皆さんこんにちは。
京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森と申します。
今回のテーマは「めまい・ふらつきの原因と治療」についてです。
前提として、めまい・ふらつきとは脳や神経の問題の場合もありますので一度病院でみてもらいましょう。
病院で診察を受けても「問題なし」と言われることも少なくないようで、そのような方が当院に来られています。
そこで今回は、「病院で異常なしと言われたがめまい感やふらつきに悩んでいる」といった方の症状の原因や治療法について解説していきます。
そういった方を対象にした治療の方法や原因についてお伝えします。
目次
病院では問題なしと言われる「めいまい感・ふらつき」の原因
病院では大きな問題はないがストレス、更年期、自律神経の乱れなどが関係していると指摘れれることも多いようです。
ただ、ストレスや自律神経の乱れがあっても必ずしもめまい・ふらつきが起こるわけではありません。
めまい感やふらつきの症状を引き起こすには、ストレスや自律神経の乱れだけでなく、「ある要因」が組み合わさっていることが多いんです。
その要因というのが、悪い姿勢です。
特に、頭(首)が前に出たような姿勢になっている人ほど注意が必要です。
めまい感ふらつき感と姿勢の関係
例えばデスクワークで画面を見る時に下の写真のような姿勢になることがありますよね。
これを「フォワードヘッドポスチャー」と言います。
この姿勢になると首の後ろのスペースが狭くなります。首の後ろが詰まっている感じですね。
実際にこの悪い姿勢から、顎だけを前に上げると↓ような感じになります。
つまり頭が前にでている状態(フォワード・ヘッド・ポスチャー)とは骨格的には上を向いているのと同じ状態なんです。
目線はまっすぐのつもりでも、首の形は上を見上げているのと同じ。
この矛盾のせいで脳がパニック(誤作動)を引き起こしてしまうのです。
そしてその誤作動というのが「めまいやふらつき」ということになります。
つまり、めまい感やふらつき感を改善するには、姿勢を改善することが必要になるのです。
姿勢を改善してめまい感やふらつきを治す方法
頭が前にでているなら元の位置に戻したらいいのでは?
そう思われるかもしれませんが、実はそれでは根本的な解決とは行きません。
なぜなら、姿勢が悪くなる原因は「重心」になるからです。
実は、崩れた重心のバランスを保つために首が前に出ている方がほとんどなのです。
特に体の後ろ寄りに重心がかかっている「後方重心」タイプの方は、頭を前に出すことで重心をまっすぐに保っていることが多いです。
つまり、首の姿勢をよくするには、この崩れた重心を整える必要があるということです。
めまいふらつきの原因「崩れた重心」を整える治療のポイント
重心をまっすぐにするポイントは「股関節と足首の柔軟性」にあります。
この2か所が固くなってしまうと重心が崩れてしまいます。
例えば片足立ちをするのをイメージしてください。バランスを取るために体をくねくね動かしたり、手をバタバタしてバランスをとったりしますよね。
そのときに包帯でぐるぐる巻きにされて体が動かせなくなったらどうでしょう?すぐに倒れてしまいますよね。
立っているときは片足立ちほど不安定にはなりませんが、微妙なバランスの崩れを足首や股関節を使ってコントロールしています。
ですので、めまい感やふらつきの治療では首の治療だけでなく、全身の治療が必要になるんですね。
最後に
めまい・ふらつきというのは整体治療や鍼灸治療で十分に対応できます。
もしもあなたがそのような症状お悩みでしたらまずはお近くの治療院さんにご相談してみてください。
当院でもめまい・ふらつきの治療をおこなっていますので、京都、または京都近郊にお住まいの方は是非ご相談くださいね。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)
69歳の男です。背中がよく曲がっていると言われます。写真の上の悪い姿勢です。
そこで2か月前から夜枕なしで、寝ています。別に息苦しくはなく、どちらかと言えば、枕有りより
楽な感じで寝ていますが、フォワード・ヘッド・ポスチャーなのかここ10日間ぐらいめまい・ふらつき
があります。枕したほうがいいのでしょうか?
小澤陽一様
お話しの内容ですと、枕以前にお体の問題が考えられます。
体を温めて循環をよくしたり、肩周りのストレッチをして首や頭部の血流を改善すると良いと思います。
首の治療は同様の症状に効果的ですので、お近くの治療院さんなどにご相談されみてはいかがでしょうか。