皆さんこんにちは！
京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森と申します。
今回は「手術をしないで外販母趾は治るのか？」についてお話しさせていただきます。
私は１０年以上前から、これまで1000人以上の外反母趾患者さんを診させていただきました。
また、私自身も外反母趾の痛みや変形に悩んだ経験があります。
「外反母趾って治るのだろうか？」
「私の場合どうしたらいいの？」
「手術しかないの？」
このようなお悩みをお持ちの方には、大変意味のあるブログだと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
外反母趾は何をもって「治る」なのか
まず前提として、外反母趾が治る、と言う定義について解説します。
この定義は「痛みを治す」「変形を治す」といった目的によって違ってきます。
外反母趾の「痛み」が治るということ
指の「痛み」は筋肉や関節の硬さが原因になるので、治療すればほとんどの場合、手術をしなくても治ります。
リハビリや整体に行っても改善しない場合以外は、手術が必要になるケースがありますが、これはほとんどの場合、治療者の能力によります。
ですので、治療しても改善しなかったからと、すぐに手術を選択せず、病院を変える、整体を変えるなどしてより質の高い治療を受けるようにしましょう。
外反母趾の変形が治るということ
外反母趾の変形を大幅に改善するには手術が必要です。
「手術以外のリハビリや整体で大幅に改善できる」と謳う広告はほとんど嘘と言っても過言ではありません。
例えば、このような写真を見たことはありませんか？
これは一見外反母趾の角度が改善されたように見えます。
ところがこれは間違った測り方をした「フェイク」です。
実はこの計測の仕方は、体重をかけずに測っています。
この測り方だと、足の指をしばらく引っ張ることで「形状記憶」のような作用で、一時的に外反母趾の角度が改善します。
ところが、立ち上がり体重をかけると瞬時に元の角度に戻ってしまいます。
正しい外反母趾の計測方法は、このように「体重をかけて測る（立って測る）」というものです。
ただ、手術以外の方法では全く角度が改善しない、というわけでもありません。
正しい整体をおこなうことで、５度～１０度の改善はみられることがあります。
１０度ほのど改善は見た目でもわかるくらいなので、私の治療院でも手術をせずにたくさんの方に喜んでいただいています。
では、どんな治療をすれば手術をせずに角度の改善が見られるのでしょうか。
手術をせずに外反母趾の変形を改善できる理由
①外反母趾の「こぶ」がちいさくなる
一つ目の理由は、バニオンといわれるたんこぶのような骨の隆起が小さくなるからです。
これは、足の整体やテーピングで改善することができます。
②親指の筋肉が柔らかくなる
２つ目の理由は、足の親指を引っ張る筋肉が柔らかくなるからです。
特に外反母趾に関係するのは、足裏にある親指の筋肉。
この筋肉を和らげることで親指の変形を防ぐことができます。
③開帳足の改善
３つ目の理由は、開帳足を改善することができるからです。
整体やテーピングで足の指を正しく使えるようになると、足の横アーチが改善されます。（開帳足の改善）
人の体は、足の横アーチが改善されると、外反母趾は改善される構造になっています。
#外反母趾 は足の横アーチを作り出すように治療すると改善できます。
動画でもアーチをサポートするように力を加えると母趾がまっすぐになるのがわかります。#もり鍼灸整骨院#外反母趾治療
外反母趾の治療についての詳細はこちらhttps://t.co/hmXZvBF3Ke pic.twitter.com/gKb3Gu8Q1F
— もり鍼灸整骨院 (@moriseikotu18) December 17, 2021
以上の３つのポイントを改善できると、外反母趾は手術をしなくても角度を治すことができます。
まとめ
外反母趾の痛みは適切なリハビリ、もしくは整体治療を受けることでほとんどの方が良くなります。
外反母趾の角度の改善、に関しても５度から１０度ほどであれば、特殊な整体治療や、特殊なテーピング治療で改善することができます。
ただし、ぐりゃりと曲がってしまったような重度の外反母趾の方が、真っ直ぐな足にするほどの効果は整体にはなく、そのような改善を望まれる方は手術が必要です。
ぜひ自分に合った正しい治療を選択してくださいね。
もしも自分ではどうしたら良いかわからない、手術以外で外反母趾を良くしたい、と思われる方は当院にご相談ください。
※ブログの内容はこちらの動画でもご覧いただけます。
当院ではLINEによるご相談も承っています。
お悩みの方はぜひご相談、もしくはご来院いただければと思います。
（柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修）
