こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町 もり鍼灸整骨院の森です(^O^)/
先日、野球肩でご来院された高校生の患者さん。
ポジションはピッチャー、どうやら3か月ほど前から肩の痛みに悩んでいたようです。
今はキャッチボールもままならないとのこと。投げようとすると肩の後ろにビキッと激痛が走りうずくまるような痛みだそうです。
この話を聞いた時に、これ自分(私)が昔悩んでいた野球肩と同じやなって思いました。
検査をすると本当に同じ場所を同じ状態で痛めていました。
実は、投げる時に肩の後ろが痛くなる(中が痛いと表現する場合もある)このような野球肩はとても多いです。
今までいろいろな肩を診させていただきましたが、その中でも肩の後を痛めるパターンは多いです。
目次
どこが痛みを出しているのか?
このタイプの野球肩は、棘下筋、小円筋、上腕三頭筋という筋肉を傷めています。
(肩を後ろからみた図。赤丸の所が痛む場所)
これらの筋肉のことを僕は「ブレーキングマッスル」と呼んでいます。
投球動作は高速で腕を振るものです。つまりどこかの筋肉がブレーキをかけなければ腕はロケットパンチのごとく飛んで行こうとします。
この腕がとんでいかないようにブレーキをかけているのがこの筋肉達です。
専門的にには遠心性収縮という働きをするのですが、遠心性収縮は筋肉への負担が最とてもかかりやすい状態です。
すると筋肉の付け根である肩の後ろにはとんでもない負担がかかり、筋肉を傷めてしまうのです。
原因は?
1番の原因は肩甲骨の動きです。
トップポジションの際に肩を後方に引くのですが、肩甲骨の動きが悪いと棘下筋、小円筋などの筋肉を過剰に働かせてしまうことになるからです。
(写真、トップポジションで肩後方にストレス)
さらに、下半身の体重移動がうまくできない選手も問題になります。下半身がうまく前方に体重移動することで、ボールリリース時上半身の勢いを和らげてくれます。
下半身の体重移動がうまくいかないと、肩にかかる負担は大きくなってしままいます。これは野球肩を発症するすべての選手に共通することかもしれません。
ちゃんと治療すれば治りやすい
このタイプの肩の痛みで当院にきたほとんどの選手がしっかり投げられるまで回復しています。半年、1年と治らなかったものでも1ヶ月ほどで回復することも珍しくはありません。
なぜこのように高い効果が得られるかというと、原因をしっかり分析できるからです。治りにくい症状のほとんどは原因を究明できていません。
病院で腰痛や肩こりが治らないのも、腰痛や肩こりが治らないものだからではなく、原因がわからないから正しい治療がわからない。だから治らないのです。
当院が問診、検査に丁寧過ぎるほど時間をかけるのもこのことが理由です。
野球による肩の痛みとて同じ。これだけ症例が多く、ましてや自分が経験した症状ですので選手の痛みも気持ちもよくわかります。
だから治療の効果が高いのではないかと僕は思っています。
治療するとパフォーマンスも上がる
ピッチングで言うパフォーマンスとは、球速でありコントロールです。
野球肩になるということは、どこかでエネルギーをロスしています。力をうまく使えていないので球速だって上がるわけがりません。
野球肩の治療をしてスピードやコントロールが良くなるのはむしろ当然の話です。
野球肩は放置せずになるべく早く治療しましょう。そして早く痛みを治してパフォーマンスを上げましょう。そんな治療を一緒に行っていきませんか?
当院では治療はもちろんのこと、投球フォームや、トレーニング指導も行います。
早く野球肩を治したい、球速を上げたい、そのような思いの選手はぜひ一緒に治療やトレーニングをしていきましょう(^O^)/
野球によるケガ、ピッチングに関するお悩みはこちら
【MORIピッチングラボ】
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)
はじめまして。
僕もこのような症状です。
家でできる治し方などストレッチがあったら教えて下さい。