皆さんこんにちは。 京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院 院長の森です。
今回のテーマは「一生歩くための柔軟性」です
皆さんは歩くことに不安を感じてはいないでしょうか。
コロナ禍をきっかけとして歩く力が弱くなっている人が激増しています。
以前、歩くためにとても大事なトレーニングというものを紹介させて頂きました。
今回はそのトレーニングに匹敵するぐらい大事な柔軟性のお話をします。
歩くためにはいくつかの重要な要素というものがあり、中でも特に大事なのが前回お伝えした筋力、
そして今回お伝えする柔軟性です。
そこで今回は2つのポイントに絞ってお伝えしようと思います。
目次
~一生歩くために大切なポイント~
①足首の背屈
歩くために大切なポイント1つ目は、足首の背屈(上に反らせること)の柔軟性です。
歩く時は足首の背屈がとても大切です。
歩く時、足を前に踏み出す動作の連続=歩く
例えば、足を踏み出した時の軸となる足の足首はやや上に上がった背屈の状態になっています。
正常の人であれば、足首90°から10°背屈していると言われています。
10°背屈することによって体重がスムーズに前に移動することが出来ます。
足首が硬く背屈しなくなると、体重を前に進めるようとするとブレーキがかかってしまい、
歩幅が小さくなったり、無駄な力が入ってしまったりします。
足首の背屈で力を逃がすことが出来ないので、後ろ足を外に捻るような形で力を逃がして歩いてしまいます。
そうすると足に捻じれる力が加わって外反母趾の大きな要因の一つとなります。
②股関節の伸展
股関節の伸展とは、足を後ろに引く動作の事を言います。
股関節の伸展が出来ないと足を後ろに残すことが出来なくなります。
また足を後ろに引けない分、歩幅が狭くなってしまいます。
股関節が硬くなってしまうと、姿勢がくの字のようになります。
股関節と合わせて膝関節もくの字になるので、股関節がくの字になったことで膝が曲がるケースが多いです。
この場合は股関節を伸ばす事が適切な対処法になります。
足首の背屈と股関節の伸展の柔軟性を獲得することが重要です。
一生歩くための一番大事なストレッチ
足首の背屈と股関節の伸展のストレッチ方法は動画でわかりやすく説明しています。
ぜひご覧いただき、動画を見ながらストレッチをしてみてください。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は歩くためにとっても大切なストレッチのポイントを2つをお伝えさせて頂きました。
1つは足首の背屈と、もう1つは股関節の伸展という柔軟性ですね。
以前中殿筋のトレーニングをお伝えさせていただきました。
そのトレーニングと合わせて今回のストレッチをすると更に効果がありますので、
歩くことに不安を感じている方は是非チャレンジしてみてください。
中殿筋のトレーニングはこちら↓
また1日2日行うことで歩きやすくなるということはさすがに難しいと思うので少しづつトライして、
そして効果を実感していただければいいかなと思います。
是非10年後20年後も元気で歩いていただくために今回の動画を参考にしてみてください。
また歩く動作の不安、不調というのはいろんな原因で起こることもあります。
自分の歩く動作の不安、不調というのが原因が何か分からない、
どういう風に治療していけばいいのか分からないと思われる方は、
当院でもしっかり相談に乗らせていただきますので是非ご相談ください。
当院の治療についてはこちらをご覧ください↓
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)