皆さんこんにちは!
京都市北区 もり鍼灸整骨院、院長の森です。
今回もみなさまの健康のお役に立つ情報というものをお伝えしていきたいと思います。
今回は、
「寝るときに上向きになって寝ると腰が痛くなってくる」
もしくは
「腰が痛くて上向きに寝られない」
その原因と改善法をご紹介したいと思います。
当院には腰痛でお悩みの方がたくさんご来院になられます。
その中でも、
「夜る時に腰が痛くてなかなか寝付けない」
このようなお悩みを持っている方からのご相談は少なくありません。
今回のブログと動画は、そんなお悩みを持つみなさまの手助けになるんじゃないかなと思います。
ぜひ最後までご覧になってください。
上向きに寝ると痛い原因とは
まずは上向きになって寝られないもしくは腰が痛くて上向きに寝られない、その原因です。
結論から言うと「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉が悪さをしています。
この筋肉はちょっと特殊で、腰の後ろから触ろうと思っても触れない筋肉なんです。
なぜなら腰の一番深い部分にある筋肉だからです。
触る場合には、お腹の前の方から指をグーッと入れていって腰のあたりにめがけて手を沈み込めないと触ることもできません。
つまり直接的にアプローチするには腰ではなくて、お腹や股関節の前を触らないといけないんですね。
では何故この腸腰筋という筋肉が悪さをするのか?
それは、この筋肉が硬くなると腰を前の方に引っ張るんですね。
腰が前に引っ張られると腰が反ってきてしまうんです。
上向けになって寝てみると、この腸腰筋という筋肉が硬い場合、腰と床との間にスペースができます。
スペースができるとここに圧力が集中するので、腰の筋肉に過剰な負担がかかってしまいます。
このような理由からこの上向きに寝ている時に腰が痛いっていう現象が起きてしまうのです。
腸腰筋という筋肉が和らげば、腰が前に引っ張られることなく痛みが緩和されるということですね。
ではこの腸腰筋が和らぐストレッチをやっていきたいと思います。
腸腰筋のストレッチ
まず上向けになって寝てもらい両膝を立てておきます。
そうすることで腸腰筋という筋肉が緩みます。
上向きになって寝たら痛いという方は膝を曲げたら楽なことが多いと思います。その方はほぼ間違いなく腸腰筋という筋肉が悪さをしています。
次に、片方の膝をこのように胸に近づけて曲げてみてください。足は両手でしっかりと支えておきます。
もう片方の脚は伸ばしたまま、つま先を天井の方にこのように向けておきます。
そして、かかとでプッシュしていくような感じで足を下に伸ばしていきます。こうすることで、伸ばしている足の腸腰筋をストレッチすることができます。
これをだいたい10秒から15秒ぐらいキープします。
交互に3回、4回くらい繰り返してみてください。
その後にもう一度普通に上むきに寝てもらうと、先ほどより腰が楽になっているのを感じていただけると思います。
もしあまり効果を感じられない場合は、ストレッチをする際に体に力が入りすぎている可能性がるので、出来るだけ力を抜いて、リラックスした状態でおこないましょう。
まとめ
今回は上向きに寝ると腰が痛い、もしくは腰が痛くて上向きでは寝られない、その場合の原因と対処法というものをご紹介させていただきました。
ストレッチはそんなに難しくないと思うので、ぜひ試してもらえたらと思います。
もしストレッチをすると腰が痛いだとか、あまりにもしんどいという場合は無理をせずに痛みのない範囲でおこないましょう。
それでもで腰がすごく辛いというと場合は、必ずお近くの病院や治療院さんに相談してください。
動画でも解説していますので、ぜひご覧になってください。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)