足裏、足指がしびれ痛いモートン病の原因と治療のポイント

 

 

皆さんこんにちは。

 

京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森です。

 

今回はモートン病の原因と治し方についてお話しします。

 

モートン病とは?

 

足の裏、指先に痛みを感じてしまうものをモートン病と言います。

 

モートン病は神経の問題です。

 

特に、足の中指と薬指の間の神経が、炎症を起こしたり分厚くなって、体重がかかった時に刺激されて痛みが出ます。

 

神経の障害なので、刺激されるポイントが痛いのに加え、指先や足裏に痛みが放散してしまいます。

 

このあたりの痛みや痺れの中には、腰や坐骨神経が影響している場合もあります。

 

モートン病と坐骨神経痛の違い

 

歩いてるときに、その痛みが誘発されるかどうかで見極めるのが1番です。

 

特に素足で地面を蹴りだす時、体重がかかった時に痛みや痺れるように感じるのは、ほとんどの場合モートン病です。

 

もしくはたくさん歩いたときに、「歩いているときは大丈夫だけど、バスに乗って座ったときに、指先がジンジンする」という場合もモートン病である可能性が非常に高いです。

インソールや薬では治りにくいモートン病

 

「病院に行くと特に対処はなく痛み止めなどのお薬をもらうだけだった。」

 

「インソールを作ったけどなかなかよくならない」

 

こんな経験をされる方もすくなくありません。

 

しかしそのような対処だとなかなか良くならないのがモートン病です。

 

足の痛みが良くならないと諦めている方も多いようですが、実際にはモートン病にもしっかり原因があります。

 

その原因を取り除いていく治療をすれば良くなる可能性は十分にあります。

 

 

モートン病の原因と治療のポイント

 

モートン病の原因は大きく分けて3つあります。

 

要因1:足の横アーチの低下

 

足を前から見ると、ドーム状のアーチをしています。

 

 

人差し指を中心に足の横アーチというは形成されています。

 

このアーチがベチャッと潰れて偏平になることを開帳足といい、モートン病が悪化しやすくなる原因となります。

 

足の横アーチが潰れて平に開いてしまうと、神経が通るトンネルが狭まります。

 

狭まってしまうことで神経が圧迫され、炎症を起こしたりストレスを受けることで悪くなってしまいます。

 

なのでモートン病にお悩みの方は、足の横アーチを改善するプロセスが非常に重要です。

 

足の横アーチが潰れる要因はいくつかありますが、足の骨のバランスが崩れているケースがほとんど。

 

特に根元の骨(足根骨)のバランスや位置がずれたり崩れてしまうことでこの先についている中足骨が開いてしまいます。

 

 

この足根骨のバランスの崩れがひどい方は治療していかないと改善することはなかなか難しいです。

 

しかし、軽度の方はセルフケアで改善していくこともできます。≪セルフケアはブログの後半でご紹介します。≫

 

 

要因2:足首の硬さ

 

モートン病になる方はほとんどの場合、足首の動きが硬いです。

 

特に足首を上に上げる、背屈と言われる動きの柔軟性が硬くなっています。

 

 

距腿関節(きょたいかんせつ)の動きが非常に硬くなっているケースが多いです。

 

足首が硬い方は、歩くときに足首の動きで衝撃を吸収することがちょっと苦手です。

 

歩くときは足首が動くことと、指先が動くことの2つの動きで体の衝撃を吸収します。

 

しかし足首が硬くてあまり動かないと、指だけで衝撃を吸収しようとしてしまい指の関節に負担が掛かります。

 

 

指の関節の近くにある神経が沢山刺激を受けてしまうと、モートン病になる可能性があります。

 

要因3:歩き方

 

モートン病だけではなく外反母趾の方にも言えることですが、

 

歩行時の足で地面を蹴りだす指の向きが、以下の2つの写真のように外側に向いてるケースが非常に多いです。

 

 

 

 

 

本来、歩行時の後ろの足は親指に体重が掛かって親指が真っすぐ上がるような形で蹴りだします。

 

ところがモートン病や外反母趾になる方は足の親指ではなく、足の内側を支点にして蹴りだしてしまうことが多いです。

 

こういう歩き方は、足の指先を使えていない歩き方です。

 

足の指先が使えていないと内在筋があまり鍛えられないので、足が横に広がって開帳足が助長されます。

 

なのでこういった歩き方になっている方は、モートン病や外反母趾になりやすくなってしまいます。

 

歩き方の改善方法はこちらの動画をご覧ください

 

 

自分でできるモートン病の治し方

 

モートン病や外反母趾の方は、舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨が歩いている時に下に落ちるような形、あるいは外側に捻じれているような形になってしまっています。

 

アーチを作るためには舟状骨が上且つ内側に入らないといけません。

 

このセルフケアを行うことで、舟状骨が正しいポジションに戻り、アーチを作ることが出来ます。

 

血の巡りも良くなりますので是非お試しください。

 

足根骨の調整方法はこちらです↓

 

最後に

 

モートン病にお悩みの方、足の裏もしくは指が痛い方は、今日お伝えしたアーチを作るためのセルフケアと合わせて、足首のストレッチも行ってみてください。

 

 

 

 

軽度なモートン病、足の痛みはこのセルフケアで改善する可能性が十分にあります。

 

 

ぜひセルフケアを続けてみてくださいね!

 


当院のモートン病の治療についてはこちらをご覧ください↓

モートン病の治療

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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