「ヘルニアでも治療したら良くなるのでしょうか?」腰痛にお悩みの30代男性

こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です(*^_^*)

先日、京都市北区にお住いの30代男性がご来院くださいました。

この方は1年以上前に腰痛で病院を受診し「ヘルニア」との診断を受け、それからしばらくしてぎっくり腰にもなり、それ以来腰の痛みが続いているそうです。

ぎっくり腰を起こしてからは、日常生活でも仕事中でも負担がかからないように気をつけていたようです。
しかし、ここ数日は朝起き上がるときや、洗面所で顔を洗う時に前かがみになるのも、腰が辛い状態になってきたとのこと。

お話しをうかがっている際に「ヘルニアと診断を受けているのですが治療して良くなるものなのでしょうか?」とご質問いただきました。

このように聞かれる患者さんというのは、治療しているけどなかなか良くなっていないか、そもそも治るものではないとあきられているのかもしれませんね。

治療前に検査をすると、確かに前かがみが全くできません。
少し腰を前に曲げると、腰の真ん中あたりに痛みが走り「これ以上はきついですね」とおっしゃっていました。

そこでベッドに上向きに寝てもらい、腰に軽い刺激を入れるような検査をおこなうことに。
検査をおこなってからもう一度前かがみになってもらうと、

「あれ?痛くない」

と、前かがみができるようになりました(^^)

検査後にしっかりと治療を行うと、今度はもっと前かがみができるようになり、腰を捻るような動作での痛みもなくなりました。

このように、ヘルニアが原因かな?と思われるような痛みでも、治療を行うことで良くなる可能性は十分にあります。
なぜなら痛みの原因の多くが、筋肉や崩れた身体のバランスに問題があるからです。

腰痛のない4人に3人がヘルニアを持っている

腰痛の研究者にとっては最高の名誉とされる、国際腰痛学会のボルボ賞を受賞した研究では、
「すでに椎間板ヘルニアと診断された強い下腰肢痛を訴える患者46名と年齢、性別、職業などを一致させた健常者46名の腰部椎間板をMRIで撮影した結果、健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が見つかった」
このように報告されています。これはつまり、
「腰痛や下肢痛のない76%、すなわち4人のうち3人が椎間板ヘルニアを持っている」ということです。

これにより、画像診断によって椎間板に異常があっても、それが必ずしも腰の痛みや坐骨神経痛を引き起こさないという事実が証明されました。
つまり、多くの方の痛みの原因が、椎間板の異常ではない可能性が高いということです。

そもそもヘルニアによる腰痛は長くは続かない

みなさんは「自然経過」というものをご存知でしょうか?
ヘルニアと一体何なのか?ということを正しく理解すると「良くなりますか?」という質問自体が的を得ていないものだということがわかります。

腰痛椎間板ヘルニアとは?

「ヘルニア」とは「飛び出した」とか「漏出した」という意味を持ちます。
腰の軟骨である椎間板の中にある髄核というゼリー状の内容物が脊柱管内に漏れ出す、もしくは椎間板自体を変形させ脊柱管を圧迫したものをさします。
これが首であれば頸椎椎間板ヘルニアといわれます。
つまりヘルニアとは「本来あるべきところから脱してしまったもの」を指すんですね。

では体の中で本来あるべきところから脱してしまったものの末路はどうなるのか?ずっとそこにとどまり続けてしまうのか?
もしもそこにとどまり続けていては体にとって毒です。良いことはありません。
そこで登場するのが「マクロファージ」と呼ばれる体の細胞です。この細胞はまたの名を「貪食細胞」ともいい、体の不要物を食べて処理してくれる働きがあります。
実は脊柱管内に飛び出してしまった髄核もこのマクロファージによって食べられ処理されるのです。人の体は何ともうまくできていますね。
つまり基本的には治るもので、医学的に自然経過良好といわれます。
だいたいその期間は3か月ほどです。病院で「とりあえず3か月ほど様子をみましょう」といわれるのはそのためです。

腰痛が長引くのはなぜか?

3か月ほど様子をみるとほとんどは消失、もしくは縮小しています。ただ「腰の痛みがなくならない」という方もいます。
ではなぜ画像上は良くなっているにもかかわらず腰の痛みが治らないのか?
それは腰の痛みの原因が他にあるからです。

筋肉や崩れた身体のバランスに痛みの原因がある

実は、ヘルニアと診断される方の多くが、筋肉や身体のバランス、姿勢などに問題があります。
今回治療させていただいた患者さんも、骨盤や股関節は捻じれて、腰や股関節の動きがとても悪くなっていました。
これは日常生活での体の使い方の癖や、姿勢の悪さなどが原因かもしれません。

このようなバランスの悪い身体になると、ある特定の筋肉や関節に負担がかかります。
自然経過が良好だからといって放置していると、ヘルニア由来の腰痛が改善されても、元々の体のバランスが悪ければ筋肉からくる腰の痛みが長引く恐れがります。

ヘルニアの腰痛は激痛を伴うことから体をねじったり、かばう歩き方をしていることでさらに身体のバランスが崩れ、腰の痛みが治らにどころか悪化することもあります。
画像上良くなっているにも関わらず、腰の痛みが良くならない方のほとんどが、このような状態といっても過言ではありません。

ちなみにこの患者さんは1回の整体で椎間板が治ったわけでしょうから、やはり筋肉や身体のバランスに、腰の痛みの原因があったのでしょう。

今回の患者さんも正しい知識と、治療後のお身体の変化を見ていただくことで、「治るものなんだ」と安心してくださったようで良かったです!

「ヘルニアは治らないだろう」とあきらめている方は、治療するとよくなる可能性は十分にあります。
治療してるのに良くならない方は、治療の方法を見直してみるのもよいでしょう。

当院の腰の整体治療

当院の腰の整体は、
どのようなバランスの悪さがるのか?
なぜその悪いバランスになったのか?
など姿勢や骨の歪み、普段の体の使い方や生活のくせから、痛みの原因を探し出します。

姿勢が悪くなると、一部の筋肉に負担が集中して、筋肉はこり固まります。
骨がズレたり歪んだりすると、その骨が筋肉を圧迫して腰の痛みを出すこともありますし、筋肉を支配している神経の働きが悪くなることで、筋肉が不調を起こし腰を悪くすることもあります。

運動不足による筋肉の衰え
間違った体の使い方
長時間の不良姿勢
日常生活動作のくせ

このようなポイントに問題がある方は注意が必要です。
悪い姿勢の原因は、日常生活に潜んでいることが多く、そのような場合は治療だけでは不十分なこともあるので、姿勢改善の指導や、良い体の使い方なども指導しております。

具体的な方法としては、骨盤の整体、背骨の整体、股関節の整体などを行いズレや歪みを調節していきます。
整体により痛みを出しているその場所と、原因となっている全身にアプローチします。
このように局所の治療、全身の治療、姿勢改善を行うことで、なかなか改善しない腰の痛みにも効果的に治療することができます。
もしあなたがこのような症状でお悩みでしたら、一度当院にご相談くださいませ。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。