マッサージしても良くならない肩こりの本当の治し方 

皆さんこんにちは。

京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森と申します。

今回のテーマは「肩こり」についてです。

肩のこのあたりにある僧帽筋(そうぼうきん)が硬くなる方は必見です。

マッサージをしても、揉んでも硬さが取れない、そんなひとも多いのではないでしょうか。

一般的に僧帽筋が肩こりの原因と言われています。

ですがその硬さは本当に僧帽筋の筋肉の硬さなのでしょうか?

実はその硬さは筋肉ではない可能性があるんです。

肩こりの筋肉だと思っていたのは実は「肩甲骨」

その肩こりの硬さの原因は「肩甲骨」にあるかもしれません。

肩甲骨は、肩の上部にも位置している骨です。

実際の肩甲骨の位置を確認

肩甲骨を浮き上がらせてみます。

下の方には肩甲骨の下角があります。

このように上角が浮き上がっています。

肩こりの方は、普通の人よりも肩甲骨が上に上がっています。

肩甲骨が上がってくると、肩甲骨上角が僧帽筋の真下にきます。

なので筋肉を触っているつもりでも、肩甲骨上角を触っている可能性があるんです。

骨なので当然押しても柔らかくはなりませんよね。

これがあなたの肩こりが治らない理由です。

肩甲骨が上がるというのは実際に多くの肩こりでお悩みの方を見てきたわかった共通点です。

肩こりの原因である「肩甲骨上がり」はなぜ起こる?

ではなぜ肩甲骨が上がってくるのか?それは肩甲骨につく筋肉が関係しています。

肩甲骨上角には肩甲挙筋(けんこうきょきん)がついています。

肩から首まで繋がっている筋肉です。

この筋肉が硬くなると、肩甲骨を上に引き上げてしまいます。

もう一つは、小胸筋(しょうきょうきん)という筋肉が関係しています。

これは鎖骨の下あたりにあります。

肩甲骨の烏口突起(うこうとっき)という骨に引っ付いています。

小胸筋が硬くなると、肩甲骨が前に倒れてしまいます。

この2つの筋肉が一緒に働くと、肩甲骨が上の内側に引き上げられます。

なので肩こりでお悩みの方は、肩から首にかけての筋肉や、鎖骨あたりの筋肉も硬くなっているんですね。

肩こりを原因から解消する治療法

肩こりを解決するには肩甲骨を下げることが大事です。

肩甲骨を下げることと同時に、肩甲挙筋や小胸筋が固くなる原因を解消することが肩こりの根本治療になります。

これらの筋肉が固くなる原因は、ずばり「姿勢」です。

特に「巻き肩」になっているひとは要注意。

デスクワークなどで腕を前にして使っているひとに多いです。

そのような作業では肩が内に巻いた姿勢になります。

これが小胸筋や肩甲挙筋の硬さを引き起こします。

また、重心や体のバランスの崩れも巻き肩の原因になります。

体の重心が、後ろになる方は要注意。

重心が後ろになると、バランスを取るために上半身が傾きます。

このように肩と首が前に出て、猫背の姿勢になります。

肩こり治療のまとめ

今回は肩こりを改善するためには、肩甲骨を下げることが大事とお伝えしました。

マッサージをしても良くならない方は、肩甲挙筋や小胸筋を緩めてあげてください。

そして根本的な解決を目指す方は、巻き肩になる姿勢を改善しましょう。

体のバランスを改善するには、専門的な治療をおすすめします。

当院でもできる限り根本的な肩こり治療を行っておりますので、是非ご相談ください。

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お悩みの方はぜひご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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