みなさんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森です。
今回は【ひざ痛を改善するストレッチ】をご紹介します。
実はひざの痛みというのは、原因がひざ以外にあることが非常に多いです。
中でも、O脚気味の方や歩く時にひざが痛む方は、股関節に原因があることが多いです。
特に小殿筋や大腿筋膜張筋辺りの筋肉にトラブルが起きているとひざに影響を及ぼします。
その理由は、O脚気味の方やひざが少し曲がったタイプの方は、ひざの外側に体重がかかるという特徴があるためです。
ひざの外側に体重がかかると、ひざの外側を支えている筋肉に負担がかかります。
その筋肉こそがひざの外側の筋肉である大腿筋膜張筋やお尻の横に付いている小殿筋なのです。
これらの筋肉が頑張っている間はいいのですが、疲れてきてしまうとひざをサポートすることが出来なくなり、体が横に揺れるような歩き方に少しずつ変化していきます。
体が横に揺れる歩き方になると、ひざに左右を移動するような力が加わり始め、次第にひざの関節が痛んだり、ひざの内側や前辺りに痛みが出るということが多く見受けられるようになります。
ですので、ひざの痛みを改善していくためには、これらの筋肉を和らげてコントロールできるようにし、ひざを安定させる必要があるのです。
また、股関節が硬いと、ひざの関節を伸ばしにくくしてしまいます。
ひざの関節は歩く時には必ず伸びなければいけないので、伸ばしにくくなるとそれ自体が痛みの原因になるのです。
逆に、股関節を和らげてひざが伸びやすくなると負担を軽減して痛みを改善するという効果が期待できます。
実際のストレッチセルフケアは動画でご紹介しておりますのでよろしければこちらをご覧ください↓
最後に
ストレッチはもちろん1日で効果が出るものではないです。
少なくとも1~2週間繰り返し、ひざの痛みがどのように変化するのかしっかり観察していただければと思います。
もちろん、ひざの痛みの原因も色々あるため、股関節以外が原因であれば改善されない場合もあると思います。
そのような場合には、やはりひざの痛みをきちんと理解してくださる先生の所に行って治療を受けられるのが1番ですので、お近くの信頼できる先生のところにご相談いただければと思います。
当院でもひざの治療を行っておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)