猫背矯正や矯正ベルトをしても猫背が治らない原因と正しい筋トレ、ストレッチ方法とは

京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。

今回は猫の日(2/22)にちなんで「猫背」についてのお話をさせていただきます。

 

 

当院にも猫背からくる体の不調でお悩みの方がよく来院されています。

 

自分も猫背だと日頃から感じられていたり、ご家族の中で猫背でお悩みの方がいらっしゃれば、効果的なストレッチや予防法についてもお話しますので、最後までお読みください。

 

 

猫背になりやすい方の特徴とは

 

猫背になってしまいやすい人というのは、共通した特徴があります。

 

1、仕事や学校などで、机に座っている時間が長い人

2、歩きスマホなどで下を向いてスマホを見る時間が多い人

3、十分な睡眠時間がとれておらず、寝不足が続いている人

4、運動不足によって骨や筋肉が弱ってしまっている人

 

大きくこの4つが挙げられます。

 

そこで、猫背矯正ベルトなどの器具を使って、猫背になるのを予防される方もいらっしゃいます。

 

しかし、残念ながら、こうした器具で猫背を完全に改善することは難しいと言わざるをえません。

 

特に私のように治療家としての立場からは、本当のことを言わなければいけないと思っていますので、ズバリ言いますが、猫背は根本的な原因を改善しない限り器具では良くならないのです。

 

こんなことを言うと、もしかしたら他の対処を勧める治療家の方からも叩かれるかもしれません。

 

それでも勇気をもって本当のことをお伝えしたいと思います。

 

猫背になってしまうもっとも大きな原因は、「生活習慣」にあります。

 

 

猫背の原因は生活習慣

 

毎日の生活の中で、どうしても猫背になってしまう時間が長いと猫背になってしまいやすくなります。

 

先ほども挙げたようにデスクワークが長い方や歩きスマホが、その原因です。

 

この生活習慣が改善されない限り、器具をつかって一時的に改善したとしても猫背は何度でも再発してしまいます。

 

仕事や学校で机に座ることは、避けられませんが、その際に姿勢に気をつけて、猫背になりにくくすることはできます。

 

 

猫背の方ができる生活習慣の工夫

 

たとえば、定期的に立ち上がったり、ストレッチをしたりすることで、同じ姿勢でいる時間を短くして、猫背を予防することができます。

 

また、スマホも見る姿勢に気をつけて下を向いている時間を少し減らせば、体への負担を軽減することができます。

 

睡眠については、一般的に成人なら7時間ほど、子供なら9時間ほどの睡眠時間を取るようにすれば、寝不足は解消できると言われています。

 

運動不足にについても、毎日少しでも運動をすることによって、猫背になるのを防ぐこともできるでしょう。

 

※ほかにも関節や筋肉の疾患によって引き起こされている場合があります。その場合は、今すぐにでも専門家の診察を受けるようにしてください。

 

 

猫背の方ができる生活習慣の工夫

 

しかし、そんなことは分かっているけど、仕事もスマホも睡眠不足や運動不足も解消するは難しいですよね。

 

では、お家でもできる猫背のストレッチや予防法はないのでしょうか?

 

ここからは、簡単にできるストレッチと予防法をお伝えします。

 

 

猫背を改善する背中のストレッチ

立った状態で、手の平を天井に向けて手を伸ばし、背中を伸ばす。

また、体の後ろで両手を組んで、体を後ろに引っ張るようにして伸ばす。

猫背を改善する胸を開くストレッチ

立った状態で、両腕を広げて、後ろ側に広げて、胸を大きく開くようにストレッチします。

 

 

猫背を改善する首のストレッチ

立つか座った状態でおこないます。首をゆっくりと前後左右に曲げて動かします。

 

これらのストレッチは、適切な方法で行うことが重要です。

 

不適切な方法で行うと、逆効果になる場合もあります。

 

緩やかな動きで、時間をかけてゆっくりとおこなうことが大切です。

 

次に猫背を予防するために筋トレをおすすめします。

 

猫背を予防するために鍛えるべきなのは、背中の筋肉です。

 

お家でも簡単にできる背中の筋トレをご紹介しましょう。

 

 

猫背を改善する筋トレ①

床に仰向けに膝を立てて寝ます。

両手も床につけて、お尻をゆっくりと床から離して上げていきます。

背中から膝が一直線になるように上げたら、そこで10秒間キープします。

これを10回×3セットおこないます。

 

 

猫背を改善する筋トレ②

両肘をついて、うつ伏せに寝ます。

お腹を床から離すように上げていきます。

足の先から頭のてっぺんが一直線になるように上げたら、そこで10秒間キープします。

これを10回×3セットおこないます。

 

 

猫背を改善する筋トレ③

腰に手を当てて両肩をぐっと後ろに動かし、胸を張るような姿勢で肩甲骨を寄せる。

かなりきついなと感じるところで10秒間キープする。

 

筋トレは、ストレッチをおこなって、少し筋肉をほぐしてから行うと、より効果的です。

 

また、どの筋トレも息を止めず、ゆっくり呼吸をしながらおこないましょう。

 

ストレッチを行なった後に筋トレをすると、呼吸が深くなることを実感できると思います。

 

ラジオ体操のように、両手を上げながら深呼吸をしてみてください。

 

普段よりも呼吸が深くなったと感じたら、効果ありです。

 

 

まとめ

 

以上、猫背に効くストレッチと筋トレを3つずつご紹介させていただきました。

 

猫背を防ぐには、普段から姿勢に気をつけることが大切です。

 

とくに猫背になりやすい特徴をお持ちの方は、今回ご紹介したストレッチや筋トレを実践してみてください。

 

また、猫背が原因だと思っている不調ももしかすると大きな病気のサインの場合もあります。

 

なかなか不調が良くならない場合は医療機関で診察してもらってください。

 

もし京都市で猫背が原因での体の不調にお悩みの方がいらっしゃれば、当院でも治療をおこなっておりますのでぜひご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

One thought on “猫背矯正や矯正ベルトをしても猫背が治らない原因と正しい筋トレ、ストレッチ方法とは

  • aaa

    思いっきり対処療法じゃんw
    普通に考えて猫背矯正ベルトも、ストレッチや生活習慣改善(←矯正器具って半分これの為なんじゃ無いの)
    と併用するに決まってるだろ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です