皆さんこんにちは。
京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森と申します。
今回は「手のこわばりを解消する方法」についてお話ししていきます。
・朝起きたときに手がこわばる
・手が腫れぼったい感じがする
・物を持つ時に力が入りにくい
・指を動かすと関節が痛い
・スムーズに指を動かせない
このようなお悩みをお持ちの方には参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
手のこわばり、指関節の痛みが起こる理由
手のこわばり、指の痛みがが起きやすい人はいくつか共通点があります。
①腕の血の巡りが悪くなっている
腕の循環が悪くなると手がこわばります。
特に肩から首にかけてガチガチに硬くなっている人は、首から腕の方に向か血液の流れが悪くなり、末端の症状を引き起こします。
特に猫背や巻き肩のような姿勢になると、鎖骨の下を通る神経や血管の流れが悪くなります。
そのような方は、胸の前や、鎖骨周りの首の筋肉を柔軟性にすることで腕への血の巡りが改善されます。
②手の筋肉が硬くなっている
手のこわばり、指の痛みのある方は、腕の筋肉が硬くなっています。
特に屈筋側を優位に使う傾向があり、逆に伸筋をうまく使えていません。
肘から下の筋肉を触ってみると、ガチガチになっていることが多いです。
筋肉が硬くなると、筋肉が縮こまり手の指が曲がり、指をうまく伸ばせなくなっています。
手のこわばりを治すために必要な3つのポイント
1つ目は鎖骨周りの筋肉を緩めて、腕の血行をよくすることです。
2つ目はガチガチの屈筋をやわらげることです。
3つ目は伸筋がうまく使えるように刺激してあげること。
この3つのセルフケアを行なっていきましょう!
手のこわばり、指の痛みを治す3つのセルフケア
手のこわばりを治すセルフケア①
まずは鎖骨周りを緩めていきます。
この方法はまず手を横に出します。
指先を下に向けます。鎖骨周りが硬い方はこれだけでピリピリ感じる方もいます。
この状態から腕を後ろに引きます。
そして首を反対側に向けます。
10秒ほど伸ばします。これだけでもジワ~っと感じる方もいると思います。
10秒3セットが目安が目安です。
手のこわばりを治すセルフケア②
次は手の前腕を伸ばすストレッチをです。
指の筋肉は肘の内側まで伸びているので、それを伸ばしていきましょう。
まずはこのような姿勢を作ります。
この姿勢から指を、小指側と人差し指の2つに分けます。
この指を地面から浮かせるように伸ばしていきます。
10~15秒程伸ばします。
ガチガチになっている方は指が浮かないと思いますが、できる範囲で行ってください。
次に中指と人差し指の2本を浮かせます。
このように指が曲がってしまっても大丈夫です。
両方2回ずつ行いましょう。
腕に体重をかけるとしんどいので、あまり体重をかけずに行ってください。
手のこわばりを治すセルフケア③
最後に伸筋を刺激するストレッチを行います。
手をしっかり広げて腕を前に伸ばします。
この状態で10秒キープします。
こうすることで、指先から肘の筋肉が刺激されます。
今度は指を閉じます。
拳の関節から指を伸ばしたまま下に曲げます。
慣れていない方は、手の甲がつりそうになる人もいます。
10秒を2セットほど繰り返します。
このトレーニングをしていただくと腕全体がポカポカ温かくなったり、腕が軽くなったように感じられる方もいると思います。
こわばりがきつい方は無理のない範囲で行ってください。
最後に
ストレッチは2週間を目安に続けると効果が出やすいです。
夕方、お仕事終わり、お風呂上りなどにストレッチするのがおすすめです。
いかがだったでしょうか。
今回は手のこわばりを改善するための方法をお伝えしました。
ただしこのような対処を行ってもなかなか良くならないという方は、整体や鍼灸などの治療と合わせて改善に向け、取り組んでみてくださいね。
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手のこわばりにお悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)