皆さんこんにちは!
京都市北区 円町近くにあります もり鍼灸整骨院 院長の森です。
今回も皆様の健康のお役に立つ情報をお伝えしていきます。
今回は外反母趾の改善方法をお伝えします。
・足の親指が痛い
・足の指が腫れている
・足を踏ん張った時に痛い
・靴を履いて歩くのがツライ
このようなお悩みの方は「手術しかないのかな、、」「もう良くならないのかな、、」と外反母趾を改善することを諦めていませんか?
当院には外反母趾でお悩みの患者さんがたくさんご来院されますが、
「治療を受けることで手術の必要がなくなった」
「セルフケアをしたら手術の必要がなくなった」
というお声もいただいています。
きっとみなさまの参考にもなると思いますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
外反母趾が痛くなる理由
痛くなる理由としては、足の親指の付け根に負担が集中しているということが挙げられます。
そしてその原因は、足のねじれにあります。
具体的には「過回内足(かかいないそく)」といい、足を地面に着けた時にかかとが外に脚が内にくの字になってしまう状態です。
足のねじれによる外反母趾の悪い歩き方
通常は足の親指(指先のあたり)で地面を蹴って歩きます。
しかし、過回内足の方は足が内側にベチャっとつぶれることで
足の指先に体重が掛からず、親指の根元に体重がかかってしまいます。(下写真の右)
根元(外反母趾の膨らんでいるところ)を支点にして地面を蹴るので足の指の根元に負担が掛かってしまいます。
だから、親指の内側の皮膚が硬くなったり、内側や裏側にタコやマメができたりするんですね。
外反母趾の方は痛みが出るだけでなく、足の指が外に引っ張られ変形もどんどんひどくなります。
つまり、足のねじれから改善しなければ、外反母趾は改善されないんです。
親指の付け根が硬いと外反母趾はひどくなる
更に外反母趾で親指の付け根が痛いとお悩みの方も、指の関節自体の動きを良くしていかなければいけません。
足の親指の硬さがあると外反母趾がより悪くなる可能性があります。
このポイント2つ、足のねじれと指の硬さを改善し、外反母趾を根本から改善していきましょう。
外反母趾を治す足首のねじれ改善ストレッチ
まず、足が乗せられるくらいの高さの台を用意します。
台に足の前半分を乗せます。膝を伸ばして膝とつま先の向きをそろえましょう。(体の正面に向ける)
足のねじれのある方は特に、膝とつま先の方向をそろえることを意識してください。
この状態で体重を前にかけていくと、どんどんふくらはぎが伸びると思います。
体重を前にかけながら15秒~20秒キープします。右足左足どちらも行います。
足首の関節は脛骨(けいこつ)と距骨(きょこつ)という骨があります。
この関節のゆがみがあると足首が動きにくくなってしまいます。
これからご紹介するストレッチで、この足首のゆがみを改善して動きを良くしていきましょう。
足の指を柔らかくする外反母趾ストレッチ
外反母趾では足の親指のが硬くなっているので、親指の付け根の関節をやわらかくしていきましょう。
ストレッチをするポイント1つ目は母指球の下、押すと足の親指が下に動くところです。
押してみると硬くなっていたり、痛かったりしませんか?
ここには短母指伸筋(たんぼししんきん)・長母指屈筋(ちょうぼしくっきん)という
親指に向かう筋肉があります。
この筋肉を緩めることで、関節がとても柔らかくなっていきます。
あぐらをかくような足のポジションで、足の裏、母指球の下を親指でギュッと押します。
押さえたまま、反対の手で親指を上下に動かします。
この時に、足の裏を押している手は緩めずにしっかりと押さえておきましょう。
そうすることで筋肉が柔らかくなって結果的に関節の動きが良くなります。
少し痛いぐらいでも結構ですので、このストレッチを続けてみてください。
少し下の方に場所をずらしながら、2~3分はこの周辺を刺激するようにしてください。
外反母趾の方はこのケアを続けると親指が動かしやすくなるのを感じていただけると思います。
足首がねじれている方は、「長母指外転筋(ちょうぼしがいてんきん)」という筋肉も硬くなってきます。
足のアーチの部分(足裏の内側)を指で押さえてみましょう。
硬かったり、痛みがあると思います。
ここを押さえながら、足首を横方向に動かしてみましょう。(分かりずらければ動画を見てください)
足の真ん中あたりから、かかとの方に向かって筋肉を押しながら。2〜3分ほど足首を横方向に動かしてみてください。
そして最初の親指のやわらかさと比べてみて下さい。
ケア、ストレッチ後の方がやわらかくなっていたり、親指が動かしやすくなったように感じませんか?
自分で触ってみて硬いかどうかわからない方も、外反母趾のほとんどの方は硬くなっています。
毎日のケアの一つとして、ぜひこのようなセルフケア、ストレッチも取り組んでみて下さい。
冒頭にも申しましたが、最初から手術しか選択肢がないとあきらめてしまうのではなく、
是非一度セルフケアやストレッチをお試しください。
もしかすると手術の必要がなくなる可能性もあります。
今回の内容も、動画でストレッチやケアをわかりやすく説明していますので、ぜひこちらもご覧ください。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)