皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
今回は「外反母趾でやってはいけないこと」というお話です。
外反母趾でお悩みの方はとても多く、当院にもたくさんの方が来院されます。
私は10年以上外反母趾の治療に携わってきました。
その中で気づいたことがあります。
それは、、
世間一般で”良い”とされている外反母趾の治療が逆効果になっているという事です。
このまま間違った対処を続けていると、逆に外反母趾が悪化してしまいます。
今日はそんな外反母趾を悪化させてしまう3つのポイントについてお話していきます。
目次
外反母趾でやってはいけないポイント
やってはいけないこと3つは以下の通りです。
①親指を引っ張るようなテーピングやサポーター
②足の指に挟むような外反母趾グッズ
③アーチが高くなりすぎるインソール
それぞれ解説させていただきます。
①親指を引っ張るようなテーピングやサポーター
「外反母趾を改善するなら、曲がった骨をテーピングやサポーターで戻して固定すればいいのでは?」と思った方はいらっしゃいませんか?
実は、このようなテーピングやサポーターを行うとかえって母趾が痛くなることがあります。
これは無理やり骨を引っ張ることで、骨や神経が圧迫されて痛みが出るからです。
テーピングで少し引っ張るくらいなら問題ないかもしれませんが、どこまで大丈夫かという見極めは専門家であっても難しいところです。
ですので、無理に指を引っ張るようなテーピングやサポーターをご自身ですることはおすすめできません。
②足の指に挟むような外反母趾グッズ
この方法も指が痛くなるというお声をたくさんいただきます。
なぜ良くないのかというと、足にものを挟むことで足の横幅が広がるからです。
これを開帳足と言います。
そして、開帳足になればなるほど母趾は曲がる方向に変化していきます。
5分、10分程度であればさほど問題ではありませんが、一日中、夜寝ている間など長時間の使用は逆効果です。
③アーチが高すぎるインソール
外反母趾にお悩みの方は足のアーチが低下しているというお話を聞いたことがありますでしょうか?
実際に外反母趾は足の横アーチが低下してしまいます。
足のアーチを作るため、インソールを使用するのは比較的よくある対処法です。
ただ、ここでみなさんに考えて欲しいのは、アーチは何のためにあるのか?ということです。
答えは、、、潰れるためにあります。
普段、足のアーチはクッションのような役割で、足に加わる衝撃を吸収しています。
インソールによって足のアーチのスペースがなくなってしまうと足は潰れられなくなります。
つまり、衝撃を吸収できずに、ダイレクトに力が体や足の骨に伝わってしまうのです。
アーチが低下している方は、自分の足のアーチ能力を高めることが大切です。
アーチを作るためのトレーニングはこちらの動画をご覧ください↓
最後に
外反母趾を改善するのは、まずはしっかりと正しい知識を身につけることです。
軽度の外反母趾であれば、正しい知識や適切なストレッチを行うことで改善していくこともできます。
ただし、外反母趾が進行した方に関してはやはり治療が必要ですので、ぜひ治療を受けてくださいね。
ブログの内容は動画でもご覧いただけます。
京都市、または京都周辺の地域で、外反母趾にお悩みの方はぜひお早めに当院にご相談くだい。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)