皆さんこんにちは。京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院 院長の森です。
今回は「尾骨の痛みの原因とその改善方法」に関するお話をお伝えします。
皆さんは座っている時や立ち上がる時、歩いて体重をかける時に尾骨が痛くなった経験はないでしょうか。
この尾骨の痛みには意外とお悩みの方が多く、中々治らないと困っている方が非常に多いです。
目次
尾骨が痛くなる原因
原因1:滑液包炎
原因2:靭帯が痛みを出している
原因1:滑液包炎
仙骨の下、尾骨と仙骨の間に仙骨滑液包というものがあります。
滑液包というのは皮膚と骨の間にあり、クッションのような役割をしている組織で、
関節が滑らかに動くようにサポートする役割もあります。
滑液包は外部からの圧力を受けると腫れることが多いです。
一番多いのは座っている時です。
仙骨部分を椅子に充てるような座り方をすると、滑液包が腫れたり、炎症を起こします。
骨盤を後傾させる座り方は特に炎症を起こしやすいです。
滑液包炎は押したり触れたりすると痛みが出ます。
この場合は刺激を与えないことが重要であり、座り方を見直す必要があります。
原因2:靭帯の問題
仙骨と坐骨結節を結ぶ仙結節靭帯
仙結節靭帯が硬くなり、尾骨の近くを引っ張ると付着部で炎症を起こすことがあります。
例えば出産された女性の方、尾骨や仙骨が痛い場合は仙結節靭帯が原因となっている事があります。
先程の滑液包炎では押したり、触れると痛みがありますが、こちらは運動して靭帯が使われる時に痛みが出ます。
歩いている時や体重をかけている時に痛みが出る方は仙結節靭帯の痛みの可能性があります。
この場合は靱帯を緩めるセルフケアが必要です。
尾骨の痛みを改善するには
尾骨の痛みを改善するには、
①座り方を見直す
②靱帯を緩める
必要があります。
セルフケアのポイントは坐骨で座る。そして、タオルを使っておうちでもできるセルフケアです。
動画を見ながらセルフケアを行ってみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は尾骨の痛みを改善する方法をお伝えさせていただきました。
尾骨の痛みは滑液包という袋が炎症を起こしている、
もしくは仙結節靱帯というところで痛みを引き起こしている可能性があります。
その場合は、今回お伝えした座り方やセルフケアをぜひお試しください。
それでも改善しない場合は、やはり治療が必要になります。
お近くの治療院さんにご相談されたり当院でも治療を行っておりますので、ご相談いただければと思います。
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)