「変形性ひざ関節症」によるひざ痛がなくなった80代女性

こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(^_^)

寒くなってきたこの季節、ひざや腰の痛みでお悩みの方も多いのではないでしょうか?

3週間前に京都市右京区からご来院された80代女性の患者さんは、変形性ひざ関節症にお悩みでした。

痛みは立ち上がるときや、しゃがむときが特に辛いということでした。

数年前から膝の動きの悪さを感じていたものの、病院では特に何かをしてくれるでもなく、ご本人さんも歳だから仕方がないと思われていたようです。

当院の案内を見ていただいたようで「この痛みも何とかなるものでしょうか?」というご相談をもらったので治療を行うことになりました。

病院での診断名は変形性ひざ関節症。骨が変形しているから関節が動かなくて痛いとの説明を受けていたようです。

実際に正座をするように曲げてもらうと、90度以上曲げようとすると痛みがでて、それ以上曲がらないようです。

検査のために上向きでベッドに寝てもらうと、もう少し膝を曲げることができます。

これは、しゃがむという動作は股関節や足首の動きもかかわるからです。それを考えるとこの患者さんは、足首や股関節の悪さもありました。
このような場合は、股関節や足首の調整をおこなうことで痛みや、動きが改善される可能性が高いです。

当院では「神経筋無痛療法」という方法で、今回含めて4回治療を行いました。
この治療法は、働きの悪くなった筋肉を正常に働かせることで、関節の動きを改善したり痛みをとる治療法です。
とてもソフトで痛みを伴わない治療なので、ご高齢の患者さんにも負担なく受けていただくことができます。

初回は膝を90度以上曲げようとしただけで痛みが出て曲がりませんでしたが、4回目の治療後には痛みなくずいぶんと曲げられるようになりました。
(初回治療後)

(4回治療後)

もう少し詰めて治療を続ければ正座くらいは出来そうですが、日常生活での痛みがずいぶんと軽減されご本人さんは満足されていたので、今後はこの状態を維持するために月に1度のメンテナンス治療をさせていただくことになりました。

今回の患者さんのように変形性ひざ関節症と診断され、歳だから仕方ないのかなとか、手術しなないだろうとあきらめている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、しっかりと治療を行うことで日常生活での痛みが改善され、足の動きがよくなっている患者さんもたくさんいらっしゃいます。

変形性膝関節症とは?


変形性ひざ関節症とは、加齢にともない膝の骨や軟骨が変形・損傷するものです。
ただ骨が変形しているからといて痛みが良くならないわけではありません。今回の患者さんのように変形があっても、痛みが改善されるケースはたくさんあります。

実は、関節が変形していても痛みがないという方がたくさんいます。
みなさんの周りにも、膝がO脚のように曲がっていても、元気そうに歩いてるご高齢者を見かけたことはありませんか?
実は変形しているからといって必ずしも痛みを引き起こすわけではありません。
その理由は2つあります。

1つ目の理由は軟骨や骨には痛みを感じるセンサーが少ないということです。
関節軟骨はガラスのように硬く血管が通っていません。血流が存在しないところには痛みを感知するセンサーがないので当然痛みを感じることはないのです。
このことは医学書にきちんと記載されてることです。つまり軟骨がすり減っているだけでは、痛みの原因にはなりにくいのです。

2つ目の理由は変形は必要なものだからです。
関節が変形すると、骨棘(こつきょく)といわれるものができてきます。
レントゲンでみるとこのように骨がトゲのように出っ張っているのでそう呼ばれます。
名前にしても、見た目にしてもなんだか痛そうな骨棘ですが、実はそんなに悪さをするものではありません。むしろ関節にとっては必要な骨の変形なのです。

(日本整形外科学会HPより引用)

老化により筋肉や靭帯が弱くなってくると、関節がグラグラ不安定になってきます。その不安定になった関節を安定させるためにできたのがこの骨棘です。
つまり骨棘は関節を安定させるためにできた骨の変形で、痛みを軽減するために一役買っているものなんです。
その証拠に、変形性膝関節症で骨棘を取り除くような手術はほとんど行われません。

骨がなぜ変形するかというと、遺伝や肥満、筋力低下などさまざまな要因が考えられますが、主には加齢により骨が弱くなってくるからだと思ってください。
骨は刺激するほど硬くしっかりとした骨になります。良く運動する方、よく歩く方の骨はしっかりしていますが、そうでない方は骨がもろくなり変形しやすくなります。

さらに膝の関節は足首と股関節の影響を受けやすいものです。
膝は基本的に前後にしか動きませんが、足首や股関節は360度自由に動きます。
ところがこの股関節や足首の動きが悪くなると、その間に挟まれる膝にねじれるような負担がかかります。

つまり運動不足で骨がもろくなり、これまた運動不足により股関節や足首が硬くなるとで、ひざへの負担が大きくなるり、結果的に変形や痛みを引き起こしやすくなるのです。

ひざの痛みの原因は筋肉

痛みの原因の多くは、筋肉や靭帯に痛みの原因があります。
なぜそう言えるかというと、先ほどもご紹介したように骨や軟骨は痛みのセンサーが少なく、それに対し筋肉や靭帯は痛みのセンサーがたくさんあって痛みに敏感だからです。
ただし、骨の変形が重度になると、周りの筋肉や靭帯にも悪影響が出ますし、骨の奥は血液が流れていて痛みを感じるので、重度の変形で骨が奥まですり減ると痛みが出ます。

なかなか良くならない膝の痛みをお持ちの方は、足首や股関節の影響で筋肉にダメージが蓄積し、痛みを発症している可能性が高いです。

当院での変形性ひざ関節症の治療

当院では主に整体治療で変形性ひざ関節症を改善していきます。

膝のねじれをとる整体

特に股関節と足首の動きを良くすることが重要です。ここが柔らかく動きやすくなれば膝にかかる負担がとても軽くなります。
わかりやすい言葉で言うと「ねじれをとる」といった感じでしょうか。

筋肉の硬さをとる整体や鍼灸

変形性ひざ関節症では太ももや膝まわりの筋肉が硬くなっていることがありますので、筋肉をやわらかくする整体や鍼治療などをおこないます。

筋肉に力が入りやすくなる整体

筋肉がないから痛みが出ると考えられがちですが、筋肉の弱いお年寄りの方でも、痛みがない方もたくさんいます。
実は変形性ひざ関節症による痛みをお持ちの方は、神経と筋肉のつながりが悪く、本来ある筋力を100%使いきれていません。
病院で筋トレをするようにという指導のもと、筋トレをいくら頑張っても痛みがとれない方は、筋肉がないのが原因ではなく、「筋肉をうまく使えていない」ことが膝の痛みの原因かもしれません。

当院ではうまく使えなくなった筋肉を「うまく使えるようにする整体」をおこなっています。
これは「神経筋促通法(PNF)」といわれる手技療法です。
この手技療法は筋肉と神経のつながりを良くすることで、筋肉を使いやすくして筋関節を安定させ膝の痛みを改善することができます。

痛みは放置していてもなかなか良くなりませんし、そのうち手術が必要といわれることもあるでしょう。
しかし治療をおこなうことで、変形があっても痛みを改善し、日常生活を快適に過ごしていただける可能性は十分にあります。
変形性ひざ関節症の方でも、もう治らないとあきらめるまえに、一度当院にご相談いただければと思います。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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