足が痛くならないパンプスの選び方

 

 

皆さんこんにちは。

 

京都市北区北野下白梅町にあります、もり鍼灸整骨院です。

 

春から新生活が始まり、慣れないパンプスを履く人も増えることでしょう。

 

最近では「パンプスの強制はパワハラだ」という話が出るほど、女性の靴の話題が注目を集めるようになってきました。

 

しかしながら、パンプスを履かざるを得ない、という状況の方の方も多いと思います。

 

そこで今回は、外反母趾やモートン病、足底筋膜炎などの足の治療やインソール作成などを行っている私が思う、足が痛くなりにくいパンプスの選び方をご紹介します。

 

パンプスを履くと足が痛くなる原因

 

痛みの場所によってその原因は変わります。

 

ですので、痛みの出る場所ごとに原因をご紹介します。

 

 

足の親指が痛くなる場合

 

足の親指が痛くなる方は外反母趾になっている可能性があります。

 

母趾の角度が20度を超えると外反母趾と呼ばれますが、それ以下の変形でも痛みが出る可能性が十分にあります。

小指が痛くなる場合

 

小指が痛くなる方は、内反小趾というトラブルの可能性があります。

 

これは外反母趾の小指版で、多くの場合は外反母趾に合併しています。

 

足裏の前の方が痛くなる

 

足裏の前の痛みは、中足骨頭痛と言われるものか、モートン病と言われる足のトラブルの可能性があります。

 

これは靴と足が合っていなくて、足裏の前の骨のあたりに体重が集中することでおきます起きます。

 

 

土踏まずが痛くなる

 

足の裏の内側あたりが痛くなるのは足底筋膜炎という足のトラブルの可能性があります。

 

ふくらはぎと足裏の筋肉は密接に関わっているので、ふくらはぎが疲れている人に多いトラブルです。

 

かかとが痛くなる

 

かかとの裏が痛い方は足底筋膜炎、かかとの後ろが痛い方はアキレス腱炎や滑液包炎になっている可能性があります。

 

 

このようにさまざまな原因がありますが、パンプスを履いてから痛みが出ているのであれば、やはり足とパンプスが合っていないと言えるでしょう。

 

では実際のパンプス選びのポイントをご紹介します。

 

 

足の前滑りを起こさないパンプスを選ぼう

 

足の前滑りとは、靴の中で足が前に滑ってしまう(ずれる)現象です。

 

前滑りを起こすと、歩くたびに靴と爪先がぶつかったり、滑らないように踏ん張ったりします。

 

そうすると足の関節や筋肉に過剰な負担がかかり、さまざまな足のトラブルを引き起こします。

 

前滑りを起こす靴とは、大きすぎる靴や柔らかすぎる靴です。

 

意外かもしれませんが、ある程度足にフィットした靴の方が、足の痛みを予防することができます。

 

もちろん小さすぎてもダメなので、どのようなものならOKなのか、その選び方をご紹介します。

 

大事なポイントは3つあります。

 

 

①かかとが脱げやすいパンプスはNG

 

歩くたびにカパカパとかかとが脱げるようなパンプスはNG。

 

かかとが脱げるということは、靴のなかのスペースが広く、前滑りを起こしやすいということです。

 

また、自分のかかとと、靴のかかと部分の形が異なる、ということもあります。

 

サイズが合っていても脱げやすい靴があるので、靴は実際に履いてみて選ぶようにしましょう。

 

 

②ぐらぐらしない靴を選ぼう

 

靴を履いたら、足を左右に動かしてみてください。

 

靴には横幅のサイズというものがあり、自分の横幅よりも広すぎる靴を履くと靴の中で足がぐらぐら動きます。

 

小さすぎると当然圧迫されて痛いのですが、履いたときににあまりに緩く感じるものにも注意が必要です。

 

緩いと感じた場合は、市販のインソールを入れるなどしてフィット感を高めましょう。

 

また、柔らかすぎる素材は、履いたその時は楽に感じますが、長時間歩くと足がぐらぐらしてきて、かえって疲れやすくなります。

 

 

③ソールが滑りやすくないか

 

ストッキングとソールの相性によっては、非常に滑りやすくなることがあります。

 

その場合は滑り止めインソールシート(パッド)などを活用して、前滑りを防止しましょう。

 

 

基本的な靴の選び方

 

革靴、ヒール、パンプスなどには「基本設計」というもがあります。

 

ある程度しっかりとしたパンプスなら問題なのですが、安価なパンプスの場合、この基本設計ができていないものもあります。

 

靴の基本設計は、少なくとも以下の2つはクリアしておきたいものです。

 

 

かかとをしっかりさせるカウンターが入っている

 

靴のかかとにはカウンターという硬いパーツがあり、これがかかとを安定させる役割を果たしています。

 

かかとを握って潰れてしまうよなら、カウンターが入っていないか、弱い設計になっている可能性があります。

 

かかとはしっかりと硬いものを選びましょう。

 

靴底を支えてくれるシャンクが入っている

 

靴底には、シャンクと言われるパーツがあてがわれ、靴がグニャリと折れ曲がらない設計になっています。

 

また、シャンクの先端は靴の前3分の1くらいまで伸びていて、ここを境に靴が折れ曲がるようになっています。

 

実際の足も足の3分の1くらいを起点にして曲がるので、欠かせない設計です。

 

少なくともこの2つの構造をクリアしていく靴を選ぶことが前提となります。

 

もしも、かかとがふにゃふにゃしていたり、2つ折りになるようなパンプスであれば買い換えられることをお勧めします。

 

※基本的な靴選びはこちらの動画をご覧んください↓

 

 

最後に

 

パンプスを履くことによる足の痛みにお悩みの方は、ぜひ今回のパンプス選びを参考にしてください。

 

ただし、いくら靴選びを頑張っても、足自体に問題があればなかなか足の痛みは改善しません。

 

少しでもはやく痛みを改善したい方は、お近くの整形外科や整骨院、整体院などにご相談くださいね。

 

当院でも足のトラブルの治療を行っておりますので、京都で足の痛みにお悩みでしたらぜひご相談ください。

 

 

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

お悩みの方はぜひご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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