捻挫や肉離れの痛みがなかなか治らない原因と治療法

みなさんこんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です。

高校野球に、インターハイなどこの時期は猛暑にもかかわらずスポーツが盛り上がっていますね(^^)
先日は当院に来ている選手が全国大会で優勝するという嬉しいニュースもありました。

さてそんなスポーツが盛り上がる時期はケガをする選手も多くなってきます。
特に暑さでコンディションの悪い夏は捻挫肉離れなどのケガをしやすいです。

捻挫や肉離れの一般的な治療は安静や固定です。治療から復帰までにケガの度合いにもよりますが1ヶ月から3か月はかかることが多いです。
しかし中には数か月以上過ぎても捻挫や肉離れの痛みが続くケースがあります。
捻挫や肉離れの痛みが長引く選手は、

①身体のバランスが悪くなっている
②筋肉の反応が低下している

このような可能性が考えられます。
身体のバランスが悪くなっているとは、例えば捻挫や肉離れした側の足ばかりに体重をかけるようなバランスになっていたり、前面と後面の筋肉のパワーバランスが崩れている場合です。

捻挫や肉離れの痛みが治りにく選手の原因でもっとも多いと私が感じるのは筋肉の反応が低下している場合です。
簡単に言うと筋肉に力が入りにくくなっているという状態ともいえます。

足首周りの筋肉にしっかり力が入ると足首は安定するのですが、逆に力が入りにくくなってしまうと、足首はグラグラして足関節に負担がかかり痛みが出ます。

ではなぜ力が入りにくくなるかというと、それにはいくつかの原因があります。

①リハビリの遅れ

重度の捻挫や肉離れは固定(ギプスやテーピングなど)や安静の時期も長くなります。
しかしただ固定したり安静にしているだけでは筋肉も弱くなり、反応や出力も落ちてしまいます。
最新の研究ではできるだけ早く患部に体重をかけたり、筋肉を使ったりする方が捻挫や肉離れが早く良くなるということがわかっています。
よい治療のできる整形外科や整骨院では体重をかけることができる固定をおこないますし、固定をしていてもできるリハビリをどんどんおこないます。

②捻挫・肉離れ後の腫れが引かない

捻挫や肉離れを起こすと大なり小なり腫れが出ます。
治療のポイントとしてとても重要なのが「いかに早く腫れを引かすことができるか」ということです。
実は腫れの引き具合によって捻挫、肉離れの回復の期間が変わります。足首が腫れると筋肉に力も入りにくくなりますし、腫れ自体が痛みの原因になります。
ですので捻挫、肉離れの治療において腫れをいかに早く引かせられるかが早期改善のポイントとなります。

③悪い癖がつく

捻挫や肉離れで痛みをかばっていると歩き方や、足首の使い方などに悪い癖がつきます。そうなると他の筋肉や靭帯に負担がかかり痛みを長引かせてしまう可能性があります。
悪い癖がつくと、身体のバランスが崩れ筋肉の使い方や、つき方まで変わってくるので痛みが治らないばかりかパフォーマンスが落ちることもあります。

早くリハビリをおこない、早く腫れを引かせ、悪い癖をつけなければ捻挫や肉離れの痛みが長引く可能性は低くなります。
結論から言うと、やはり初期にどれだけ質の高い治療ができるかにかかっています。

捻挫・肉離れの一般的な治療

スポーツをされている方なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、捻挫や肉離れといった急性のケガの治療は「安静・固定・挙上・圧迫・アイシング」が基本的とされています。
この処置を「RICE‐ライス」といいます。
例えば足首の捻挫であれば、損傷した直後はアイシングをおこない、速やかに固定(圧迫)をおこない心臓より高い位置に足を上げます。
緊急の処置を施した後は整形外科や整骨院でケガの程度を判断してもらい、軽度の捻挫であれば1~2週間ほどテーピングや包帯固定をおこないます。(包帯やテーピングは毎日張り替えます)
重度の捻挫であればギプス固定を2~3週間ほどおこない、その後1~2週間はテーピングや包帯固定をしつつ足を使えるようにリハビリをおこないます。
軽度の捻挫であれば数週間、重度の捻挫であれば2~3か月ほどスポーツ復帰までに時間を要します。

以上のように、これまで捻挫や肉離れの治療の基本は「RICE‐ライス‐(安静・アイシング・圧迫・挙上)」といわれてきました。
ところが現在この考え方が見直されています。
50年前にRICE という言葉を提唱したドクターは、当時RICEを「アスリートには必須なもの」として紹介しています。
しかしその張本人が、2014年自身のホームページで「RICE処置は回復を助けるのではなく遅らせるかもしれない」と述べているのです。
つまりRICEという考え方を作った本人がその考え方を否定していて、実は欧米では「アイシングや安静、圧迫などの処置は効果的ではない」という考え方が一般化しています。
当院ではこのような最新の情報や研究を元に治療の方法を選択しています。

捻挫や肉離れを早く治すための当院の施術

当院では肉離れや、骨折の疑いのない捻挫、2回目以降の捻挫であれば固定をせずに治療することもあります。
これは固定をせずに治療した方が早く良くなるという最新研究のデータと、当院でおこなう特別な治療をおこなうことでそれを実現しています。
特に捻挫、肉離れの治療において大切なのは先ほどもご紹介した、

「筋肉の反応の低下」「筋出力の低下」を、改善することです。

そのために当院では「神経筋無痛療法(しんけいきんむつうりょうほう)」という施術をおこなっております。
これは神経と筋肉の反応やつながりを改善させることで筋肉を正常な状態に戻す施術です。

この施術をおこなうと、捻挫・肉離れによる腫れが驚くほど早く引きますし、その日に力を入れて歩くことが出来ることもあります。
腫れが引き、体重をかけることができれば固定をしなくとも捻挫・肉離れの痛みはなくなりスポーツに復帰できます。
(捻挫はその度合いによって1度~3度損傷に分類されますが、アメリカでは2度までの損傷では固定はおこないません)
神経筋無痛療法は長引く捻挫や肉離れの痛みにとても有効です。
≪長引く捻挫が治った患者さんの声≫
捻挫後の足首の痛み「治療のたびに痛みが減ったり、動きがよくなるのを実感できた(京都市北区50代男性)」
「こんなことならもっと早くに先生に出会えていたらよかったと思いました」足首捻挫後の後遺症。京都市右京区の高校生

1日でも早く捻挫や肉離れを治したい方、長引く捻挫や肉離れの痛みを何とかしたい方はぜひ当院にご相談ください。
みなさまが不安なく安心してスポーツや趣味に打ち込めるよう私が全力でサポートさせていただきます。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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