皆さんこんにちは。
京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森と申します。
今回のテーマは「後頭部から側頭部にかけての頭痛改善ストレッチ」についてです。
・頭の横を締め付けられるような頭痛
・後頭部が重だるい頭痛
このブログをご覧のあなたはこのような症状にお悩みではないでしょうか?
頭痛があるとお仕事に集中出来なかったり、もしかするとイライラして家族やお子さんに当たってしまったり…
なんてこともあるかもしれないですよね。
今回のブログはきっとそのようなお悩みをお持ちの方のお力になれると思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
目次
後頭部や側頭部の頭痛の原因は首の筋肉
後頭部や側頭部が痛くなる頭痛の原因になっているのは主に首の筋肉です。
いわゆる「緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)」と言われるものです。
筋肉が原因になっているので、筋肉をストレッチすることで頭痛を改善できる可能性があります。
実際にこういった症状でお悩みの方の首や肩を触るとガチガチに固くなっていることがほとんどです。
なのでしっかりと肩や首の筋肉を和らげていくことが大切です。
ただ、当院に来られる患者さんに聞くと「マッサージやストレッチをしてもよくならない」そうお話になる方も少なくありません。
実は、マッサージをしてもストレッチをしてもよくならない人には以下の共通点があります。
頭痛がなかなか良くならない3つの理由
1.局部の筋肉しか柔らかくなっていない
実は首の筋肉は、腕から首あたりまで繋がっています。つまり首の筋肉というのは一連の繋がりの中の一部。
首だけを揉んだり伸ばしたりしていたりしても全体は硬いまま。
なので首の筋肉だけでなく、繋がり全体を柔らかくしていくことが大切です。
2.固くなる原因が改善されていない
首の筋肉が固くなってしまうそもそもの原因は「姿勢」にあります。
例えばデスクワークをされている方は前かがみの猫背の姿勢になります。
そうすると首や肩の筋肉が固まってしまいます。
姿勢を改善することが頭痛の改善にもつながるのです。
3.マッサージによって固くなっている
マッサージをするとかえって筋肉を固くする可能性があります。
これは、筋肉というのは強い刺激を受けると筋肉が傷むことがあるからです。
強い刺激というのは、強いマッサージや筋肉をガンガン叩くようなことです。
なので固い首や肩を柔らかくするには、ストレッチや体を温めてあげると良いと思います。
頭痛を改善するためのストレッチ
この3つのポイントをすべて解決することのできるストレッチをご紹介します。
まずは首の硬さをチェック!
首を左右と上に動かし、動かしにくい方を確認します。
このときの首の突っ張り感や、詰まっているような感じはないか確認してください。
左右差や張りを感じた方は肩首が固くなっています。
この動きを柔らかくすることで改善に繋がります。
ストレッチ方法
前腕から首あたりを伸ばすストレッチです。
まずこのようにして壁に手をつき、指先を後ろ側に向けます。
この状態で体を少しだけ反対側に向けます。
これだけでも固い方は腕が張る感じがわかると思います。
この姿勢のままで首を反対方向に向けます。
こうすると更に首から前腕にかけて伸びるのを感じると思います。
この状態で15秒キープします。(2セット)
首を動かして痛い方は無理のない範囲で行ってください。
次に指先を下に向けます。
指先を下に向けると肩が上がる方が多いですが、肩は上げないように気をつけて壁に手を置きます。
先ほどと同じように体を捻り首だけを反対方向に向けます。
15秒キープします。(2セット)
これを同じように反対側も行ってください。
左右差を感じられる方もいらしたのではないでしょうか。
ストレッチが終わるともう一度首の動きを確認しましょう。
先ほどの左右差や張りが改善できているのが感じられると思います。
できれば1日2回、2週間ほどストレッチを続けてみてください。
より効果を感じられると思います。
まとめ
今回のストレッチは実際に患者さんが試して効果の出ているストレッチなのでぜひ継続してください。
ただストレッチを頑張ってもなかなか改善されない方は、治療を受けることをおすすめします。
当院でも頭痛の治療を行っておりますので、頭痛にお悩みの方は一度ご相談くださいね。
ブログの内容は動画でもご覧いただけます。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)