ぎっくり腰の正しい対処法と治療法

こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(*^_^*)

京都はまだまだ暑い日が続きますね。
昨日は家族でプールに出かけて暑さをしのいできました(^^)

夏場にも起こるぎっくり腰

さて、うだるような暑さが続くこの時期にはぎっくり腰の方が増えてきます。

ぎっくり腰というと、寒い季節とか季節の変わり目に多そうなイメージですが、意外に真夏にもよく起こります。

この季節は「胃腸の不調が原因」という可能性があります。
胃腸?腰に関係あるの?と思われるかもしれませんが、実は腰と胃腸はとっても関係が深いものなのです。

西洋医学的には「内臓体性反射」といって、内臓の不調が反射的に筋肉に出現するという現象があります。
東洋医学的にも胃や大腸、腎臓などのツボが背中や腰にはたくさんあります。このことからも腰と胃腸がとても深く関係していることがわかります。

ですので暑いからといって一晩中エアコンにあたったり、冷たいものを摂りすぎたり、アルコールを飲みすぎたりして内臓を冷やし過ぎないように注意しましょう。
意外にもあなたの腰痛やぎっくり腰の原因もこの辺りにあるかもしれません。

立ち上がることも困難な患者さん

先週も痛みのひどいぎっくり腰の患者さんがご来院くださいました。
2日前からひどい痛みがあり、来院時は一度座ってしまうと痛みのために立ち上がることも困難、やっと立ち上がっても腰を伸ばすことができないという状態でした。
寝返りも一苦労でしたが、なんとか仰向けになってもらって施術を開始。
痛みがきつかったので、施術も細心の注意を払い痛みの出ないよう一つ一つの動作をゆっくりと、施術も痛みのないソフトなものだけを行いました。

施術後は、寝返りの動作も早くなり、腰を伸ばし立てるまで改善。
翌日もご来院いただいたのですが、ひどい腰の痛みはずいぶんとましになったようで安心しました。
2回目の施術前は前屈ができなかったのですが、5分ほど施術を行うとずいぶんと動きがましになりました。

(施術前はこれ以上倒せませんとのこと)

(施術後は前かがみができ痛みも改善)
次回は仕事のために1週間後のご来院になりますので、セルフケアと仕事中の座り方を指導させていただきました。ここまで痛みが改善されればあとはさほど心配いらないでしょう。

注意したいぎっくり腰の治療と、正しい対処法

当院での施術は、マッサージやアイシングはおこないません。
とてもソフトな刺激で筋肉の働きを改善することで痛みをとる施術をおこなっています。

ひどい腰の痛みの場合、マッサージをおこなうとかえって筋肉の炎症がひどくなって症状が悪化したり、治りが悪くなったりする恐れがあります。
アイシングは冷やすことで一時的に腰が楽に感じることもありますが、実際にその効果は科学的根拠に乏しく、現在多くの研究では腰痛に対して温めることが推奨されています。
私もぎっくり腰を経験したことがありますが、お風呂で温めると腰が楽になりました。

できる限りいつもと同じ生活を

1日でも早く改善するためには「安静」にするのではなく、可能な範囲でいつもと同じ生活を送ることです。
お仕事も休むよりかは、できる仕事を探して行うようにしましょう。
職場の方は知識がないので気を使って「家で休んだら?」とおっしゃるかもしれませんが、動いた方が早く良くなることを伝え、協力していただけるようにお願いしてみましょう。

同じ姿勢にならないように注意!

急な腰の痛みになる方は、普段から腰に負担のかかる生活をされている可能性があります。
特にデスクワークや座り仕事で「長時間座っている」方は注意が必要です。

長い時間座っていると、腰と関連の深い股関節や骨盤周りの筋肉が硬くなります。
逆に「長時間立ちっぱなし」という方も注意が必要です。この場合も股関節や骨盤周りに負担がかかったり、循環が悪くなり腰やお尻の筋肉を痛めてしまいます。

このような方の対処法として有効なのは、
「1時間に1度は姿勢を変える」ということです。
座ることの多い方は1時間に1回は立ち上がり2分ほど歩いたり、立ち仕事の方は逆に座るようにしましょう。
ぎっくり腰になってしまった方も、まだなっていない方もぜひお試しください。

痛みを繰り返さないためにも早めの治療を

腰の痛みは放置していても2週間ほどで改善される可能性もあります。
ところが多くの方が2度3度、痛みを繰り返し、その度に治る期間が長くなったり、そのまま慢性腰痛になってしまう恐れがあります。
なかなか治らない腰痛にないためには、ぎっくり腰かな?と思ったら早めに治療を行うことです。

先週ご来院くださった患者さんも、
「以前にぎっくり腰になった時はすぐによくなったのですが、今前回よりもひどいです」とおっしゃってお越しくださいました。
痛みの原因となっている筋肉や関節の問題、日常生活の癖など根本的な問題を改善すればひどい痛みでも比較的早く良くなりますし、再発や慢性化を防ぐことができます。

最後に腰の痛みを早く治すためのポイントと、当院でおこなっている治療についてご説明させていただきます。

ぎっくり腰を早く治すためのポイント

⒈患部のマッサージはしない

炎症を起こしている筋肉や関節をマッサージしたり無理に動かすと、かえって炎症がきつくなり、痛みが悪化したり、腰の治りを遅くする恐れがあります。くれぐれも自己判断でのマッサージは控えてください。

⒉冷やすより温める

炎症が起きているから冷やした方がよいと考えられがちですが、最新の腰痛研究では温める方がより早く治ることがわかっています。
お風呂に浸かったり、シャワーで腰の部分を温めるようにしましょう。

⒊安静にしすぎない

従来は「ぎっくり腰は安静に」という考え方が主流でした。しかしこれも様々な研究により「可能な範囲で日常生活を送る」ということを心がける方が腰の治りが早いことがわかっています。

⒋コルセットはサポート程度に

コルセットはぎっくり腰の初期だけ使用するとよいでしょう。長期間の着用はかえって腰の痛みを慢性化させてしまいます。慢性腰痛にはコルセットが効果ないということは証明されています。
このように最新の腰痛医学では、今までよいとされていたことが「間違っていた」ということがよくあります。

当院でおこなうぎっくり腰の治療

当院では鍼治療や整体を、あなたの症状に合わせて組み合わせておこないます。
炎症を起こしている筋肉に対していたずらにマッサージをするとかえって症状が悪化することもありますが、当院でおこなうやさしい刺激の整体や鍼治療なら最小限の刺激で筋肉を和らげることができます。
さらに、腰を痛める方のほとんどは、体の歪みやバランスの崩れが起きています。
この歪みやバランスの崩れを治さなければ、腰痛がなかなか良くならないだけではなく、再発のリスクも高くなります。
当院では整体治療をおこなうことで歪みやバランスの崩れを治し痛みを繰り返さ体を作っていきます。

ぎっくり腰は本当に辛いものです。
正しい治療や対処法をおこなうとずっと早く痛みが改善できますので、腰の痛みにお悩みの方は我慢せずになるべく早く治療をおこないましょう。
京都でぎっくり腰にお悩みでしたらぜひ当院にご相談くださいね。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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