みなさんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森です。
今回は「猫背を改善する方法」をお伝えします。
猫背を改善するために、ストレッチポールで背骨を伸ばしたり、背中の筋肉を鍛える方も多くいらっしゃいます。
しかし、その方法では猫背を根本的に解消することは出来ません。
猫背を根本的に改善するポイントは、実は“足首”にあります。
「足首と猫背になんの関係があるのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
足首が原因で猫背になる理由
まずは皆さんお試しください。
真っ直ぐ立った時の、猫背の状態を鏡や写真でチェックしてみましょう。
次に、膝立ちで真っすぐ伸ばしたままの状態にしてみましょう。
背中が先ほどより伸びる感じがあると思います。
“注意点”股関節がくの字のにならないように立っている時と同じように伸ばします。
多くの方は膝立ちをした方が背中が伸びて猫背が解消されます。
膝立ちをしている時は膝から下の足の影響を受けていないからです。
つまり、猫背は下の土台が歪むことによって足の上になっている上半身が歪んでいる状態だと言えます。
足首の歪みや硬さがあると体の重心が後ろに倒れ始めます。
いわゆる“後方重心”という形になります。
これは足首の硬さや捻じれによって引き起こされます。
無意識の代償動作として、重心が後ろに掛かるとバランスを取るために上半身を前の方に屈めて真ん中の位置を保つようになる。
これが猫背を生んでいます。
もう一つの代償パターンは、重心が後ろに掛かる方は骨盤を前に出すようにしてバランスを取ります。
これをスウェイバック又はスウェイバック姿勢と言います。
骨盤が前に出ると背中の湾曲が強くなります。
猫背を根本的に改善していくには、足首の捻れや歪みを解消して後ろにもたれかかった重心を真ん中に戻すことが大事です。
前方重心の方は猫背になりにくいです。
あくまでもニュートラルな姿勢を作っていかなければならないです。
猫背を改善するための足首捻じれ解消ストレッチ
まずは厚みのある台を用意してください。
かかとは地面に着け、足の前半分を台に乗せる、膝をしっかり伸ばします。
膝と股関節がしっかり伸びている状態を作ります。
正面から見た時も、つま先、膝、股関節、体は真っすぐに向け体重を掛けてください。
足に体重を掛けてこの姿勢で10秒~15秒キープしてください。
体重を掛けると自然と背中が伸び姿勢が良くなります。
これを左右交互に行いましょう。
この方法を出来れば3~5セット行ってください。
お風呂上りなど体が柔らかくなっているタイミングがオススメです。
ストレッチが終わったら一度立って確認してみましょう。
初めに確認した時よりも背筋が伸びた感じが出ている方が多いのではないでしょうか?
詳しいストレッチはこちらの動画をご覧ください!
最後に
今回ご紹介したストレッチは1回2回行って良くなるものではありません。
出来れば毎日続けると自然と背中の伸びた気持ちの良い姿勢になります。
猫背に悩まれている方や姿勢を良くしたいと思われている方は是非、この方法をお試しになってください!
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)