こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です。
今回は野球選手におススメの「肩甲骨のストレッチ」を動画でご紹介します。
当院には野球をしている少年、少女、高校球児、社会人の方がたくさんご来院されるのですが、
野球肩や野球肘で悩んでいる選手に「どんな対処をしてきたのか?」と聞くと、取りあえず安静、マサージを受ける、アイシング…との返事が多く返ってきます。
そこで検査をおこない、肩甲骨や身体の状態を確認してもらうとみなさんとっても驚きます。
自分の身体の状態をきちんと把握することはとても大切です。そしてその問題がある所のストレッチは痛みの改善やパフォーマンスアップには欠かせません。
今回は、特に多い「肩甲骨の動きの悪さを改善するストレッチ」をご紹介しますのでぜひご参考にしてみてくださいね(^^)
肩や肘を痛める選手は、肩甲骨の動きが悪いことが多いです。
この肩甲骨の動きの悪さは、肩の痛みだけを引き起こすわけではありません。
先日、肘が曲がらない伸びないという状態で来院された少年は、肩甲骨の動きが悪くて肘を過剰に使って投げることで肘を悪くしていました。
このように肩甲骨の問題は、肘や手首など様々な場所にも問題をおこします。
ぜひともみなさん今の自分の肩甲骨の状態を確認し、痛みの改善やパフォーマンスアップにつなげましょう。
ストレッチをしっかりとおこない肩甲骨の動きが良くなっても痛みが改善されない方は、他に痛みの原因がありますのでその際は当院にご相談ください.
目次
当院の野球肘、野球肩の治療
まず野球肩、野球肘の治療では、肩や股関節の動きをチェックしていきます。
特に肩甲骨、肩の内旋・外旋、股関節の動きは野球肩、野球肘との関連が深いので注意してみていきます。
肩の動きというのは「上腕骨」と「肩甲骨(肩甲胸郭関節)」の動きからなっています。
例えば肩を180度上げた時であれば肩甲骨が60度、上腕骨が120度動いているこということです。
肩は肩甲骨と連動していますので、肩甲骨の動きが悪くなれば、肩関節に負担がかかります。
肩関節の内旋、外旋の硬さ
肩関節の内旋、外旋という動きは投球動作にはとても大切な動きです。
この動きが悪くなることも、肩や肘に負担をかける原因になります。
例えば、投球動作のテイクバックには肩関節は「内旋」します。
そして肘が一番高い位置にくるトップポジションにかけて今度は「外旋」していきます。
この動きがスムーズにおこなえると、肩関節の負担や肘の負担が軽くなるので、痛みのリスクを減らすことができます。
股関節の硬さ
股関節の柔軟性というのも、肩や肘の痛みと大きく関係します。
股関節が硬くなると「早い開き」や「突っ込み投げ」など、上半身で投げるようなフォームになります。
上半身主体の投げ方は、当然肩や肘に負担がかかり、野球肩、野球肘の大きなリスクになります。
特に股関節の「内旋」と「開脚」といわれる動きが重要です。
これらの柔軟性は、軸足の「ため」や踏み出した足の「膝割れ」に関わっています。
力が入りやすいかどうか
いくら柔軟性があっても、投球フォームがよくても、筋肉に力の入りにくい状態で肩を振り回しているとそのうち肩や肘を壊す可能性があります。
例えば投げすぎて筋肉に疲労がたまると、持っている筋力を100%発揮できなくなります。
これを筋出力が低下した状態といいます。
投球フォームが悪く、ある一定の筋肉ばかりに負担をかけても、筋出力は低下してしまいます。
筋肉の出力を向上させ、ケガを予防するには、筋肉の疲労を回復させるケアや治療が欠かせません。
簡単なケアとしてはやはりストレット、そして筋肉を温めることが重要です。
ケアはとても大切ですが、ひどい野球肩や野球肘になると、ストレットをしてもマッサージをしても、鍼治療をしても筋肉の出力が上らないことも多いです。
この場合は、「神経筋促通法(PNF)」という筋出力を向上させる特別な整体をおこないます。
この治療法は、神経と筋肉とのつながりを良くして筋出力を向上させるというもので、プロ野球選手やオリンピック選手などのトップアスリートも受けている施術です。
投球フォームの問題
例えば、早い身体の開き、かつぎ投げ、肘下がり、上体の突っ込み、ひざ割れなどの悪い投球フォームになると、肩や肘を痛めやすいです。
フォームが悪いからといって、自分に合わないフォームを練習すると、さらに悪くなる可能性もあります。
例えば、肘が下がるからといって、単に「肘を上げて投げよう」と思って投げてもうまくはいきません。
この場合は「なぜ肘が下がっていのか?」という原因を考えて、その原因から改善することが大切です。
私はこれまでたくさんの投球指導をした着た経験から、一人一人のに合った投球フォームを指導しています。
野球肩や野球肘になる選手の多くがフォームに問題がありますので、フォーム改善は痛みを治すのにとても大切な作業となります。
野球肩や野球肘にお悩みのあなたへ
「そのうち治るだろうと思っていたら大事な試合に間に合わなかった」
「ケガをしてレギュラーになれなかった」
「ケガをして野球をやめようとおもっている」
当院に来られる選手からこのようなお話しを聞く機会も少なくありません。
実は私自身も、高校時代に野球肩に悩まされてきました。
当時は痛みを我慢して練習をおこなった結果、野球を続けられない状態になりました。
「どうして痛みが出るのだろう?」
「なんで治らないのだろう?」
「どんなトレーニングや治療がいいのだろうか?」
と、当時はいつも悩んでいました。
今でも「あの時にこうしていれば…」と後悔することがあります。
現在、そのような痛みでお悩みの子供や選手に、私と同じような後悔をしてほしくはありません。
どこに行ってもよくならない肩や肘の痛み、あきらめる前にぜひ一度私に相談してください。
あなたのお力になれるよう私が全力でサポートさせていただきます。
野球によるケガ、ピッチングに関するお悩みはこちら
【MORIピッチングラボ】
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)