皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森です。
【鼠径部の痛みに関するお話し】
鼠径部の痛みの原因はいくつかあり、今回は何が原因で鼠径部の痛みがでるのかという総論的なお話をしていきます。
また解決策などについては、今後個別の症状、原因によっての対処法をお伝えしていく動画も作りたいと思いますので、
今回は鼠径部の痛みにお悩みの方はこういったものの可能性がありますよということをお伝えしていこうと思います。
~鼠径部の痛みと関する病気~
鼠径部の痛みにどのような病気の可能性があるのか。
起こり得る症状は、鼠径部ヘルニア、グローインペイン、弾発股、変形性股関節症
などがよくある症状として挙げられます。
鼠径部ヘルニア
鼠径部の痛みの中では見逃してはいけない、病院での治療が必要な病気です。
鼠径部は内臓と接しており鼠径部の裏には腸などの内臓があります。
鼠径部の辺りに膜が薄くなっている部分があり、そこから脱腸してしまう事を鼠径部ヘルニアと言います。
※鼠径部ヘルニアは病院での治療が必要です
グローイングペイン
スポーツをされている方に非常に多く、日本語では鼠径部症候群と言います。
筋肉が原因となっています。
筋肉が原因であるので、例えば内転筋であったり、薄筋、太ももの前の大腿四頭筋、腸腰筋など股関節周りの筋肉が
股関節の骨の出っ張り、筋肉の付着部で炎症を起こしグローイングペインの原因となります。
弾発股
痛みが出るのと同時に股関節が引っ掛かる様な弾発減少を伴うのでこのように呼ばれています。
弾発股は2つ種類があり、1つ目は大転子の真横にある腸脛靭帯が前後に移動するときに現象が起こる。
2つ目は腸恥結節の前に走る腸腰筋が骨の出っ張りを弾く、擦れると弾発減少が起こります。
鼠径の痛みは腸恥結節で弾発減少を起こして出ることが多いです。
変形性膝関節症
40代以降の方は変形性股関節症を疑う必要があります。
症状は多岐にわたり、痛みの箇所も人それぞれです。
変形性股関節症の初期症状として歩き出しや動き出しが痛くなる。
骨の問題ではあるが痛みの原因は骨ではなく筋肉です。
筋肉の調整や股関節に負担の掛からない体のバランスを獲得することが大切です。
また動画では詳細にご説明しておりますのでよろしければご覧ください↓
最後に
いかがでしたか。
自分に当てはまることがある、これかもしれないと感じられた際はお近くの治療院に相談するものいいと思います。
今後それぞれの症状についての詳しい解説やセルフケア動画をご紹介していきたいと思います。
ご興味のある方は是非チェックしていただければ幸いです。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)