春の倦怠感やイライラを解消する方法

 

 

皆さんこんにちは。

 

京都市北区北野下白梅町にあります、もり鍼灸整骨院です。

 

春になると体が疲れやすく感じたり、イライラしやすくなったりするという方はいらっしゃらないでしょうか。

 

春は一見、気候がよく気持ちのよい時期だと思われがちです。

 

ところが、体にとってはストレスの多い季節でもあります。

 

そこで今回は、この季節の倦怠感やイライラの原因、改善するための方法を紹介させていただきます。

 

 

倦怠感、イライラの原因は自律神経の乱れ

 

春は朝晩の気温差がとても大きくなります。

 

服の衣替えがあるように、身体も寒さから暑さに対応するために準備を始めます。

 

この体の衣替えの影響により自律神経が乱れ、疲れやすさやイライラの原因になってしまうことがあるのです。

 

 

倦怠感、イライラの改善には首と横隔膜

 

自律神経が乱れている人は首の筋肉が硬くなっています。

 

これは自律神経をコントロールする大切な場所が首にあるからです。

 

また、首には横隔膜を支配する神経もあり、自律神経の乱れから横隔膜が上がっているケースがあります。

 

横隔膜が上がると呼吸が浅くなり、酸素の巡りが悪くなり、疲労や倦怠感の原因になります。

 

 

倦怠感、イライラを改善するセルフケア

 

倦怠感やイライラを感じやすい方は、ぜひ首を柔らげ、横隔膜を下げる対処をとりましょう。

 

まず行っていただきたいのは、ツボを使ったセルフケアです。

 

東洋医学では、気血(きけつ)の巡りが悪くなると、イライラや疲れを引き起こしやすいと言われています。

 

以下のツボを刺激することで、これらの症状を改善する効果が期待できます。

①頭のてっぺん「百会」を押す

 

両方の耳を結んだ線上のちょうど真ん中に「百会(ひゃくえ)」というツボがあります。

 

 

このツボは、気血の巡りをよくする効果があります。

 

側頭部を手のひらで覆い、中指があたる頭の中央が百会です。

 

指で押すと「つーん」とした痛みを感じる方が多いと思います。

 

気持ちの良い強さで結構ですので、10秒間押してみましょう。

 

 

②後頭部の側面「風池(ふうち)」を押す

 

東洋医学では、ストレスは「肝(かん)」の不調だと捉えられています。

 

肝の働きを助ける作用と、自律神経の要である首の筋肉を和らげる効果から、このツボを使うことをおすすめします。

 

後頭部の両側は骨が出っ張っています。この骨の下のくぼみに風池というツボがあります。

 

 

写真のように骨のくぼみに親指を当てて、頭を少し後ろに傾け、親指を上に持ち上げると適度に刺激できます。

 

 

気持ちの良い強さで結構ですので、10秒間押してみましょう。

 

 

横隔膜を下げる呼吸法

 

最後にご紹介するには、自律神経を整える呼吸法です。

 

「腹圧呼吸」という横隔膜を下げる呼吸法になります。

 

まずは鼻から4秒かけて息を吸います。

 

 

吸うときにお腹が膨らんでいくことを意識してください。

 

次に、8秒かけて口ぶえを吹くように、口から細く長く息を吐き出します。

 

 

吐くときも、お腹が膨らんだ状態をキープします。

 

この呼吸を3回繰り返します。

 

 

最後に

 

ツボ押し、呼吸法、すべて行っても3分ほどで実践できます。

 

1日1回、寝る前に行うと睡眠の質も向上するのでより効果的です。

 

お時間の許す方は、朝や日中に取り入れていただいても結構です。

 

春は自律神経の乱れから様々な不調がでます。

 

セルフケアだけでは楽にならない、もっと楽になりたい、そう思われる方は体のバランスを整える整体や、体の循環をよくする鍼灸などが効果的ですので、ぜひ治療も受けてみてくださいね。

 

 

 

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お悩みの方はぜひご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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