【猫背の人必見!】ストレートネックの本当の原因とは?

みなさんこんにちは!
京都市北区 北野白梅町 円町近く もり鍼灸整骨院 院長の森です。

今回もみなさんの健康のお役に立つ情報をお伝えしていきたいと思います。

今回のテーマは「ストレートネック」についてです。

初めて聞くという方もいれば、知っているという方もいるでしょう。

まずは下の写真をみてください。

これがストレートネックの姿勢で「フォワードヘッド」とも呼ばれます。

いわゆる猫背ともいえますが、猫背の方でとくに首の湾曲が少なくなった場合をストレートネック、首が前に出た姿勢をフォワードヘッドといいます。

普通にしているだけでも疲れているような、元気がないような、いかにも「悪い姿勢」といった感じですよね。

この姿勢になると見た目が良くないのはもちろんのこと、肩こりや首こりの原因になります。

肩こりや首こりがなかなかよくならないという方は、今回の動画がとても参考になるかと思います。

また、この写真のような姿勢になっていて見た目が気になるという方もぜひ参考にしてみてください。

ストレートネックの原因

この悪い姿勢の原因は主に2つあります。

1つは、デスクワークのように体を前かがみにした姿勢を長くとること、

2つ目は、立っている時の体の重心です。

それぞれ解説していきます。

前かがみの姿勢

デスクワークや、下を向いたままの作業を長く続けることで、体の前側にある筋肉が硬くなります。

具体的には、大胸筋(だいきょうきん)、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)といった胸の前や首の前についている筋肉です。

大胸筋
胸鎖乳突筋

大胸筋が硬くなると肩が前に出るような「まき肩」になります。

胸鎖乳突筋という首の前についている筋肉が硬くなると、頭が前の方に引っ張られてしまいます。

つまり、体の前側の筋肉が硬くなることでそれに引っ張られるようにして、肩や頭が前に出るのです。

立っている時の重心

悪い姿勢の根本的な原因はこの重心にあるといっても過言ではありません。

特に問題になるのが「後方重心」といって、体の重心が後ろ寄りになることです。

人の体は無意識に重心を真ん中に保とうとします。

重心が後ろにかかりやすい人は、バランスをとるために上半身を前に傾けてバランスを保とうとします。

そうしなければ後ろにのけぞったような姿勢になってしまうからです。

股関節や足首が硬くなると重心が後ろ寄りになります。

ストレートネックの改善法

猫背やストレートネックを改善するには、前かがみで硬くなった筋肉を柔軟にすること、重心のバランスを整えることが大切です。

①大胸筋のストレッチ

まず下の写真のように腕を横にあげて、壁に手の平をつきます。指先は後ろに向けておきましょう。

猫背の方はこの姿勢を作るだけで腕の前側から胸の前側にかけて筋肉が引っ張られる感じが出ると思います。

次に、壁に手を当てたまま体を腕とは反対方向にひねります。

こうすることでより伸びている感じが出ます。

20秒ほどその姿勢をキープしたら今度は反対の腕も行いましょう。交互に2〜3回づつ行うと良いでしょう。

②胸鎖乳突筋のストレッチ

この筋肉はただ伸ばすだけのストレッチでは効果が薄いので、筋肉を指で圧迫しながら伸ばすストレッチを行います。

まずは胸鎖乳突筋を指でつまみます。

写真のようにつまむ方とは反対の手で、親指の腹と、親指以外の4本の指でつまみましょう。(赤いラインのあたりに4指を当てます)

左側をつまんだら、今度は筋肉をつまんだまま左側に首を回します。

そうするとつまんでいる筋肉が刺激され少し痛みが出ると思います。あまり痛過ぎればつまむ強さを調整し、心地よい痛みが出る程度にしましょう。

③足首のストレチ

重心を改善するには、足首と股関節を柔らかくすることが大切です。まずは足首のストレッチからです。

5センチほどの踏み台を用意します。本や雑誌を重ねてもよいでしょう。

ストレッチは片足ずつおこないます。かかとを地面につけて、前足を台にのせます。

ひざを伸ばし、腰もまっすぐに伸ばしましょう。そうすることでふくらはぎの筋肉がピンッと張る感じがわかると思います。

およそ10秒ほど伸ばしたら反対の足もおこないます。注意点として、つま先の向きとひざの向きはそろえるようにしましょう。

④股関節のストレッチ

まずは写真のように前足のひざをたて、後ろ足を伸ばした状態になります。

前足のひざは90度くらい曲げておきましょう。後ろ足の足首は地面に寝かせるようにします。

この状態から体を地面の方向に向かって沈めることで、伸ばしている足(後ろ足)の股関節の前にストレッチ感覚が出ると思います。

このストレッチを行うことで、股関節がやわからくなり重心が整います。

まとめ

猫背やストレートネックは、前かがみになることで硬くなった筋肉や、崩れたバランスを整えることで良い姿勢に戻すことができます。

ただ、筋肉が凝り固まっているものや、体のゆがみやねじれがあるせいで重心が崩れている場合は、治療でその筋肉の硬さや、体のねじれ、ゆがみを治さなければなりません。

本気で肩こりや首こりが辛い、なかなか治らない、姿勢の悪さが気になる、そのような方は一度もり鍼灸整骨院にご相談いただければとお思います。

こちらの動画でも猫背について解説しています。ぜひご覧になってください。

ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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