みなさんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森です。
今回は「肩が上がりにくい、肩が痛い場合の改善法」についてお話します。
“肩の痛み”と言えば、四十肩や五十肩、慢性的な肩の痛み、怪我での肩の痛み、痛みにより肩が上がりづらいなど、多くのお悩みがあると思います。
目次
セルフケアの前に注意点
そんなお悩みを改善するセルフケアをお伝えする前に、一つ注意点があります。
四十肩、五十肩いわゆる拘縮肩でお悩みの方で、寝ている時やじっとしている時、日常生活でも痛みが出る場合はまず安静にしてください。
と、言いますのも拘縮肩には下記のような症状の時期があります。
炎症期→拘縮期→回復期
炎症期には、寝てても肩が痛い、じっとしていても肩が痛い、日常生活を過ごしても肩が痛いといった炎症の所見が見られます。
この時には、ストレッチは行わず、安静にするのがベストです。
無理に動かそうとすると、炎症の期間が長引き治るのが遅くなります。
この時期を過ぎて、寝ていても、安静にしていても大丈夫になってからセルフケアを始めましょう。
肩が痛くなるメカニズム
肩は、肩甲骨と上腕骨から成っています。
腕を上げる時には、上腕骨が動くのと同時に肩甲骨も外転しています。
上腕骨の動きと肩甲骨の動きが合わさって、180度腕が上がる肩の動きになります。
もし肩甲骨が硬くなり動かなくなると、上腕骨ばかりで腕を動かす事になります。
上腕骨には過度な負担が掛かり、それが原因で肩を痛めるというメカニズムになっています。
つまり、肩の痛みを改善するには、肩甲骨の周りの筋肉を柔らかくして肩甲骨が自由に動ける状態を作ることが必要です。
肩の上がりにくさ、痛みを改善するセルフケア
今回お伝えするセルフケアは肩甲骨の可動域を良くするためのセルフケアです。
四十肩や五十肩、インピンジメント症候群、腱板損傷でお困りの方は、上腕骨の運動をするとさらに悪くなってしまいます。
上腕骨はあまり動かさず肩関節に負担をかけないセルフケアをお伝えします。
大胸筋、広背筋によく効くストレッチです。ぜひお試しください。
セルフケアはこちらからご覧ください↓
最後に
このストレッチは、痛みのない範囲で、炎症期が過ぎてから行うようにしてください。
肩が上がりにくい、痛みがでることでお困りの方の力に少しでもなれれば嬉しいです。
当院の五十肩の治療についてはこちらからご覧ください↓
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)