皆さんこんにちは。 京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森です。
今回は、【腓骨神経麻痺といわれる疾患】についてのお話をします。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、意外にお困りの方も多く、また病院に行っても診断されずに
困っている方も少なくありません。
～腓骨神経の症状はどのようなものがあるのか～
・急に片足だけ力が入りにくくなってきた ・歩いている時につまずきそうで怖い
・急に歩き方が変わった、おかしくなった ・足に力が入らなくて歩きにくい
・少し歩くだけで足が攣るようになってきた
こういった症状が比較的急に出てくる場合は腓骨神経麻痺を疑います。
こういった症状は他にも、脳の病気であったりとか血管の病気であったりとかというのも疑われるので、
まずはこういった症状を感じたら病院に行っていただいて、大きな病気が無いかどうかみてもらってください。
そこで問題がなければ、もしかしたら腓骨神経麻痺かもというような発想を持っていただいたらと思います。
～腓骨神経麻痺とは～
特徴的な症状
・足首が上がらなくなる、または足首が下がる
持ち上げる動作がやりにくくなるという特徴があります。
上がらなくなったり、下がった状態になると歩きにくくなります。
足首が上がらないと、足を擦ったり、つまづいてしまったりします。
なぜこのようになるのか？
腓骨神経は足首を上に持ち上げる筋肉を支配しているから
筋肉、神経が麻痺すると足首を上に持ち上げられなくなります。
特徴的な歩き方
・鶏歩
腓骨神経麻痺の場合足首を上に持ち上げる事が出来ず、下に下がってしまい、足の先が引っかかって歩きにくくなる。
・分回し歩行
足を外に回すような形で足首が引っかからないように歩く。
鶏歩・分回し歩行になっている方は腓骨神経麻痺の可能性があります。
また動画内でも腓骨神経麻痺についてご紹介しております！
詳細は下記の動画をご覧ください。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は腓骨神経麻痺という病気についてご紹介させていただきました。
急に歩きにくくなってきた、片方の足だけ力が入りにくくなってきたなどの症状を感じる場合は、
腓骨神経麻痺を疑ってもいいと思います。
もちろんまずは病院に行ってもらって大きな病気が隠れていないかを診てもらうのが大事です。
また気になる方はまずしっかりと病院で診てもらってください。
それでも改善しない場合は腓骨神経麻痺を疑い、整形外科さんに行ってリハビリを受ける、
お近くの治療院や整骨院で治療を受ける、もしくはご自身でストレッチをしてみる等の対処をとってみてください。
当院でも腓骨神経麻痺の治療を行っておりますのでお近くでお悩みの方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください。
（柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修）
