皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
今回は「膝の痛みを解消する方法」をお伝えします。
膝の痛みは、膝周りの筋肉が硬くなっていることや膝の筋肉が弱くなっていることが原因だと言われることがあります。
しかし、それだけでなく足の親指から痛みを引き起こしている場合があります。
私の経験上、膝を曲げると痛いという方の9割以上が足の親指の硬さが関わっています。
膝の痛みの原因、実は足の親指にある
屈伸をする時、足がどのように動いているか考えたことはありますか?
鏡の前で、立った状態から膝を曲げてしゃがんでみてください。曲がっているのは膝だけでしょうか?
見ていただくと、足首、足の指も曲がっているのが分かります。
屈伸や立て膝、何かものを拾う時に膝だけで動くということはありません。
膝と一緒に足首や足の指も動いています。
つまり足首や足の指が硬くなると、その分の負担が膝にくるということになります。
特に足の指から膝にかけての体の連結には、長母指屈筋という大事な筋肉があります。
長母指屈筋とは、親指から足の裏を通って内くるぶしの辺りを通り、ふくらはぎの後ろまで続く筋肉です。
この筋肉は足の指や足首を曲げたり、上げる動作に関わるため、硬くなって足の親指や足首がうまく動かなくなると膝の負担が大きくなります。
また、長母指屈筋が硬くなると、足首と足の指を曲げた屈伸が出来なくなります。
長母指屈筋が硬くなっている人、足の親指の動きが悪くなっている人は、膝を曲げたときに足首が外に捻れるような形で屈伸されます。
つまり、つま先が外に向いて膝が前に出るような屈伸になってしまい、足を痛めているケースが多いのです。
足の親指の硬さを改善していくことはものすごく大事な作業です。
是非これからご紹介するセルフケアをお試しください。
長母指屈筋を柔らかくするためのセルフケア
先ほどお伝えした通り、長母指屈筋は足の親指から足の裏を通り、ふくらはぎまで伸びる筋肉です。
この長母指屈筋のアプローチのポイントは、2つあります。
1,母指球の下の辺り
2,内くるぶしの下の辺り
この2つのポイントを和らげることで足首の動きが良くなり、膝も曲がりやすくなります。
そのポイントをおさえた、長母指屈筋を和らげるセルフケアはこちらです↓
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は足の親指が関係する膝の痛みを改善する方法をお伝えしました。
特に膝を曲げると痛いという方の9割以上が、足の親指が膝の痛みに関係しています。
是非2つのポイントをおさえて、セルフケアを行ってみてください。
当院の膝の痛みの治療については、こちらをクリックしてください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)