みなさんこんにちは。
京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森洋人です。
「肩が上がらないほど痛い」
「じっとしていても肩の痛みや疼きがある」
「朝、起きたら肩が痛い」
あなたは、このような症状でお悩みではないですか?
その痛み、もしかしたら「五十肩」かもしれません。
五十肩の痛みは本当につらいものです。
私もこれまで五十肩の患者さんをたくさん診させて頂きましたが、
他の症状に比べて痛みが強かったり、治るまでに時間がかかったりしてつらい思いをする方も多いです。
なかなか治りにくい「五十肩」ですが、適切なタイミングで正しい対処を行うと比較的早期に改善していきます。
その一方で、間違ったタイミングや方法で対処しようとすると治りが悪くなってしまうこともあります。
こちらのブログでは、
・「五十肩」を早く改善するポイント
・当院で行っている「五十肩」の治療
についてご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
五十肩はこうやって治っていきます
まずは「五十肩」の流れを理解することが大切です。
五十肩は 発症から回復に向かっていく過程を3つの段階に分けることができます。
①炎症期
「じっとしていても痛い」「少し動かすだけで痛い」けれども、
痛みを我慢すれば、「ある程度肩を動かすことは可能」である時期。
②拘縮期
炎症が落ち着いて「夜の痛みや疼きは軽減」しているが、
肩がほとんど動かせず固まってしまっている、「肩が上がらない」時期。
③回復期
「痛みの軽減」と「可動域の改善」により肩を動かせるようになる時期。
個人差はありますが、6か月~1年かけて回復に向かっていきます。
しかし、間違った対処法をしてしまうと治りが遅くなってしまうので注意が必要です。
五十肩の治療でもっとも大切なポイントとは
それは「炎症期」の症状をいかに最小限に抑えられるか、ということです。
「じっとしていても痛い」「疼くように痛い」という炎症期の痛みを抑えられると、
拘縮期の「肩が上がらない状態」を軽減し、回復期ではより早く治っていきます。
「炎症期」に必要な対処とは
最も大切なことは「できるだけ動かさないこと」です。
理想は「三角巾(さんかくきん)」などで腕をつって肩を固定する方法です。
とくに痛みの強い1~2週間の時期に「動かさない」ことで、より早く痛みを軽減することができるのです。
しかし、炎症期は我慢すれば動かせてしまう時期でもあります。
仕事や家事で使わざるを得ないこともあると思いますが、
我慢して使い続けることは痛みを長引かせてしまう要因になります。
また、「早期から動かすべきだ!」と言われた経験のある方もおられると思います。
五十肩を早期から「無理に動かす」間違い
五十肩はなるべく早期にうごかしましょうと言われてきました。
その理由は「肩が固まってしまうことを防ぎたいから」だと考えられます。
しかし、健康な方でも一日のうちに肩を上げる機会はどれくらいあるでしょうか?
ほとんどありませんよね?
机の上で作業したり、買い物をしたりするときもほとんど肩を上げません。
普段、肩を上げない生活をしているから「いざ上げようと思ったら上がりません」ということはないのです。
同じように、1~2週間「三角巾」で固定したからといって「肩が上がらなくなる」ということもありません。
「早期から動かさなければいけない」という考えは一旦置いておいて、
痛みの強い時期はなるべく固定をして「動かさないこと」を意識してみてください。
2~3週間もすれば痛みの軽減を実感できると思います。
痛みが落ち着いてきたら、ようやく「運動を始める時期」なのです。
安静にすることに加えて、適切な治療を行うことでさらに回復のスピードを早めます。
治療のポイントは「炎症をいかに早く引かせるか」です。
五十肩の初期にやってはいけない治療
間違ってもやってはいけないことは、炎症期にストレッチをしたり、マッサージをしたり、グリグリ動かすということです。
当院では決してそのような治療は行いません。
関節を動かさずに筋肉に刺激を与えるような整体や鍼灸治療、炎症を早く引かせるための特殊な機械を使う、このような治療で「炎症を早く引かす」ことを意識しています。
五十肩は本当につらい症状だと思います。
これまでいろんな症状の方を診てきても、いろんな治療法を学んでも、
五十肩の動きの制限に対する特効薬はないのが現状です。
タイミングよく、適切な治療をしていくことが大切です。
「○○をすれば五十肩が治る!」のようなうたい文句には騙されないようにしてください。
もしあなたがつらい肩の痛みでお悩みでしたら、当院にぜひご相談ください。
当院の五十肩の治療について詳しくはこちらをご覧ください。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)