みなさんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
今回も皆様の健康のお役に立つ情報をお伝えしていきます。
皆さんは、膝が「パキン」「ポキン」と鳴って心配になったことはありませんか?
治療に来られる患者さんにも「膝がポキポキ、パキパキ鳴るのですが、これって大丈夫なのですか?」というような質問を頂きます。
そこで今回は「膝がパキポキ鳴ってしまう原因と改善法」ついてお伝えします。
まず、膝から音が鳴るのは大丈夫なのかという質問について、結論を申しますと膝の音が鳴ること自体が悪い訳ではありません。
ただし、音が鳴るのと同時に痛みも出て困っている方は、何かしらの治療が必要になります。
音が鳴る原因を改善していくことが出来れば、膝の痛みの予防や、現在お持ちの膝の痛みを早く良くすることにも繋がります。
目次
なぜ膝からパキポキ音が鳴るのか
よくある原因は、膝のお皿です。
膝のお皿が外側にズレてしまっていて、膝を曲げ伸ばしした時にこのお皿が元の位置に戻り「パキン」と音が鳴るケースが多いです。
膝のお皿がズレてしまう理由
膝のお皿がズレる理由を今回は2つご紹介します。
①膝のお皿の形自体が、普通の人とは異なっているパターン
お皿の形状は、人によって多少の違いがあります。
この違いによってズレやすい人とズレにくい人に分かれるのです。
例えば若い年齢、学生の時からよく音が鳴るというタイプの方は、お皿の形状が関係していることが多いです。
比較的大きな音、パキーンとかポキーンとかすごく大きな音が鳴るような方も、骨の形状が原因になっている場合があります。
こういった方は元から膝の形状の関係でズレているだけなので、症状を悪化させることも少なく、体が慣れています。
昔からそうであれば、その形に合わせた膝の動き方や、成長の仕方をするので、
今現在痛みが無ければ、音が鳴ったとしてもそこまで過剰に心配しなくて大丈夫です。
②膝のお皿の動きが悪くなっている、硬くなっているケース
例えば、お皿周りの筋肉がガチガチに硬くなっていると膝のお皿の動きが悪くなります。
また、膝のお皿の下には脂肪体という膝のお皿のクッションのような組織があります。
このクッションみたいな組織が、ペタンコに硬くなった座布団のようにクッション性がなくなってしまうと、
お皿の動きが悪くなって音が鳴るようになる事もあります。
この様な場合は痛みに繋がるケースが非常に多いので、ある程度早期に治療を開始したり、セルフケアを開始することをおすすめします。
では、なぜ膝の周りの筋肉や脂肪体が硬くなってしまうのでしょうか。
実は、姿勢が関係していることが多いです。
よくある例として、骨盤が後傾して膝が外側に曲がったりしてしまうと、太ももの外側の筋肉をよく使うようになります。
外側の筋肉が硬くなるとお皿の骨を外に引っ張ってしまい、外側に骨がズレてしまうのです。
写真の様な姿勢をされている方は、膝の音が鳴りやすいということになります。
太ももの外側の筋肉を柔らかくすることが、膝の音の鳴り具合を軽減していくために大事なポイントになります。
太ももの筋肉を緩めるセルフケアで、膝の音を軽減していきましょう。
太ももの筋肉を緩めるセルフケア
今回ご紹介するセルフケアは、太ももの外側にある外側広筋と大腿筋膜張筋を緩めるセルフケアです。
こちら↓からご覧いただき、セルフケアを2~3週間続けてみてください。
最後に
今回は、膝がパキポキ鳴る原因とセルフケアについてお伝えしました。
痛みが無ければ、ナーバスになりすぎる必要はありません。
膝の音が気になる方は、是非頑張って続けてみてくださいね。
当院の膝の痛みの治療についてはこちらからご覧ください↓
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)