こんにちは!
京都北区 はりきゅう整体 もり鍼灸整骨院の森です。
目次
「膝の痛みは改善し、だいぶ走れるようになりました」
当院に通院中の40代男性の患者さんがいらしゃいます。久しぶりにジョギングをしたら膝の後ろの外側が痛くなったということでご来院くださいました。検査をしてみると腸脛靭帯炎になっていました。
腸脛靭帯炎とは?
太ももの外側には腸脛靭帯という靭帯あります。この靭帯は膝関節の外側に付着します。この腸脛靭帯が膝関節周囲で炎症を起こしたものを腸脛靭帯炎といい、ランナーに多発することからランナーズニーと呼ばれることもあります。
なぜ腸脛靭帯炎になるの?
腸脛靭帯が硬くなると膝の外側を引っ張ってしまったり、膝の外側の骨との間で擦れてしまい炎症を起こします。「靭帯が硬くなると」と表現しましたが靭帯自体が硬くなることはなく、靭帯に付着する筋肉や靭帯周囲の筋肉が硬くなることで「靭帯の動きが悪くなる」と考えていただけたらと思います。
具体的にはお尻の筋肉、外側広筋や大腿二頭筋などの太ももの筋肉などです。
膝がねじられるのも原因
腸脛靭帯は膝の関節をまたいで脛骨(すねの骨)につきます。膝というのは単に前後に曲がるのではなく左右にねじられながら動いています。そのねじられる動きで腸脛靭帯は引っ張られてしまいます。腸脛靭帯炎になりやすい方はより膝がねじられるようにして走っています。
その原因の多くは足関節にありますので、治療では足関節の調整をすることが大切です。
この患者さんも筋肉の硬さや、膝のねじれに原因がありました。治療は硬くなっている筋肉に対しては鍼治療やストレッチを、膝のねじれに対しては足首の整体をおこないました。
治療後は順調に回復し、5回ほどの治療でほとんど痛みが出ないようになってきました。原因がわかれば自身でのセルフケアも効果的に行えますので、足首とお尻のストレッチを指導させていただきました。
昔はトライアスロンもされていたそうなので、どんどん走ってまた何かにチャレンジしてほしいですね(^O^)/
ちなみに私は2年以上真面目に走っていません。一応ハーフマラソンは1時間半を切っていたのですが、今走ったら自分自身が腸脛靭帯炎になる自信があります。笑
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)