こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(*^_^*)
先日、通院中の患者さんのご紹介で、滋賀県から五十肩の痛みでお悩みの患者さんがご来院くださいました。
肩は90度上げるだけでも精一杯で、夜中や朝方はうずくような辛い痛みにお悩みでした。
40代のこの患者さんは、3か月ほど前から肩専門の病院でリハビリを受けていたそうです。
ところが、肩の痛みや可動域はあまり改善されていないとのこと。
どのようなリハビリをされていたかお聞きすると、
「痛みの我慢できる範囲で動かしていくようなリハビリ」とおっしゃっていました。
これは病院ではスタンダードなリハビリですね。
「動かさないとどんどん関節が固まるので痛みの無い範囲で動かしましょう」
というのが多くの病院の常識です。
しかし、当院に来られる患者さんの多くが「病院リハビリをしているけど良くならない」という方です。
病院の説明では、
「五十肩は治療しても一年以上かかることもある」と説明されることも多いようですが本当にそうなのでしょうか?
実は動かすことで長引く五十肩
五十肩は、肩に炎症を起こしたものです。今現在の医学ではそれが常識です。
医学の本を見ても「痛みの出ない範囲で動かしていきましょう」と記載されています。
なぜこのような考え方かというと、「五十肩は動かさないでいると関節が固まる」と考えられているからです。
医学の教科書や本にそう書かれていれば、誰もそのことを疑いません。
これが落とし穴になっていると私は考えています。
私は昔から、炎症を起こしているのになぜ動かすのか?とずっと疑問に思っていました。
五十肩は初期にしっかり安静にしたら早く良くなる
これは私の治療の経験でもそうですし、同業の優秀なベテランの先生方にお聞きしても同じことをおっしゃいます。
五十肩の痛みが強いときは「安静」にする事です。
時には包帯で固定することもありますし、最低でも三角巾で腕を吊るさなければなりません。
このようにしっかり安静にすると数日から数週間で炎症は引きます。炎症が引くと夜のうずくような痛みはなくなります。
この時期から少しずつ動かすような治療を行うことで肩の動きも良くなってきます。
炎症の起きているときに動かすと、その時は大丈夫でも夜中や朝方などの体の冷えているときに強い痛みとして反動が出ます。
「病院で治療してもらうと少し動かしやすくなるけど、その晩は余計に痛い」
という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
そのような方は間違いなく安静にするべきです。
今回ご来院された患者さんもまさにそのような状況でした。
実はこの2か月間で同じような患者さんが3名ほどご来院されました。そして3名とも、安静にすることで痛みは改善されました。
大切なことは、
「五十肩の初期にいかに安静にできるか」ということです。
残念なことに、初期に安静にせずに一度長引いてしまった五十肩は簡単には治りません。
それでもしっかり安静にして炎症を抑えながら、当院で治療を行うと少なくとも「1年以上」はかからないでしょうね。
なかなか良くならない五十肩でお悩みの方は一度治療やリハビリの方法を考え直してください。
そして肩に痛みを感じ始めた方、五十肩と診断された方は早めに当院にご相談くださいね。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)