こんにちは。
京都市北区にあるもり鍼灸整骨院、院長の森です。
今回は、【足裏にできやすい「タコ」や「マメ」、そして皮膚が分厚くなる原因とその改善方法】についです。
タコやマメにお悩みの方は非常に多いと思いますが、そのままにしておくと痛みや歩行の不便さを引き起こし、
日常生活に影響を与えることがあります。
目次
~タコやマメ、皮膚が分厚くなる原因~
理由①:足の横アーチの低下
足のアーチは、足全体を支える重要な構造です。
足の2番目と3番目の指の付け根付近にタコやマメができることが多いのですが、
その原因の一つが「足の横アーチの低下」です。
足の横アーチが崩れると、2番目と3番目の骨が沈んでしまい、そこに過剰な圧力がかかることで
タコやマメができやすくなります。
特に中年以降になると、アーチが崩れやすくなり、この症状が発生しやすくなります。
理由②:浮き指
「浮き指」とは、立っている時や歩いている時に足の指が正しく地面に接していない状態を指します。
浮き指があると、指に体重がかからず、その結果として足の骨に余計な負担がかかり、タコやマメができやすくなります。
特に、足の指が常に浮いていると、中足骨(足の甲にある骨)に負担がかかりやすく、
これがタコやマメの原因となるのです。
理由③:履き物の影響
靴のサイズや履き方も大きな影響を与えます。
例えば、靴が緩すぎたり、自分の足に合っていないサイズの靴を履いていると、靴の中で足が滑り、
摩擦が生じて皮膚が刺激されます。
その結果、タコやマメができやすくなります。
また、スリッパのような足の先が開いた履物を長時間履いていると、足の指が浮きやすくなり、
タコやマメが発生しやすくなります。
~タコやマメの改善方法~
改善には時間がかかることもありますが、正しいエクササイズやテーピングを続けることで、
症状が和らぐことが期待できます。
ここでは、具体的な改善方法を紹介します。
~エクササイズ:浮き指と横アーチを鍛える方法~
浮き指や足の横アーチの低下を改善するための簡単なエクササイズを紹介します。
このエクササイズを毎日続けることで、タコやマメができにくくなる足の状態を作り出します。
1.準備
座った状態で足を組みます。
足の指をしっかり伸ばせるように準備しましょう。
2.足の指を伸ばす
反対の手で足の指を一本ずつ持ち、指が曲がっている部分を伸ばします。
親指以外の4本の指を伸ばすことに集中しましょう。
3.指を曲げる動作
伸ばした指をそのままにして、手で軽く支えながら、足の指を下に向かって曲げるように力を入れます。
指が曲がらないように反対の手でサポートし、5秒間力を入れ続けます。
4.エクササイズの繰り返し
5秒間力を入れたら、一度リラックスします。
この動作を10回繰り返しましょう。
両足行うことで、体全体のバランスが改善されやすくなります。
~テーピング:横アーチをサポートするテーピング方法~
次に、足の横アーチをサポートし、タコやマメの予防や改善に役立つテーピング方法をご紹介します。
1.テーピングの準備
5cm幅のキネシオテーピングを用意し、長さを12〜14cmにカットします。
テープの角を少し丸くカットしておくと、剥がれにくくなります。
2.テーピングの貼り方
足の母趾球と小趾球の下にテープを貼ります。
この部分が足の横アーチを支えるポイントです。
テープを引っ張りながら、足の裏にしっかりと貼り付けます。
足の裏のみ引っ張るようにし、足の甲側は引っ張らずに自然に貼り付けてください。
3.効果を高めるポイント
テーピングを2本貼ることで強度を高めることができます。
テーピングを貼ることで、足のアーチをサポートし、歩行時の圧力が分散されるため、タコやマメができにくくなります。
~最後に~
タコやマメの改善には時間がかかることもありますが、地道なエクササイズやテーピングの活用で少しずつ改善できます。
すぐに効果が出なくても、継続することが大切です。
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)