自分でも簡単に安全にできるぎっくり腰整体法!

こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町 もり鍼灸整骨院の森です。

ここ京都市北区も少し春の気配がしてきました。
当院の近くには、北野天満宮や金閣寺があるので、最近は観光の方も増えてきましたね。

さて、この季節になるとぎっくり腰や寝違いの患者さんが増えてきます。
これは気温の変化に身体が対応できずに、筋肉に異常をきたすからだと考えられます。

症状がひどければ治療を行うのが一番ですが、
「これくらいで治療に行くのはどうなんだろう?」
と、思われる方は一度ご自身でおこなえるセルフケアをおこなってみてください!

今回は、簡単に行えるセルフケアをご紹介いたします(*^^*)

自分でできるぎっくり腰の整体法

今回ご紹介するセルフケアは「ワイパー運動」という整体法です。
まずは下の写真をご覧ください。

このように上向きになります。
まずは両膝を曲げて片方の足を伸ばしていきます。痛みがきつい方は、なるべく痛みが出ないようにゆっくりとおこなってください。
次に、伸ばした方に足のかかとを軸にして、つま先を内側、外側に倒します。
このときに足の力は抜いて、足先をぶらぶら動かしましょう。
力を抜くことで、股関節のリラクゼーションの効果があります。力が入ると思うような効果が得られません。
1分ほどしたら、今度は反対の足もゆっくりとおこなってください。
腰の痛みは股関節の筋肉が硬くなることが一つの要因なので、これはとても効果的なセルフ整体法です。

とても簡単なセルフ整体法ですが、当院にお越しくださった患者さんにはよく指導させていただきます。
実際にこれを行うと腰が楽になったとおっしゃる方も多いです。

急な腰の痛みにお悩みの方はぜひ一度お試しくださいね!

ただ、このようなセルフ整体法を行っても良くならない方もいます。
そのような場合は、早めの治療を受けられることをおススメします。

治療を受けるべきかどうか、のポイントは、

①3日以上痛みが変らない
②1週間経っても痛みが半分以下にならない
③何度かぎっくり腰をしたことがある
④セルフ整体をおこなっても痛みが変らない

です。これらのうち1つにでも当てはまる方は、腰の痛みが慢性化してしまう恐れがあります。
もしぎっくり腰で治療を受けようと思っている方は、その治療のポイントをご紹介しますのでぜひこちらをお読みになった上で治療を受けてください。

ぎっくり腰の間違った治療

腰の治療といえば一般的にはマッサージを思い浮かべられるのではないでしょうか。
マッサージが必ず悪いというわけではありませんが注意が必要な場合もあります。
例えばひどい痛みの場合、マッサージをおこなうとかえって筋肉の炎症がひどくなって症状が悪化したり、治りが悪くなったりする恐れがあります。

炎症を起こしている患部というのは傷口と一緒です。その傷口をグリグリ刺激するとかえって傷口が広がることは容易に想像できます。
あと、まずは「冷やす」と考えられる方も少なくはないでしょう。
アイシングは冷やすことで一時的に腰痛が楽に感じることもあります。ただ実際にその効果は科学的根拠に乏しく、現在多くの研究では、腰の痛みに対して温めることが推奨されています。
私もぎっくり腰を経験したことがありますが、お風呂で温めると腰が楽になりました。

早く治す2つのポイント

1日でも早く痛みを改善するためには「安静」にするのではなく、可能な範囲でいつもと同じ生活を送ることです。
無理に運動や体操をするということではなく、あくまで日常生活をいつも通り送るということです。
お仕事もできるだけ休まずに出勤されることをお勧めします。ただし明らかに負担のかかるようなことは避けた方がよいので職場の方に協力していただけるようにお願いしてみましょう。

もう一つ気をつけて欲しいのが「同じ姿勢を長くとらない」ということです。
デスクワークや座り仕事で「長時間座っている」方や、逆に「長時間立ちっぱなし」という方はとくに注意が必要です。
同じ姿勢を長くとる方は股関節や骨盤周の循環が悪くなり、股関節や骨盤の動きが悪くなります。
股関節や骨盤の動きが悪くなると、腰の筋肉に過剰な負担がかかるので、腰の痛みを発症しやすくなってしまいます。

このような方の対処法として有効なのは、
「1時間に1度は姿勢を変える」ということです。
座ることの多い方は1時間に1回は立ち上がり2分ほど歩いたり、立ち仕事の方は逆に座るようにしましょう。

痛みを繰り返す可能性が高い

ぎっくり腰はなかなか痛みが引かない人もいますが、多くの場合は放置していてもそのうち改善されるものです。
ところが2度3度痛みを繰り返し、その度に治る期間が長くなったり、そのまま慢性的な腰の痛みになってしまう人も少なくありません。
なかなか治らない腰の痛みにないためには、ぎっくり腰かな?と思ったら早めに治療をおこないましょう。

そもそも腰が痛くなるということは、普段から腰に負担がかかっている原因があるということです。
痛みの原因となっている筋肉や関節の問題、日常生活の癖など根本的な問題を改善すれば、ひどい痛みでも比較的早く良くなりますし、再発や慢性化を防ぐことができます。

ぎっくり腰の正しい治療

⒈患部は揉まないほぐさない

炎症を起こしている筋肉や関節をマッサージすると痛みが悪化したり、治りを遅くする恐れがありますので自己判断でのマッサージは控えてください。
あと医療の国家資格を有していない整体やマッサージ屋さんでの施術も注意が必要です。

⒉冷やすより温めましょう

炎症が起きているから冷やした方がよいと考えられがちですが、最新の腰痛研究では温める方がより早く治ることがわかっています。私自身も温めることでぎっくり腰が早く治りました。
お風呂に浸かったり、シャワーで腰痛の部分を温めるだけでも効果がりますのでぜひ温めるようにしてください。

⒊過剰な安静は禁物

様々な研究により、可能な範囲で日常生活を送る方が治りが早いことがわかっています。あまりに痛みがひどいと仕方ありませんが動ける範囲の腰痛であればなるべく普通の生活を意識してください。

⒋コルセットにも注意

コルセットは初期、たとえば2~3日だけ使用するなど期間を設けてください。初期であればコルセットが楽に感じられるでしょうが長期間の着用はかえって腰の痛みを慢性化させてしまいます。
慢性腰痛にはコルセットが効果ないということは証明されています。

当院でおこなうぎっくり腰の治療

当院では整体やカイロプラクティック、鍼灸などあなたの症状に合わせておこないます。
先ほどからもお話ししているように炎症を起こしている筋肉に対していたずらにマッサージをするとかえって症状が悪化することもあります。
当院では最小限の刺激で筋肉を和らげる治療をおこなっておりますのでご安心ください。

腰を痛める方のほとんどは、体の歪みやバランスの崩れが腰痛の原因になっています。
この歪みやバランスの崩れを治さなければ、腰痛がなかなか良くならないだけではなく、再発のリスクも高くなります。
当院の施術の特長の一つがこの歪みやバランスの崩れを治し、腰の痛みを繰り返さない体を作ることです。
さらに、歪みやバランスの崩れを引き起こす日常生活での癖の治し方や、体の使い方なども指導させていただきますのでより根本的に腰を治すことができます。

私も何度か経験しましたが、ぎっくり腰はは本当に辛いものです。
正しい治療や対処法をおこなうとずっと早く改善できますが、間違った治療や対処法をおこなうとかえって悪化したり長引くことも少なくありません。
ぎっくり腰にお悩みの方は我慢せずになるべく早く正しい治療をおこないましょう。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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