皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
今回は「股関節の痛みのポイントと改善法」についてお話します。
股関節の痛み、と一言で言っても症状はさまざま。
今回は特に、
・太ももを上げたときに股関節が痛い
・股関節の前のあたりにつまるような痛みがある
・歩きはじめの数歩が特に痛い
・開脚すると痛い
といった股関節の痛みの原因や、改善するためのストレッチをご紹介します。
目次
股関節の痛みを改善するポイントは「小臀筋」
今回ご紹介するセルフケアのポイントは“小殿筋(しょうでんきん)”という筋肉です。
この筋肉は、股関節の横から前についています。
小臀筋は股関節のいろんな動きに関わり、歩くときにとても重要な働きをします。
それだけに、疲労が溜まりやすい筋肉とも言えます。
お尻の筋肉で唯一股関節の前側についています。なので「股関節の前が痛い」といった場合、大半のケースでこの小臀筋が関わっています。
股関節の痛みの原因「小臀筋の硬さ」が起こる理由
小臀筋が硬くなりやすい人は、骨盤が後傾しているケースが多いです。
骨盤が後傾すると、股関節と太ももの骨の位置がずれます。
そして、小臀筋に引っ張られているようなストレスがかかり、硬くなってしまいます。
また、長時間座り仕事をしていても股関節が固まります。
これは、座っていると小臀筋が縮こって硬くなるからです。
股関節の前の痛みを改善するためのストレッチ
上手くアプローチすることが出来れば、1分くらいで筋肉が柔らかくなります。
股関節の痛みにお悩みの方は是非お試しください。
まずは小殿筋の位置を確認します。
お尻の横を触ってもらうと、出っ張った骨(大転子)をさわることができます。
この骨の上は少しくぼみになっていて、ここに小臀筋があります。
強く押すと、股関節が悪い方は、比較的痛みがあるので分かりやすいです。
股関節の痛みのセルフケア
①仰向けで寝て、膝を軽く立てます。力は抜いてリラックスです。
②小殿筋に触れ、斜め下(骨の方向)に向かってゆっくり押します。
③20~30秒手の力で押してみましょう。(両手で押してもOK)
④今度は、足幅を広げて膝を閉じます。角度を変えることで別の筋を伸ばすことができます。
⑤先ほどと同様に、20〜30秒、小殿筋に触れ、斜め下(骨の方向)に向かってゆっくり押します。
最後に
うまくできるとよく効くセルフケアですので是非チャレンジしてみてください。
しかし、「自分でするのは難しい」「やってみたけどなかなか上手くいかない」という方もいらっしゃると思います。
そんな股関節の痛みにお悩みの方は、当院でも治療を行っておりますので是非ご相談くださいね。
ブログの内容は動画でもご覧いただけます。
当院ではLINEによるご相談も承っています。
お悩みの方はぜひご相談、もしくはご来院いただければと思います。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)