腰の痛みもあまり心配し過ぎることはなありませんが、産後1~2カ月経っても痛みが治まらない場合は、何か筋肉や骨格に異常があるかもしれませんので、その時は信頼できる先生にご相談ください。

当院では産後のお身体にも負担の無いようとてもソフトな治療をさせていただきます。治療は痛いのかな?怖いのかな?など不安に思われている方も安心してお越しくださいね。
産後の腰痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください(*^_^*)

 

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です