こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です。
京都市は今朝雪が降っていました。ここ数日は暖かい日が続きましたが春はまだ遠そうです。
先日ご来院くださった京都市北区にお住いの20代女性の患者さんは「寝る時にいつも腰が痛くなる」という痛みでお悩みでした。
お話しを聞くと、普段の生活で困るほどの痛みではないようです。しかし寝る時になるとなぜか腰の痛みが出てくるということです。
腰が痛くなるという経験がない方からしたら不思議かもしれませんね。
普通は腰は使うから痛くなるのでは?と思いますよね。それなのに夜休むときが痛いとは。
でも実はこのような腰の痛みでお悩みの方は少なくないんです。
寝る時に腰痛が出る理由は?
腰痛でお悩みの方は「分かる!」って方も少なくないのでは?
そこで今回は、寝る時に腰が痛くなる原因と、その対処法についてご紹介します。
まず、このタイミングで腰が痛くなる一番の理由は腰(背骨)から骨盤の動きが硬いからです。
このような人は腰を前後左右に動かしてみると硬くなっているのがわかります。
通常の腰の骨というのは、「前弯」といって少し反ったような形をしています。
ところが上向きに寝ると腰骨はまっすぐな状態になります。(下の写真)
通常→背骨が湾曲している(写真右)
上向きで寝ている時→背骨の湾曲が少なくなる(写真左)
見ていただいたらお分かりのように、上向きで寝る時はこの腰の前弯が少なくなり、背骨はややフラットになります。
このときに背骨や骨盤の動きが柔らかい人は背骨がすんなりフラットになるので、なんら問題はありません。
しかし背骨や骨盤の硬い人はフラットになることができずに、腰は反ったままになってしまいます。
腰が反ったままだと腰の筋肉に力が入ってしまい痛みを感じてしまうのです。
寝る時にの痛みが出る場合の対処法
根本的に腰の痛みを治そうと思うと、この硬い背骨の動きを柔らかくしなければなりません。
しかしそれにはきちんとした治療を受ける必要があります。
しかしそんな時間も余裕もない…そのような方は次の方法を試してください。これは私が実際に腰痛患者さんに指導していることです。
対処法①「柔らかい布団やベッドで寝る」
以前は柔らかいマットレスやベッドが流行り、最近では硬めの寝具が人気なようですね。
これらはどちらが良い悪いではなく、自分の身体に合わせて選ぶことが大切なんです。
背骨や骨盤が硬い人は自分から寝具の形に合わせることができません。
(猫ちゃんは背骨が柔らかいのでどこでも気持ちよさそうに寝ることができますよね)
背骨が硬い人は、寝具が自分の身体の形に合わせてくれるような柔らかい寝具を選ぶと良いでしょう。
逆に背骨や骨盤が柔らかいような人が柔らかい寝具を選ぶと、骨格が寝具に合わせ過ぎてしまいます。
すると寝具の変形に合わせるように骨格がゆがむ可能性があるので、骨格を適度に支えてあげるような硬めの寝具を選ばれると良いでしょう。
対処法②「横向きで寝る」
寝る時に腰が痛くなる方は横向きで寝るようにしましょう。
そうしているけどやっぱり腰が痛いという人は、さらに少し腰を丸めるようにねると楽になりやすいです。
背骨や骨盤の動きが悪い方は、腰の筋肉が縮こまったようにして硬くなっています。
腰を少し丸めるだけで、腰の筋肉が伸ばされて筋肉の緊張がとれます。
それでも良くならない腰痛は根本治療
このような対処法をおこなっても「やっぱり寝る時に痛い」という方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたは背骨や骨盤がよっぽど硬い可能性があります。
その場合は、背骨や骨盤を柔らかく動きやすくするような治療が必要です。
これはマッサージで筋肉をほぐすのではなく、骨盤や背骨が動きやすくなるような整体治療がおススメです。
当院ではとてもソフトな整体法で股関節、骨盤、背骨、肩甲骨辺りを治療のポイントとして柔らかい背骨の動きを作っていきます。
ご来院くださった女性の患者さんは、背骨や骨盤の硬さから体を後ろに反るときに痛みが出ていましたが、整体治療後は背骨、骨盤の動きがよくなり反った時の痛みもなくなりました。
2回目のご来院の際は腰痛もましになって「すごく寝やすくなりました!」と喜んでくださいました(^^♪
夜寝られるようになれば良くなる良い循環、よいスパイラルに入りますのでこれからもっとよくなって行かれるでしょう。
「寝る時に腰が痛い」というようなお悩みの方は、
①柔らかい寝具で寝る
②横向きで寝る
ということを試してみましょう!
それでも良くならない場合はお気軽に当院にご相談くださいませ。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)