皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
私はこれまで15年ほど外反母趾の治療に携わってきました。
その中で外反母趾が良くなる治療と、実はあまり効果がない治療がある、ということがわかりました。
そこで今回は、外反母趾の改善により効果的な方法をご紹介させていただきます。
ぜひご自身の外反母趾改善にお役立てくださいね。
目次
外反母趾を治すには足の指を使えるようにすること
「外反母趾を改善するための治療」とは、足の指を上手く使えるようにする治療のことです。
これが唯一、外反母趾を良くするための治療だと私は考えています。
外反母趾の方は「浮指」や「開帳足」または「ねじれ歩き」の影響で、足の指を上手く使えていません。
そのことについて解説させていただきます。
指が使えなくなる原因①「開帳足」
足の裏には内側、外側、横側3つのアーチがあります。
この横のアーチが潰れてしまったものを、開帳足と言います。
足のアーチがなくなると、足の踏ん張りがききずらく、足の指も使いにくくなります。
指が使えなくなる原因②「浮指」
浮指とは、歩いている時に足の指が地面を蹴っていなかったり、立っている時に指が地面についていない状態を指します。
浮指になると指の筋肉が弱くなり、指を使えなくなります。
結果、足のアーチを作る筋肉も弱くなるので開帳足にもなります。
指が使えなくなる原因③「ねじれ歩き」
ねじれ歩きとは、足の親指を外側に捻りながら歩く歩き方のことを指します。
ねじれ歩きになる方の多くが過回内足といって、かかとが内側に倒れてくの字になったような足の形をしています。
かかとが内側に倒れると、相対的に足の親指は外側に引っ張られ、外反母趾になります。
このねじれ歩きになると、親指で踏ん張れなくなるので、足の指を使えないということになります。
外反母趾は手術しか改善策はないの?
一般的には「外反母趾は治らない」「手術しか改善する方法はない」と言われています。
もしも、隣の指と重なるくらいぐにゃりと曲がった外反母趾を、真っ直ぐにしたいのであれば手術が必要でしょう。
しかし、手術をしなくても、5~10度程度の角度の改善を行うことは可能です。
実際の外反母趾の改善例
実際の改善例をご紹介します。まずは下の画像を見て下さい。
こちらは40代女性の改善例です。
たった1か月で8度の改善が見られました。
もう一つ例を見てみましょう。
こちらは60代女性で、3ヶ月の治療後の変化です。
写真だけ見てもだいぶ改善していることが分かります。
大体10〜15度くらいよくなりました。
年齢を重ねて骨が変形している場合でも、このように改善できるケースは十分にあります。
これらは、開帳足、浮指、ねじれ歩きなどを改善するための整体治療や、テーピング治療を行った効果です。
最後に
ぐにゃりと曲がった外反母趾を大幅に改善するには、手術が必要になるかもしれません。
ただ、外反母趾になってしまう要因を改善しなければ、再発する可能性もあります。
手術をするにしても、しないにしても、開帳足、浮指、ねじれ歩きなどを改善することは大切です。
ある程度の外反母趾は改善できますし、少なくともそれ以上の進行を防ぐことができます。
当院では外反母趾の専門治療を行っておりますので、お悩みの方は是非ご相談ください。
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当院ではLINEによるご相談も承っています。
お悩みの方はぜひご相談、もしくはご来院いただければと思います。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)