皆さんこんにちは。
京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。
今回は「ストレートネックの治し方と改善方法」について書かせていただきます。
近年、「ストレートネック」という言葉が一般的になってきました。
スマホにパソコンが手放せないこの時代。
「肩こり」や「首こり」といった問題は増えるばかりです。
ストレートネックになると肩こりや首コリはもちろん、首コリから頭痛、自律神経のトラブルが起こります。
更にめまいふらつきの原因になったり、手の痺れや腕のだるさなど本当に沢山の症状を引き起こす原因になってしまいます。
もしもこのようなお悩みのをお持ちで「私もストレートネックかも」と思われる方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
ストレートネックとは
ストレートネックとは、画像のように首の骨が真っすぐになった状態のことを指します。
本来、首というのは、画像のように少し前に湾曲(前弯)しています。
ストレートネックの方は、首の骨が真っ直ぐで、顔だけ前を向こうとするので、下の画像のように顔(首)が前にでた姿勢になりやすいです。
ストレートネックの原因は首ではない
結論から言うと、ストレートネックの原因は首にはありません。
首の骨というのは、骨盤から始まって腰骨、背骨、首と、28個の骨で繋がっています。
首というのはあくまでこの繋がりの一部分。
首だけで問題が起こることはほとんどなく、多くの場合、繋がっている骨盤から背骨全体の影響を受けています。
「スウェーバック」を治すストレートネックが改善する
きれない背骨はS字のカーブの形を描いています。
ストレートネックになってしまう方は、骨盤が後傾する(スウェイバック)になって、背中が猫背のように丸くなってしまいます。
ストレートネックを根本から治すためにはこの「スウェイバック」または「猫背」を改善する必要があります。
「スウェイバック」「猫背」の改善のポイントは、肩甲骨を下げる、ということにあります。
スウェイバックや猫背になっている方は、背中が丸まり肩甲骨が上の方に移動しています。
この上に移動した肩甲骨を下げると姿勢が良くなります。
肩甲骨を下げてストレートネックを改善するストレッチ
肩甲骨を下げるためのストレッチをご紹介していきます。
肩甲骨を下げるために必要な動きというのは“肩の外旋”という動きです。
下の画像のように手のひらを正面に向けたような動きです。
①まずは、手を下に降ろして、手のひらを正面から更に外側に向けます。
②そして肩甲骨を内側に引き寄せます。(胸を広げる感じ)
そうすると背筋が伸びて、胸の前が広がります。これだけでも猫背改善には効果的です。
③今度は、この姿勢を保ったまま、肩を下に引き下げていきます。
指先を地面に向かって伸ばしていくイメージを持つと良いと思います。
④さらに「胃を前に出すように」胸を斜め上の方向に引き上げると、更に肩甲骨が下がります。
これを10秒~20秒の3セット行ってみてください。
背中や腰の筋肉を使うので、最初は少し疲れるかもしれませんね。
このストレッチが疲れなくなってきたら、姿勢が改善されている証拠です。
慣れてきたらこまめに行ったり、セット数を増やしてもOKです。
最後に
ストレートネックを改善するためには、首だけではなく、全体の姿勢を改善することが大切です。
肩甲骨を下げるストレッチで、姿勢を整えていきましょう!
ストレートネックが気になる方、肩こりや首こり、頭痛、自律神経のトラブルにお悩みの方もぜひお試しください。
ストレッチの方法は動画でご覧になれますので、ぜひチェックしてください。
当院ではLINEによるご相談も承っています。
お悩みの方はぜひご相談、もしくはご来院いただければと思います。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)