野球肘になりにくい投げ方やストレッチ法をご紹介します。

みなさんこんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院の森です。

お盆休みにもなり夏の高校野球、甲子園が盛り上がりを見せていますね!
私も13年前ですがあの舞台に立ちました。今では夢でも見ていたんじゃないかと思うくらい過去の記憶になっています。笑

先日、高校生の野球部の選手が肘を痛めたということでご来院されました。
肘を診させていただくと、肘が曲がった状態で伸ばせなくなっていました。

よくよくみると、肘の筋肉がやや腫れていました。
話しを詳しく聞いてみると、2日前に筋トレで二の腕を使うトレーニングをたくさんして腕に強いはり感を覚えていたようです。
それでも試合で投げなければならないために無理していたところ、肘から腕にかけて激痛が走り、ボールも投げられないどころか肘が曲がった状態で伸びなくなってしまったとのこと。

どうやら肘の内側の靭帯を痛めているようです。(内側型の野球肘)

内側型の野球肘の一般的な治療では(安静や固定、電気治療、マッサージなどの保険治療)全治1ヶ月、ボールをまともに投げられるようになるまでに1ヶ月半から2カ月はかかります。

当院では野球肘に特化した治療をおこないますので、通常の期間よりもずっと早く良くなるケースが多いです。

幸いこの選手の場合は、初回の治療で肘が伸びるようになり、3回の治療でボールが投げられるようになりました。

最終的には2週間、計5回の治療で全力投球できるようになりました。
治療後のお喜びの声も快く書いてもらいました。

当院では保険を扱わず全ての治療を自費治療でおこなっております。
保険治療のようなお手軽さはありませんが、何とか1日でも早く治したい、どこに行ってもよくならない、本気で治したい、そう思われている方に最良の治療を提供しております。

そのうち治るだろうと思ったらなかなか良くならずに大事な試合に間に合わなかった、
ケガをしてから思うようなプレーが出来ずにレギュラーになれなかった、
選手生命を断たれてしまった、

このようなお話しを聞く機会も少なくありません。
私も長らく野球をしてきましたが、ケガをして大学での野球生活をあきらめました。
一生懸命、最後まで全力で頑張った結果夢がかなわなければ後悔もしませんが、全力で頑張れずに夢破れては後悔してもしきれません。

さて、今回のブログでは野球による肘の痛みについて解説させていただきます。
治療のポイントやストレッチもご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

野球肘とは?

野球肘にはいくつか種類があり、一般的には「外側型」「内側型」「後方型」の3種類に分類されます。それぞれ説明させていただきます。

内側型


内側型は骨の損傷と、筋肉や靭帯の損傷とがあります。
骨を損傷したものを「内側上顆はく離骨折」といいます。少年期の骨は弱く柔らかいので、筋肉に引っ張られ骨がはがれることがあります。
基本的には安静(投球禁止)で骨折は治ります。ただ、肘に負担をかける投げ方をしていると痛みを繰り返すことも多いです。

筋肉や靭帯を痛めたものを「内側靭帯損傷」や「内側上顆炎」といいます。
成長期の子供の場合は骨の成長が急速に進みます。骨の成長に比べ、筋肉の成長が遅いので筋肉と骨との付着部にかかるストレスが大きくなり痛みが出ます。
筋肉の成長が追いつくにつれ痛みも消失してきますが、投球やスポーツ活動を繰り返すことで痛みが長引くこともあります。

外側型

野球肘で最も注意が必要なのが、離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)です。
外側型は上腕骨小頭という骨が損傷し、進行してしまうと関節遊離体(関節ネズミ)という骨のかけらのようなものが関節の中に現れます。
骨の損傷が初期に発見できれば投球を禁止することで治りますが、初期は痛みを感じにくいので痛みをおぼえて病院を受診したことには骨折の進行が進んでいることが多いです。
外側型は検診などで早期に見つけることが大事です。基本的に治療は安静にするだけですが、整体治療で回復を早めることも期待できます。

後方型


上腕三頭筋という肘の後ろの筋肉に骨が引っ張られて、肘の後ろで炎症を起こすことがあります。
成長期の骨は弱いので骨と筋肉の付着部で炎症を起こしてしまうことがあるのです。
または投げ方の問題で、肘を過剰に伸ばしてリリースしていると、骨と骨とが衝突を繰り返し痛みを発生させるものもあります。

野球肘の治療

野球肘の治療で大切なことは、前腕筋の柔軟性や筋力を向上し、さらに投球フォームを改善することにより「肘に負担のかからない状態」を作ることです。
そうしなければ、たとえ安静にして炎症が治まっても、投げ始めるとまた痛みを引き起こしてしまいます。

当院での治療は、痛みの軽い場合は、投球を許可しながら治療することもあります。
しかし痛みが強い場合は投球を禁止して組織の修復、炎症の消失を図りながら整体治療、ストレッチ、トレーニングを行い柔軟性や筋力、身体の使い方など体の機能を高めていきます。

フォームに問題のある選手はフォームの改善も必要です。
私のおこなう治療では身体の機能を高め投球動作の改善を行うことで「痛みの出にくい体作り」そして「痛めた前の状態よりさらにパフォーマンスアップすること」を目指します。
投げられなくつらい時期もあるかもしれませんがさらなるレベルアップと思い頑張っていただけたらと思います。

野球肘にならない投げ方

肘を痛めやすい投げ方は主に2つあります。
一つは「身体の開きが早い投げ方」もう一つは「かつぎ投げ」といわれる投げ方です。

身体の開きが早くなったりかつぎ投げになると肘が下がり、上半身も前に突っ込んでしまいます。
肘が下がると、肘の筋肉や靭帯が引っ張られやすくなるので野球肘の原因になります。

右の写真は肘が下がり上体が突っ込んでいる

身体の早い開き、かつぎ投げを改善するには下半身の使い方が重要です。
詳しくは動画で解説しておりますのでぜひチェックしてみてください。

肘の痛みを改善するストレッチ

屈筋、伸筋ストレッチ

野球肘を改善するストレッチは、腕の筋肉の表側と裏側の両方を伸ばすことが大切です。
まず初めに手の平を下にして、前腕の伸筋のストレッチをおこないます。肘は伸ばして手前に引くようにストレッチをおこないます。
次に手の平を上に向けて、前腕の屈筋のストレッチをおこないます。同じく肘を伸ばし指先から伸ばすように意識しましょう。

屈筋尺側ストレッチ

今度は地面かベッドに手の平を置きます。この時に指先は自分の方を向くようにします。
次に、小指と薬指を持って屈筋が伸びるように引っ張ります。
こうすることで屈筋の小指側のストレッチができます。肘の内側が痛い野球肘では、この小指側の筋肉を伸ばすことが大切です。

いかがだったでしょうか。
軽度の肘の痛みであればこのようなストレッチをおこなうだけでも痛みが改善されます。
肘が痛いと思ったらまずはこのようなストレッチをおこなうとよいでしょう。

ただ、先ほどもご紹介した外側型(離断性骨軟骨炎)の野球肘は、発見が遅れると手術になることもあります。
子供は単なる痛みとしか認識していませんので、コーチや両親が注意を払う必要があります。
肘の痛みは単なる疲労と考えずに必ず専門家に相談しましょう。

当院では治療から、投げ方の改善、再発予防までしっかりと診させていただきます。野球肩、野球肘でお悩みでしたえら今すぐご相談ください。

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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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