目次
はじめに
こんにちは。
もり鍼灸整骨院の院長の森洋人と申します。
肩の痛みでお悩みの方は、たいへん多くいらっしゃいます。当院にも多くの方が肩の痛みに困られて通院されておられます。
日々の生活の中で、ふとした瞬間に感じる肩の痛み。
楽しみにしていた趣味のスポーツや活動に思うように取り組めない辛さ。
そんな経験をお持ちの方も少なくないと思います。
実は、現代人の多くが抱える肩の痛みは、ライフスタイルと密接に関係しています。
デスクワークが増え、スマートフォンの使用時間が長くなるなど、現代特有の生活習慣が肩に負担をかけているのです。
しかし、そんな肩の痛みも、正しい知識とケアの方法を身につければ、軽減することができます。
今回は、日常生活の中で簡単に実践できる、肩の痛みを和らげるコツをご紹介します。
肩の痛みに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
少しずつでも痛みが和らぎ、趣味を思い切り楽しめる日々が戻ってくるはずです。
一緒に、肩の痛みを乗り越えていきましょう。
肩の痛みの原因を理解しよう
肩の痛みを和らげるためには、まずその原因を理解することが大切です。
肩の痛みの主な原因は以下の3つに分類されます。
- 筋肉の疲労やこり
デスクワークやスマートフォンの使用などにより、肩周りの筋肉が長時間緊張状態になることで、
筋肉疲労やこりが蓄積し、痛みを引き起こします。
- 肩関節の炎症や傷み
肩関節は非常に可動域が広い関節ですが、その分傷めやすくもあります。
スポーツや不適切な動作により、肩関節に炎症や傷みが生じると痛みを感じます。
- 姿勢のバランス
猫背や巻き肩など、不良姿勢を長年続けることで、肩周りの筋肉バランスが崩れ、痛みにつながります。
これらの原因が複合的に絡み合って、肩の痛みを引き起こすのです。
例えば、デスクワークで長時間姿勢が悪い状態が続くと、肩周りの筋肉が凝り固まります。
そこに、週末のテニスなどのスポーツが加わることで、傷んだ筋肉に更なる負荷がかかり、
痛みが増幅するといった具合です。
肩の痛みを根本的に改善するには、これらの原因に適切にアプローチしていく必要があるのです。
日々の生活で肩痛を引き起こさないための気をつけるべき点
日常生活の中で肩への負担を減らし、痛みを予防するためには以下の点に気をつけましょう。
- 適度な運動と柔軟性の維持
肩周りの筋肉を適度に動かし、柔軟性を維持することが大切です。
ストレッチや軽い運動を日課に取り入れましょう。
筋力が低下すると、少ない負荷でも痛みを感じやすくなります。
- 姿勢への意識
デスクワークでは、背筋を伸ばし、肩の力を抜いた状態を保つよう心がけましょう。
スマートフォンを使用する際も、首や肩に負担がかからない位置で操作します。
良い姿勢を保つことで、筋肉の緊張を和らげられます。
- こまめな休憩と深呼吸
長時間同じ姿勢を続けると、肩周りの血行が滞り、コリを招きます。
1時間に1回は姿勢を変えたり、軽くストレッチを行いましょう。
深呼吸をすることで、筋肉の緊張も和らぎます。
- 適切な睡眠環境
肩への負担を減らすには、睡眠環境も見直しましょう。
枕の高さや硬さが合っていないと、肩に負担がかかります。
また、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
例えば、オフィスワーカーの方なら、1時間ごとに5分間のストレッチタイムを設けると良いでしょう。
デスクから離れて肩を回したり、軽くジャンプしたりすることで、肩のコリを予防することができます。
また、主婦の方なら、スマホ操作の際に肘を机の上に置くようにするだけでも、
肩への負担が大幅に減らすことができます。
このように、ちょっとした工夫を積み重ねることが、肩の痛み予防につながるのです。
自宅でできる痛みを和らげるための簡単なストレッチ
肩の痛みを和らげるために、自宅で手軽にできるストレッチをご紹介します。
無理のない範囲で行ってください。
- 肩回し
両肩を大きく回すように動かします。前回し10回、後ろ回し10回を目安に行いましょう。
肩周りの血行が良くなり、筋肉の緊張が和らぎます。
- 肩のストレッチ
片方の手を反対側の肩に当て、肘を耳の方向に引き寄せます。
この状態で10〜20秒キープし、反対側も同様に行います。肩甲骨周りの筋肉がほぐれます。
- 胸のストレッチ
両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せるようにして胸を張ります。
この姿勢を10〜20秒キープします。
猫背の改善と胸の筋肉の柔軟性アップに効果的です。
- 首のストレッチ
片方の手で反対側の頭部を軽く押さえ、ゆっくりと耳が肩に近づく方向に倒します。
10〜20秒キープしたら反対側も行います。
首から肩にかけての筋肉の緊張を和らげます。
これらのストレッチを1日2〜3セット行うことで、肩周りの筋肉の柔軟性が向上し、痛みの軽減につながります。
ストレッチは継続することが大切です。
無理なく、毎日の習慣として取り入れていきましょう。
ただし、痛みが強い場合や、ストレッチ後に痛みが増す場合は、無理をせず専門家に相談することも選択肢の一つとして
検討されることをおすすめします。
まとめ
肩の痛みは現代人にとって非常に身近な悩みですが、正しい知識とケアの方法を実践することで、改善へと導くことができます。
今回ご紹介したポイントをおさらいしましょう。
– 肩の痛みの原因を理解する(筋肉の疲労やこり、肩関節の炎症や傷み、姿勢の悪化)
– 日常生活での予防法を実践する(適度な運動と柔軟性の維持、姿勢への意識、こまめな休憩と深呼吸、適切な睡眠環境)
– 自宅でできるストレッチを行う(肩回し、肩のストレッチ、胸のストレッチ、ネックストレッチ)
これらを意識して日々の生活に取り入れていくことで、肩の痛みは徐々に和らいでいくはずです。
ただし、肩の痛みの原因や程度は人により異なります。ここでご紹介した内容を実践しても痛みが改善しない場合や、
痛みが強く日常生活に支障をきたす場合は、早めに専門家への相談をおすすめします。
当院では、肩の痛みでお悩みの方に対し、お一人おひとりの状態に合わせた最適な施術とアドバイスを提供しております。
痛みからの解放を目指し、一緒に歩んでいきましょう。
肩の痛みに負けず、趣味や日常生活を思い切り楽しめる毎日を取り戻せるよう、
もり鍼灸整骨院ではサポートを惜しみませんので、お気軽にご相談ください
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)