足底筋膜炎がテーピングでは治らない理由

みなさんこんにちは!
京都市北区 もり鍼灸整骨院院長の森です。

・朝起きてから歩くと足の裏が痛い
・立ちっぱなしになっていると足の裏が痛くなる
・長い時間歩くと足の裏が痛くなる

当院にはこのような足のトラブルや痛みにお悩みの患者んが多くご来院されます。
これらの症状は足底筋膜炎と言われるものです。
私はこれまで10年以上、3000人近くの足のお悩みをもつ患者さんをみてきましたが、その中でも多いのがこの足底筋膜炎です。

先日ご来院された患者さんは、2年前から足裏の痛みにお悩みでした。
病院では電気を当てあたり、ストレッチや自分でできるテーピングを指導してもらい数ヶ月前にはインソールも作ったそうです。
それでも痛みが良くならないということでお越しくださいました。
当初お話をお伺いすると、「このままずっと足が痛いままなのか」「良くする方法はないのか」ととても不安そうな表情をされていました。
当院で治療を行い、1回目の治療で痛みの改善がみられ、4回目の治療にお越しくださるときには足裏の痛みはほとんど感じないとおっしゃっていただき、表情も晴れやかになっていました。お力になれて本当によかったです。

この患者さんは本当に必要な治療が行えていなかったせいで痛みが長引いていました。
同じようなお悩みを持つ方も少なくないと思いますので、今回は足底筋膜炎がテーピングでは治らない理由や、本当に必要な治療についてお話させていただきたいと思います。
足裏の痛みにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

足底筋膜炎とは

足の裏はアーチ状になっています。このアーチは筋肉や腱によって支えられています。
体重をかけたり歩いたりするとこの筋肉や腱が引き伸ばされて衝撃を吸収しています。そのことによって体にかかる負担が大幅に軽減されます。
ただ、この足裏の筋肉や腱には常に大きな負担がかかっていて、ときに痛んで炎症を引き起こすことがあります。それが足底筋膜炎です。

一般的な治療

整体や整骨院で行われる一般的な治療としては、足裏のマッサージやテーピングがあります。
軽度の症状であればマッサージやテーピングでも改善できる可能性もあります。
しかし、当院にはマッサージやテーピングをおこなっても良くならないという患者さんがたくさんご来院されています。
実はテーピングでは治らない人にはある共通点があり、その理由を知っていただければ、なかなか良くならない足裏の痛みでお悩みの方でも良くなる可能性は十分にあるでしょう。

テーピングで治らない理由は…

テーピングをおこなっても良くならない理由にはいくつかのポイントがありますので、それぞれ解説させていただきます。

⒈足裏の筋肉は全身つながっている

足の裏の筋肉は、ふくらはぎ、太もも、お尻、背中というように全身につながっています。
これは「筋膜(きんまく)」という筋肉のつながりです。
つまり、足裏の筋肉はそのつながりの一部でしかなく、その場所だけにアプローチしてもうまくいかないということです。
足裏の筋肉を柔らかくしたければその全体のつながりにアプローチしなければなりません。

⒉ふくらはぎが硬くなっていませんか?

全身のつながりの中でもっともわかりやすいのが「ふくらはぎ」の筋肉です。
足裏の筋肉はふくらはぎの筋肉とダイレクトにつながっています。
足の裏をマッサージしたりストレッチしても、このふくらはぎの筋肉が柔らかくなっていなければ意味がありません。

⒊足首が硬くなっていませんか?

足裏の痛みにお悩みの方の多くが、足首が硬くなっています。
これは、ふくらはぎが硬くなると同時に足首も硬くなるということと、足首のゆがみがあるからです。
足首のゆがみがあると、歩いているときや立っているときに足裏への負担が大きくなります。
立った状態で足を後ろから見ると、かかとの骨が内側に倒れている方は足のゆがみがある証拠です。
この足のゆがみは、全身のゆがみの影響を受けている可能性が高いので、ゆがみが存在する方はテーピングをおこなっても本質的に足裏の痛みが改善することはありません。

当院で行う足底筋膜炎の治療

当院では、足裏の局所に対する整体と、全身に対する整体を行います。

局所の整体

足の筋肉はたくさんの小さな骨があって、たくさんの関節があります。1つ1の関節が動きやすくなると、足の裏の筋肉や腱にかかる負担が少なくなります。
また、足裏は3つのアーチからできているのですが、過剰な負担がかかっている人はこのアーチが潰れうまく機能していません。
整体や特殊なテーピングを行うことでアーチの機能を高めることができます。

全身に対する整体

全身のアプローチとして、まずは足裏からつながる全身の筋膜にアプローチしていきます。
そして足のゆがみを引き起こす根本的な原因になってる全身のゆがみも整えます。何ヶ月も何年も痛みがある方ほどこの全身に対するアプローチが大切です。

このように、痛みを出している局所と、その根本的な原因になっている全身にしっかりアプローチすることができれば、なかなか良くならない足裏の痛みでも改善できる可能性は十分にあります。
当院の患者さんもこのようなアプローチで多くの方が良くなっています。
なかなか良くならいとお悩みの方は今一度治療の方法を見直してみてはいかがでしょうか?
足裏の痛みでお悩みの際は、ぜひお気軽に当院にご相談くださいね。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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