腰痛コルセットは本当に必要か?正しいコルセットの使い方

こんにちは!
京都北区 もり鍼灸整骨院の森です。
今日は

「腰痛(ぎっくり腰)とコルセット(体幹装具)」

についてお話ししたいと思います。

ぎっくり腰をされた方などは、コルセットをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
治療院をしていると、その多さに驚かされます。

私もつらいぎっくり腰の経験があります。それはもう全く動けなくなるほどで本当に痛いものです。
朝起きようと思ってもなかなか立ち上がれず、ようやく立ち上がり洗面所に行っても前かがみになれないので顔を洗えない。
タオルを濡らして何とか顔を拭いてさぁ着替えようと思ったら靴下がはけない…
同じような経験をされた方も多いのでは。笑

ぎっくり腰はドイツ語で「Hexenschuss」「魔女の一撃」と呼ばれています。
まさにその通りで、「う!」と急に痛くなってすぐにきつい痛みになってくる、それがぎっくり腰です。

昔ぎっくり腰になった時はまず整骨院に置いてある「コルセット」をつけました。すると腰が少し楽になり歩いたり少し屈んだりはできるようになりました。

実は自分がぎっくり腰になってコルセットをするまで「コルセットなんかして意味あるの?」と思っていましたが、正直コルセットがなければ仕事にならないほどでした。

コルセットは正しく使用すれば、ぎっくり腰の痛みを軽減してくれます。
ただ痛みの種類や使用するタイミングによっては、痛みを長引かせたり、慢性の腰の痛みに移行してしまうこともあります。

まず使用するにあたって気をつけたいのが装着する期間です。腰が痛くなったらずっとコルセットを付ければよい、というものでもありません。

コルセットを使用するタイミング

急性期(3日から1週間ほど)を過ぎてもコルセットを着用すると、痛み慢性化してしまう恐れがあります。
これはコルセットを着けることで、腰の関節や筋肉の動きが硬くなるためです。

コルセットは腰の動きを制限して、腰を動かすときの痛みを軽減できるからです。
急性期の痛みは、急性期を過ぎると腰を動かしたときの痛みはだいぶ軽減されます。
つまり急性期を過ぎ、腰の動きをさほど制限する必要がなくなれば、かえって腰の動きを悪くしてしまうものになるのです。

コルセットが必要な痛みと、そうでない痛み

コルセットが有効だと科学的に証明されているのは急性の痛み(ぎっくり腰)のみです。
実は慢性的な痛みには効果がありません。これは多くの研究や論文によって証明されている事実です。

なぜなら、先ほどもご紹介したように、コルセットは腰の動きを制限することにより痛みを改善するから。
つまり腰を動かしても痛くないようなものには効果がないということです。

慢性的な腰の痛みは、腰の動きに伴って痛みが悪化することはありません。
そのような方でコルセットをしている方が楽だ、という方は,それが精神的安定材料になっている可能性があります。
そのような方は少しずつコルセットを外して日常生活を送られることをおすすめします。

ここでコルセットが有効な場合と、そうでない場合を簡単にまとめさせていただきます。

【コルセットが有効な場合】

・急に痛みがでたとき(ぎっくり腰)
・痛みにより日常生活がままならないとき(腰を動かすと激痛が走るとき)
・ぎっくり腰発症から3日から1週間以内

【コルセットが必要ない場合】

・昔からの腰の痛み(慢性腰痛)
・急性(ぎっくり腰)の場合でも発症から1週間以上経過しているもの
・日常生活程度なら動くことができる場合(動かしたときの激痛がない場合)

これが簡単なコルセットが必要な場合と、そうでない場合の見極め方です。
基本的にはぎっくり腰の初期では有効で、3、4日と急性期を過ぎ、日常生活が送れるようになれば使用しないほうがよいです。
いたずらに長く着用すると、いつまでも腰がすっきりしないことが多くなります。

さらにぎっくり腰を早く改善するポイント

ぎっくり腰を早く改善するには「いかに普段通りの生活をおくるか?」ということがポイントとなってきます。
これも多くの研究で証明されていることですが、安静にしすぎるとかえって痛みの期間が長くなることがわかっています。
多くの方がぎっくり腰になったら横になったり、安静にしておこうと思われるのではないでしょうか?
しかしいたずらに安静にするとかえって腰の痛みが長引きます。
これは身体を動かすことにより、筋肉に適度な刺激を与え、血液循環を改善し、閾値(いきち)を上げることができるからです。
※閾値とは痛みを感じる値のことです。閾値が高ければ痛みを感じにくくなり、閾値が低くなれば痛みを感じやすくなります。安静はこの閾値を著しく低下させます。

つまり痛いからといっていつまでも安静にするのではなく、可能な範囲でいつもどおりの日常生活を送ることがぎっくり腰の早期改善には重要だということです。
お仕事もできるのであれば無理のない範囲でおこなってみましょう。

痛くても可能な範囲で通常通りの生活をおくることが早期改善のポイントです。

ただし、きついぎっくり腰を経験された方ならわかると思いますが、ぎっくり腰してから2,3日はまともな生活はできません。
ですのでぎっくり腰の初期は、日常生活での動きを助けるために、コルセットをつけることが有効になるわけです。
そして激烈な痛みが少し落ち着き、日常生活の動きが可能になればコルセットを外しましょう。
いきなりコルセットを外すのが怖いという方は、家事や仕事の時だけつけるというように、使用のシーンを限定してみてください。

もしも慢性的な腰の痛みでコルセットをつけている方は、できるだけコルセットに頼らないようにしましょう。
先ほどもお話ししたように、多くはコルセットをつけていると腰が楽になるというより「コルセットをしていると安心」という、精神安定剤的な役割でコルセットを使用されている方が多いように感じます。
または「予防」としてつけている方も多いでしょう。

ただ、事実としてそれが効果的ではないことがわかっていますし、慢性化する可能性の低いぎっくり腰まで「慢性腰痛」になってしまう恐れがあります。

みずから慢性的な腰の痛みを作り出さないようにしましょう。

この様に、コルセットの使用には「メリット・デメリット」が存在します。

不安を解消するために使用している方に「今すぐ外してください」というのは少し酷かもしれません。

ですので当院の治療では少しずつ「コルセットの必要のない体」を作っていきます。

まずは今ある腰の痛みを改善し、骨格や体のバランスを整えることで痛みが出にくい状態を作ります。その上で簡単な予防の運動を取り入れ、再発しない体へとサポートさせていただきます。

「コルセットの必要ない体」になればきっと毎日がもっと楽しく安心して過ごせるようになるでしょうね。

もり鍼灸整骨院には多くの患者さんがご来院くださいます。
痛みの原因は様々ですが、きちんと診察し、その原因を見極め、正しい治療をおこなうことでほとんどの患者さんの腰の痛みはよくなります。
「自分の腰も良くなるのだろうか?」と思われる方はぜひ一度当院にお越し下さいね(^-^)

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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