こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(*^_^*)
京都はずいぶんと過ごしやすい季節になってきましたね。
この時期になるとランニングをされている方を多く見かけるようになってきました。
当院に来られている患者さんも、秋冬におこなわれるマラソン大会に向けて練習を頑張っています(^^)
先日、「ランナー膝が治らなくて…」という新規の患者さんがご来院されました。
大学生のこの患者さんはマラソンランナーではありませんが、スポーツをされていてハードな練習を繰り返しているうちに2週間ほど前から膝が痛くなってきたようです。
近くの整骨院にいくと「ランナー膝」と言われ治療を受けていたようですが、なかなか良くならないということで当院に来られました。
検査をすると、膝を曲げる時に膝の外側が痛みしゃがむこともできませんでした。
ランナー膝は膝の外側が痛い「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」に代表されるランニング障害です。内側の痛み「鵞足炎(がそくえん)」も含めてランナー膝と呼ばれることもあります。
この患者さんは検査の結果、腸脛靭帯炎の可能性がりました。
腸脛靭帯炎とは?
膝の外側には腸脛靭帯といわれる靭帯があります。
走ったりスポーツ活動を行うことでこの靭帯が過度に引っ張られたり、靭帯に接する骨との摩擦によって膝付近で炎症を起こしてしまいます。
腸脛靭帯炎であるかどうかを簡単に見分ける方法の一つに、以下の方法があるので気になる方は試してみてください。
腸脛靭帯炎のチェック法
痛い方の膝を前に出して、膝を曲げていきます。
このときに足先を外側に向けた時と(too-out)、内側に向けた時と(too-in)で痛みが変化するかを比べましょう。
もし足先を内側に向けた時に痛みが強くなり、足先を外側に向けた時に痛みが軽減されるようでしたら腸脛靭帯炎の疑いがあります。
今回こられた大学生もこの検査を行うことで腸脛靭帯炎が疑われました。
腸脛靭帯炎の原因は股関節や足首にあります
この検査からもわかるように、腸脛靭帯は膝がねじれるような動作で負担がかかります。
実は、股関節や足首の硬さや動きに問題があると膝がねじれます。
ですので腸脛靭帯炎の治療では、股関節や足首の硬さや動きを改善して膝に負担をかからないようにしなければなりません。
ご来院された大学生は、治療後には痛みなくしゃがめるようになりました。
(治療後)
このように例え炎症が起きていても、その部分に負担がかからなければ痛みがなくなることもあります。
なかなか良くならない痛みでお悩みの方は、なぜそこに痛みが出ているのかを考えるようにしましょう。
これから秋冬に向けてマラソンやスポーツで痛みを感じる方が増えてくるでしょう。
その時は痛みを我慢せずになるべく早く治療を行ってください。
そしてもしも治療してもなかなか良くならない、1日でもはやく痛みを治したいと思われる方は当院にご相談いただければと思います(^^)
みなさんが好きなスポーツを不安なく全力で頑張れるように私が全力でサポートさせていただきます!
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)