皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
今回は「正しいタオルギャザー」をご紹介します。
目次
タオルギャザーとは
タオルギャザーとは、足の指でタオルを引き寄せて足の筋肉を鍛えるトレーニングです。
特に足のアーチを作る筋肉が鍛えられるので足のアーチの低下が原因で起こる足のトラブル改善に用いられます。
具体的には、外反母趾、モートン病、足底筋膜炎、偏平足などの改善に用います。
有名なトレーニングなので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
このトレーニング、実はあるポイントを意識するだけで、その効果がずいぶんと違ってきます。
そこで今回は、より有効なタオルギャザーをご紹介できればと思います。
一般的なタオルギャザーと正しいタオルギャザー
一般的なタオルギャザーは、このようにイスに座り、タオルを手繰り寄せます。
多くの場合、膝を曲げた状態で行っていると思います。
この方法でも間違っているわけではありません。
ただもっと効率的な方法があります。
それが、膝を伸ばす(膝の曲がりを浅くする)という方法です。
なぜ膝を伸ばすタオルギャザーが有効?
やってみるとわかりますが、膝を少し伸ばすだけでものすごく「やりにくく」なります。つまり、タオルを引き寄せるが難しくなるということです。
これはなぜかというと、指を曲げる筋肉は大きく分けて、
①ふくらはぎの筋肉(足首から上)
②足だけの筋肉(足首から下)
の2種類があるからです。
膝を曲げるとこの2種の筋肉を使いますが、膝を伸ばすと、使えるのは足の筋肉だけになります。
実は、特に足のアーチに関わるのは、足首から下の足だけの筋肉。
つまり、膝を伸ばすことで足のアーチを作る筋肉だけを狙い撃ちすることができるのです。
正しいタオルギャザーのコツ
正しいタオルギャザーは膝を伸ばして(ちょっと曲がるくらいでOK)行います。
タオルの滑りが良くなるように、フローリングや滑りやすい床で行うのもポイントです。
この方法だと本当に疲れてしまうと思うので、1回1〜2分程度でOK。
普段から運動の習慣がある方は、1日に2回、3〜4分くらい頑張っても大丈夫です。
全然手繰り寄せられない…という方でも大丈夫
外反母趾、モートン病、足底筋膜炎などでお悩みの方は、足のアーチの筋肉が弱くなっているので、上手くできない方も多いかと思います。
実はタオルギャザーって普段使わない筋肉を刺激するための作業。
使っていない筋肉を刺激できればいいので、実際にタオルが手繰り寄せられなくても気にしなくて大丈夫です。
やっていくうちにだんだん出来るようになってくるので、ぜひ続けて頑張ってください。
詳しい解説や、実際のトレーニング映像は動画でもご覧になれます。ぜひ動画もご覧くださいね。
当院ではLINEによるご相談も承っています。
お悩みの方はぜひご相談、もしくはご来院いただければと思います。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)