皆さんこんにちは。
「もり鍼灸整骨院」院長の森です。
今回は【正しい姿勢とは何なのか】というお話をしていきます。
どういう姿勢が正しいですか、とよく聞かれるのですが、なかなか一言で言えない部分もあるので、今回は詳しく
解説していきたいと思います。
なぜ一言で言えないのかというと、あなたがなぜ姿勢を良くしたいのかという目的によって違ってくるからです。
例えば、見た目だけ綺麗になりたいのか、それとも健康になりたいのか。
実はこの両者は目的が違うので、必要とされる姿勢も変わってきます。
~機能的な姿勢とは~
まず体にとって良い姿勢とは、イコール「機能的な姿勢」だと覚えておいてください。
機能的な姿勢とは何かというと、簡単に言うと体を動かしやすい姿勢のことです。
体を動かしやすい姿勢、言い方を変えるとバランスの取れた姿勢とも言えるかもしれません。
この機能的な姿勢というのは、その見た目は人によって違います。
なぜならば人によって骨格が違うからです。
生まれながらに猫背タイプの人もいれば、背筋が張ったようなタイプの人もいます。
O脚タイプの人もいればX脚タイプの人もいます。
柔軟性がある人もいれば、体が硬い人もいます。
また、なで肩の人もいれば、怒り肩のような人もいます。
ですので、機能的な姿勢を教科書的に「この姿勢が正しい」という風にはなかなか定義ができないです。
~機能的な姿勢の必要条件~
ただ、どんな骨格であろうと、機能的であるための必要条件というのはあると思います。
この必要条件は誰でも共通するものと考えています。
その必要条件というのは何かというと、体の重心が脛骨(すねの骨)、そして外側縦アーチを通って体を支えて
いるということです。
つまり体重を支えているのは、脛骨です。
足には3つのアーチがあり、初めに体重を支えるアーチとなるのは外側縦アーチです。
外側・内側・横足と3つアーチがあるのですが、そのうちの外側縦アーチ、特にこの外側縦アーチというのは
立方骨という骨を起点にしています。
~理想の姿勢とは~
骨の上に体が乗っかった状態、乗っかっているだけの状態が理想の姿勢だと私は考えています。
骨の上に体が乗っている、あまり筋肉や筋力を必要としないです。
なので、あまりエネルギーを使わずに体を立てる、それが大事なポイントかなと思います。
~個人に合った姿勢の重要性~
これは持論ですが、あなたの骨格とか筋力などの特性に合わせて骨で体を支えられるようにするために、人の体は
成長しているのではないかと思います。
やや猫背であれ、やや反り腰であれ、O脚であれX脚であれ、その体の重心が通るラインが踵骨や立方骨のあたり
にあれば、体を骨で支えるだけの理想的な姿勢かなと思います。
~骨で立つ感覚を身につける~
では、どうすればこのような無駄のない姿勢、機能的な姿勢になれるかというと、この「骨で立つ」という感覚を
身につけることだと思います。
実は過去に「骨で立つ方法」を紹介している動画があります。
ご自身の姿勢が気になる方は一度そちらをご覧いただければと思います。
骨で立つ方法の動画はこちら⇩
今回の動画はこちら⇩
~最後に~
いかがでしたか?
猫背・反り腰で悩まれている方、たくさんいると思います。
それらを改善するための努力というのはすごくいいことだと思います。
それによってお体が良くなることもあれば、一方でそれが体の不調に関係ない場合も十分存在すると思います。
当院にもそういった方がご来院されることもあります。
ですので、猫背や反り腰を改善するために頑張ることはいいと思いますが、それで症状が改善されないから
といって「もう私の体はダメなのだ」という風に絶望というか諦める必要はないと思います。
きっと、ただ原因が他にあったというだけのお話だと思います。
ですので、お体の不調でお悩みの方は、あまり無理の範囲で頑張っていただければと思います。
姿勢でお悩みの方、体の不調をどうにかしたい方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
あなたに合った最適な姿勢と改善方法をご提案いたします。
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)