こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(^_^)
昨年末でしたか、ウェイトリフティングの三宅宏美選手やスピードスケートの小平奈緒選手がトレーニングに用いているという「一本歯下駄」がテレビで紹介されていましたね。
一流のスポーツ選手がこの一本歯下駄をはいてトレーニングをすることで、良い成果が得られているという内容だったようです。
実はこの一本歯下駄、当院でもトレーニング指導で活用しています。
実は、治療の勉強を教えていただいている先生が三宅選手の治療をされていて、その先生が三宅選手に一本歯下駄をすすめられたそうです。
そのお世話になっている先生の治療院で一本歯下駄を試してみたのですが、始めはなかなかバランスがとりにくい。
お話しを聞くと「履いているだけでもトレーニングになる」とのこと。
始めは「ほんとかな?」と思ったのですが、尊敬する先生が実際に活用され、一流選手の方たちも効果を実感されていらっしゃるようなので当院でも活用することにしました。
で、まずは自分で実験してみました。
単純に5分ほど履いてみて、その後下駄を脱いで歩いてみたのですがその効果はすぐに出ました。
何というか力感なく足が前に出やすくなる感じ。
履く前は、四頭筋(太ももの前)に力を入れながら歩いているような感じでしたが、その力感もなくなっていました。
一本歯下駄で歩くことで「蹴って歩く」のではなく「地面を押して歩く」ことができるのです。
一本歯下駄で蹴って歩こうとすれば、その形状を見ても分かるように、つま先が地面に傾いて歩くことができません。
ですので歩くだけでも自然に地面を押して歩くことが身に付きます。
なぜ「地面を押して歩く」ということが良いかというと、足ではなく股関節を使って歩くことが重要だからです。
具体的にいうと「腸腰筋」という股関節の筋肉がポイントになります。
この腸腰筋は、股関節と体幹をつなぐ唯一の筋肉で、この腸腰筋を使って歩くと足の筋肉だけでなく、骨盤周りや体幹の筋肉も使っているような感覚になります。
体を動かすということにおいては、少ない筋肉が使われるよりも、多くの筋肉が連動して使われる方が良い動きになります。
ちなみに、先日テレビでスキージャンプ女子の高梨沙羅選手のトレーニング方法をみて通じるものがありました。
それはローラーのついた動く台の上からジャンプを行うという練習です(下写真)。
この際に意識することは「台を真下に押すこと」だそうです。
「高梨沙羅、スロベニアで好ジャンプ連発 順調に調整」より引用https://www.asahi.com/articles/ASK7H2RFFK7HUTQP006.html
ジャンプをするときに真下に押さなければ台がぐらついてうまくジャンプできません。
これ上半身にうまく力を伝えるためには、真下に力を加えなければならないということです。
仮につま先で蹴りだすと、台はぐらつきます。
「つま先で蹴りだす=力が伝わらない」ということがわかります。
このようにトレーニングや体の使い方において一本歯下駄がとても有効であることがわかりましたので、当院でもスポーツコンディショニングで体の使い方を指導する際に、一本歯下駄を活用しています。
当院ではこのような一本歯下駄をはじめ、バランスシューズやストレッチポールなどを活用したバランス系トレーニング、身体の使い方などを指導する「スポーツコンディショニング」をおこなっております。
スポーツ選手はもちろんのこと、歩き方を良くしたい、姿勢を良くしたいなどの目的でご来院される方も多いです。
ご興味ある方はぜひご相談くださいませ。
ちなみに一本歯下駄、スポーツ選手や、歩き方が悪い方などはご自身で購入される方も少なくありません。
ご興味のある方はこちらからお買い求めくださいね。
【一本歯下駄スポーツ工芸ブランドarukuto公式サイト】
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お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)